第2章 高齢社会対策の実施の状況

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第2節 分野別の施策の実施の状況

3 社会参加・学習

○高齢者の社会参加と生きがいづくり

高齢者の生きがいと健康づくり推進のため、地域を基盤とする高齢者の自主的な活動組織である老人クラブ等や都道府県及び市町村が行う地域の高齢者の社会参加活動を支援した。特に、平成26年度においては、子供たちの土曜日の教育活動を充実させるため、多様な経験や技能を持つ高齢者を含む地域住民や企業等の協力を得て、体系的・継続的な教育プログラムを実施する「土曜日の教育活動」を推進した。

○高齢者の社会参加活動に資するICT利活用の推進

超高齢社会がもたらす政策課題を解決し、新たな社会モデルの確立に向けた情報通信技術(ICT)利活用の推進方針を検討するため、平成26年7月に「スマートプラチナ社会推進会議報告書」を取りまとめ、当該報告書に基づき、医療・介護分野のデータを共有・活用するための医療・介護情報連携基盤の全国展開や健康寿命の延伸を実現するICT健康モデル(予防)の確立に向けた取組等を実施した。

○市民やNPO等の担い手の活動環境の整備

市民の自由な社会貢献活動を促進するため、拡充された寄附税制の活用促進や改正特定非営利活動促進法の円滑な施行・周知に向けて取り組んだ。また、内閣府NPOホームページなどで、市民活動に関する情報の提供を行うととともに、NPO等による地域の絆を生かした共助の活動を推進するため、「共助社会づくり懇談会」を開催した。

○生涯学習の基盤の整備

「全国生涯学習ネットワークフォーラム(メインフォーラム)」を平成26年11月に開催し、行政、大学等の教育機関、生涯学習に関するNPOなどの民間の団体、企業等の関係者が一堂に会し、多用な主体が協働した地域づくり・社会づくりについての研究協議等を行い、その成果を発信するとともに、継続的な取組が推進されるよう、様々な分野にまたがる関係者等のネットワーク化を図った。

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