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平成18年度バリアフリー化推進功労者表彰式(第5回)

受賞者概要


コクヨ株式会社かぶしきがいしゃ

大阪府大阪市東成区大今里南おおさかふおおさかしひがしなりくおおいまざとみなみ6−1−1)

○事務用品の「ユニバーサルデザイン」取り組み企業ナンバーワン(約800品目)
※ユニバーサルデザイン:障害の有無、年齢、性別、人種等にかかわらず多様な人々が利用しやすいよう都市や生活環境をデザインする考え方

【講評】
 高齢化の進行などにより、多くの人にとって安全で使いやすい製品が必要になる時代が来るという考えのもと、平成9年に「コクヨ・ユニバーサルデザインガイドライン」の作成に取り組んだことをきっかけに文具やオフィス家具でユニバーサルデザイン製品の開発に着手。現在文具では約800品目のユニバーサルデザイン製品を販売している。公平性(誰でも公平に使える)・柔軟性(多様な使い手や使用環境に対応し、使う際の自由度が高い)・身体負担の軽減(身体負担を感じずに快適に使えること)などの項目について改善をチェックし、使いやすく安全な製品の提供に努めている。
 また、教材キットを用いた学校授業による啓発・普及活動も行っている。みんなが使いやすく、バリアのないモノづくりでバリアフリー社会の早期実現を目指している。

ハサミの画像 プニョプニョピンの画像
バネの力で指への負担を軽くするハサミ 針が直接、指に触れないプニョプニョピン
カドケシの画像
カドが28個あり、細かい部分を正確に消せるカドケシ

ケア青森あおもりねぶた「じょっぱりたい

青森県東津軽郡平内町大字小湊字薬師堂あおもりけんひがしつがるぐんひらないまちおおあざこみなとあざやくしどう63−23)

○青森ねぶた祭りに障害者が車いす等で参加できるよう支援(平成18年の車いす参加者は28人、ボランティアは246人)

【講評】
 高齢者や障害者が生き生きと健やかに暮らせる参加型地域社会を目指して、地域の有志、施設や医療関係者、学生などからなる「ケア付き青森ねぶた実行委員会」を平成8年に発足させた。「私が主役・みんなが主役」をスローガンに、年齢や障害の区別なく、日本の代表的な祭りである「青森ねぶた」に車いす等で参加できるよう支援している。年齢や障害の枠を取り外して参加者を募集しており、「ねぶた」に参加してみたい、みんなと楽しみたいと思う人ならば誰でも参加が可能である。
 活気溢れる祭りの場に車いすで高齢者や障害者が参加することや活動に加わった家族、ボランティア一人一人の実践が、地域社会のハード面や心のバリアを無くす機会であり、高齢者や障害者に勇気と希望を与えている。

ねぶた祭りに参加する障害者とボランティア達の写真1 ねぶた祭りに参加する障害者とボランティア達の写真2
ねぶた祭りに参加する障害者とボランティア達

京王電鉄株式会社けいおうでんてつかぶしきがいしゃ

東京都多摩市関戸とうきょうとたましせきど1−9−1)

○計画段階から障害のある方々などの要望を取り入れてトイレを改修、フロアごとに様々なデザインコンセプトを採用し「居心地の良い空間」創りを推進

【講評】
 京王電鉄株式会社では、安心して安全・快適に楽しくお買い物ができる「居心地の良い空間」を創出するため、京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターのトイレ改修に当たって、計画段階からお客様アンケートやユニバーサルデザイン会議等を開催し、障害のある方を始め、多くの方々からの意見・要望を取り入れて施設整備を行った。竣工後も継続的に再検証を実施し、その結果を京王百貨店新宿店等のトイレ改修にも活かしている。
 また、トイレについては、フロアごとに様々なデザインコンセプトを採用することにより、お客様に「お気に入りのトイレ」を選んで利用してもらい「居心地の良い空間」創りを推進した。従業員もトイレをきっかけとしてバリアフリー、ユニバーサルデザインへの理解が深まったことから、トイレ自体が従業員とお客様とのコミュニケーションツールとなり、今まで以上にお体の不自由な方への積極的なお声がけを行えるようになった。

トイレの画像1 トイレの画像2
遊び心を演出した「だれでもトイレ」 和をテーマにした雰囲気のあるトイレ

公立豊岡病院組合こうりつとよおかびょういんくみあい

兵庫県豊岡市戸牧ひょうごけんとよおかしとべら1094番地ばんち

○車いすを用いて事前に検討を行った病室設計など安全かつ快適な病院施設建設、運営も工夫して適切な説明・案内に努める

【講評】
 旧病院の老化に伴う病院の移転・新築に際して、障害者用駐車場・屋外通路等に融雪措置や屋根を設けた。また、病室も事前に車いすを使用してベッド間隔などを検証し、使いやすいものにするなど、誰もが安全かつ快適に使える病院施設を建設した。廊下やホールには、大きくはっきりとしたサインを設け、場所の認識が容易になるよう工夫している。また、ソフト面においても接遇の向上や病院ボランティアの協力により適切な説明・案内ができるよう努めている。
 平成17年5月の開院後、70万人を超える患者に利用され、利用者からも高い評価を受けている。今後とも患者や医療機関関係者など利用当事者の意見を的確に反映し、使いやすい施設を目指していく。

バス停や障害者駐車場にかけて設置された屋根の画像 車いすでの利用や移動に配慮された病室の画像
バス停や障害者駐車場にかけて設置された屋根 車いすでの利用や移動に配慮された病室

特定非営利活動法人とくていひえいりかつどうほうじん シーエス障害者放送統一機構しょうがいしゃほうそうとういつきこう

大阪府大阪市北区東天満おおさかふおおさかしきたくひがしてんま2−7−12 スターポート)

○聴覚障害者向けのテレビ放送、災害時には緊急災害放送で災害ニュース生番組に独自のリアルタイム字幕・手話をつけて配信

【講評】
 阪神淡路大震災の際に聴覚障害者が十分に情報を得られなかったことを教訓とし、災害時の聴覚障害者独自の情報ネットワークを構築することを目的に組織を立ち上げた。聴覚障害者向けの手話と字幕の番組「目で聴くテレビ」の制作と配信を行うとともに、災害時の聴覚障害者に対する情報活動として、CS通信での緊急災害放送に力を入れるなど、障害者の情報バリアフリー化に貢献している。
 また、テレビ放送ではほとんど付与されていない災害ニュース生番組に対する独自のリアルタイム字幕・手話通訳を配信している。聴覚障害者が番組制作・情報発信に参画し、健聴者と力を合わせて取り組んでいる。

「目で聴くテレビ」の番組の画像1 「目で聴くテレビ」の番組の画像2
「目で聴くテレビ」の番組の例

とっておきの音楽祭実行委員会おんがくさいじっこういいんかいSENDAI

宮城県仙台市青葉区本町みやぎけんせんだいしあおばくほんちょう3−5−22−1F)

○障害のある人もない人も共に演奏を楽しむ屋外での音楽祭を毎年実施
(平成18年6月に開催した6回目となる音楽祭では出演者数約1500人、ステージ数23、観客数約14万人)

【講評】
 障害のある人、ない人、子供も高齢者も一緒に商店街や公園で歌い演奏し、音楽を通して「心のバリアフリー」を広げている。障害のある人への音楽サポート(演奏指導、共演、障害がある人が作詞したものへの作曲)や、音楽キャラバンによる宮城県内各地でのコンサート開催など、1年を通して活動を行っている。
 「とっておきの音楽祭」は平成13年から毎年開催されており、こうした取り組みは宮城県内外に広がっている。会社員、ミュージシャンなど福祉の専門家でない人たちもボランティアで参加し、「音楽でバリアを打ち壊せ!」という合言葉で「心のバリアフリー」の輪を広げ続けている。「心のバリアフリー」の実現を全国的に普及するため、全国各地で同様の趣旨の音楽祭を開催するように働きかけ、秋田市、会津若松市など県内外の6都市でもこうした音楽祭が開催されるまでになり、今なおその輪を拡大し続けている。

音楽祭の様子1 音楽祭の様子2
ステージは、ストリートです 街中に人と音楽があふれ,みんな笑顔で楽しみます

富山とやまライトレール株式会社かぶしきがいしゃ

富山県富山市城川原とやまけんとやましじょうがわら3−3−45)

○日本初の本格的なLRT導入による地域の公共交通機関の再生
※LRT:低床式車両の活用や軌道・電停の改良による乗降の容易性、定時性、速達性、
快適性などの面で優れた特徴を有する次世代の交通システム

【講評】
 富山市では、今後の人口減少、地域の活性化や環境問題に対応するため、JR富山港線を路面電車化し利便性を向上することにより、誰もが利用しやすい公共交通機関としての再生を目指した。平成18年4月に開業した富山ライトレールは、全車超低床車両により運行する日本初の本格的なLRT(次世代型路面電車システム)である。車両の床は地上30cmで、ホームの高さと同じに設計している。乗降口との段差はなく、隙間もわずかなので、車いす使用者やベビーカー利用者でも安全にスムーズな乗り降りが可能である。
 開業後の概ね半年間で約100万人が乗車しており(1日の平均利用者数は開業前の2倍以上となる約5100人)、市民からも「まち全体の明るさが戻った」と評価されている。

ホームと床面との段差がない全低床車両の写真 岩瀬浜駅の写真
ホームと床面との段差がない全低床車両と見やすい乗降口案内表示 同一ホーム上でのバスとの円滑な乗り継ぎが可能な岩瀬浜駅

平田観光株式会社ひらたかんこうかぶしきがいしゃ

沖縄県石垣市美崎町おきなわけんいしがきしみさきちょう番地ばんち

○車いす8台搭載可能なリフト付大型観光バス導入、介護福祉士等のツアー同行によりすべての人が楽しめるバリアフリー観光を推進

【講評】
 年齢や国籍、障害の有無に関わらずすべての人が楽しめるバリアフリー観光を目指している。平成15年から社内にプロジェクトチームを設けて、バリアフリー観光に取り組んできた。車いす8台まで搭載可能な大型観光バス(社内で映写する観光ビデオには字幕をつけている)を導入したほか、社内に筆談ボードを置いたバリアフリー観光相談窓口を設置したり、福祉に関する人材育成にも力を入れ、旅行者の希望に応じて介護福祉士等の有資格者や社内研修を終えた社員等をツアー介助者として同行させている。
 これらの取組みにより、地元観光業界でのバリアフリーに関する意識も高まりつつあり、他の観光関連業者や船会社と連携するなどバリアフリー化推進活動に貢献している。

観光バスの車内の写真 資格取得者の写真
車イスで乗ることができる観光バスの車内 福祉に関する資格取得を促進

THE MAGICALマジカル TOYトイ BOXボックス

東京都世田谷区松原とうきょうとせたがやくまつばら6−38−27 東京都立光明養護学校内とうきょうとりつこうめいようごがっこうない

○障害のある子どもたちにも操作可能な器具の開発・研究、体験セミナーなどを通して成果の提供・伝達にも努める

【講評】
 障害のある子どもたちの意欲を引き出すため、スイッチ類やおもちゃを改造したり、パソコンソフト等も活用して、障害にあった操作ができるようにするための研究とその成果を広げるための活動を行っている。
 この活動を通して、障害のある子どもたちがコミュニケーションへの興味や関心を深めるとともに、今までコミュニケーションのとれなかった子どもたちが自分の意思を表現する機会が増えている。研究の成果を書籍にまとめることにより、具体的な利用法がわかりやすくなるようにしている。また、年に2回のイベントでは、講演会、おもちゃの制作講座や体験セミナーを行い、全国から参加する子どもたち、親、教師、福祉関係者などに成果を提供、伝達する活動を行っている。

イベントでの展示の様子 開発したひもスイッチでおもちゃを操作する様子
イベントでの展示の様子 開発したひもスイッチでおもちゃを操作する様子

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