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平成20年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰式(第7回)

受賞者概要


内閣総理大臣表彰(2件)

品川区立戸越台中学校(しながわくりつとごしだいちゅうがっこう)

(東京都品川区戸越(とうきょうとしながわくとごし)1−15−23)

-中学校と福祉施設の複合施設として新校舎が完成したのを機に、生徒と高齢者との交流を年間を通して活発に行うなど、心のバリアフリーを実践。

【講評】
 1996年に中学校と福祉施設の複合施設として新校舎が完成したのを受けて、学校、戸越台ホーム、品川区の三者で交流部会を設置し、学校行事と戸越台ホームの交流可能な行事を検討した。その中から運動会、合同防災訓練、校内作品展、七夕交流会、筝の演奏会、屋上緑化園の一部管理などにおいて、毎年度定期的に交流を行うことで、多くの高齢者に喜んでもらうとともに、生徒の心の成長に欠かせない取組みとなっている。
 また、学校授業・市民科の時間を使い、高齢者模擬体験や介護体験を行うことで、生徒が高齢者への理解を深めるなど、全校をあげて教育活動に取り組んでいる。

「段差を解消した広い廊下」  「車椅子に乗ったまま入れるトイレ」
「段差を解消した広い廊下」 「車椅子に乗ったまま入れるトイレ」
「車椅子に乗ったまま使用できる手洗い」 「生徒と戸越台ホームとの交流行事」
「車椅子に乗ったまま使用できる手洗い」 「生徒と戸越台ホームとの交流行事」

富士(ふじ)ゼロックス株式会社(かぶしきがいしゃ)

(東京都港区赤坂(とうきょうとみなとくあかさか)9−7−3)

-弱視の児童・生徒のために拡大教科書を手作りで作成するボランティア団体に対して、全国の販売拠点において無償でカラー複写機と教科書づくりの場の提供を行っている。

【講評】
 全国の拠点網と複写機製造・販売という企業特性を活かして、バリアフリー社会の実現に寄与する社会貢献プログラムとして、1989年から約20年間にわたり活動を継続している。
 また、2007年度にはボランティア団体に対して、拡大教科書のデジタル製作手法の講習会を開催するとともに、2008年度にはボランティア団体による「拡大写本のつどい 関西大会(全国拡大写本教材製作協議会総会)」の開催に協力するなど、活動の範囲を拡大している。
 2007年度においては、全国の主要な拡大教科書作成ボランティア82団体が活用し、全国48拠点で79万枚のカラーコピーを無償で提供するなど、全国の弱視の児童・生徒のための拡大教科書の普及に寄与している。 

「製作作業中のカラーコピー機」   「拡大教科書をデジタル製作」
「製作作業中のカラーコピー機」 「拡大教科書をデジタル製作」

内閣府特命大臣表彰優良賞(5件)

イオン九州株式会社(きゅうしゅうかぶしきがいしゃ)イオン鹿児島(かごしま)ショッピングセンター

(鹿児島県鹿児島市東開町7番(かごしまけんかごしましとうかいちょう7ばん))

-ショッピングセンターを利用する様々な障害を持つ人の意見・要望を取り入れるとともに、高齢者や妊婦など誰もが利用しやすい高いレベルのユニバーサルデザインを取り入れた施設を整備。

【講評】
 2007年に開業した駐車場部分を含む延床面積が12万平方メートルを超える大規模施設において、施設整備の計画段階から行政だけでなく、利用者として幅広い障害者団体ときめ細かな協議を行い、十分に要望を把握しながら施設整備を進め、可能な限り施設配置、カラーリング、サイン等の多くの項目に取り入れ、結果として高齢者や障害者だけでなく、病弱な人や子育て世代など多くの人々に優しい施設を建設した。
 具体的には、(1)一般用駐車場とは分離された体が不自由な人の専用駐車場21台分の整備、(2).腎臓疾患患者への対応としてCAPD(持続携帯式腹膜透析)が出来るよう救護室に対応用設備を準備、(3)視覚障害者のためにトイレ入口に人感知センサーの音声ガイダンスと触知案内板を設置するなど、よりレベルの高いユニバーサルデザインを取り入れた施設を整備している。

「体が不自由な人の専用駐車場」     「体が不自由な人の専用駐車場・専用ゲート」
「体が不自由な人の専用駐車場」     「体が不自由な人の専用駐車場・専用ゲート」

泉北若松台(せんぼくわかまつだい)AB住宅団地管理組合(じゅうたくだんちかんりくみあい)

(大阪府堺市南区若松台1丁1番(おおさかふさかいしみなみくわかまつだい1ちょう1ばん))

-住民の高齢化等に伴い、共用部分の段差解消等の必要が生じたことを契機に、住民の合意形成を図り、共同住宅の長期修繕計画の中に、バリアフリーに関する視点を盛り込むことにより、誰もが住みやすい住宅づくりの取組みを進めた。

【講評】
 昭和40年代に建築・分譲された共同住宅を、住民の高齢化、建物の老朽化に伴い、共用部分の段差解消等の必要が生じたことを契機に、「大阪府福祉のまちづくり条例」に基づき、2006年度時点での基準に適合するよう改修を行った。団地内の段差解消を始め、エレベーターの視覚障害者対応設備設置、車椅子使用者用駐車区画の整備等、様々な人が安心して住める整備を行った。また、団地内通路から公共用歩廊を通じ、近隣駅やショッピングセンター、図書館等まで段差なく移動することが可能となった。
 区分所有された共同住宅の改修に際しては、住民の合意形成が重要であるが、約450戸の住民の合意形成を図り、計画修繕と併せてバリアフリー化による修繕を進め、現在の区分所有共同住宅における課題を解決していく取組みは先導的なものである。

「スロープを設置して段差解消」   「車椅子使用者用駐車区画」
「スロープを設置して段差解消」   「車椅子使用者用駐車区画」

全国障害学生支援(ぜんこくしょうがいがくせいしえん)センター

(神奈川県相模原市上鶴間本町(かながわけんさがみはらしかみつるまほんちょう)3−14−22田園(でんえん)コーポ3号(3ごう))

-全国すべての大学に障害のある学生の受入状況等を調査し、その情報を提供することにより、障害のある学生が教育を受け、その能力を最大限に発揮して社会参加できるよう支援を行う。

【講評】
 全国すべての大学に障害のある学生の受入状況の調査等を行い、大学の設備等ハード面の状況だけでなく、受験の可否や相談窓口の有無、授業での配慮等学生生活全般にわたる情報なども含め、その結果は「大学案内 障害者版」として書籍及びインターネットで広く情報提供することにより、障害のある学生の支援だけでなく、大学側の理解促進にも寄与している。
 また、障害のある学生同士の交流と情報交換等を目的とした「障害をもつ学生交流会」の開催、障害学生メーリングリストの運営なども行っている。    
 センターのスタッフ3名全員が障害のある方々で、自ら障害がありながら、大学で学ぶことの難しさ・素晴らしさを自身をもって知り、大学進学に不安を抱える障害のある人たちの悩みや疑問に答えようと、ボランティアの協力を得ながら運営しているものであり、障害のある学生の自立と社会参加に大きく寄与する活動を行っている。

「全国障害学生支援センターのポスター」  「大学案内 障害者版」
「全国障害学生支援センターのポスター」     「大学案内 障害者版」

豊中市(とよなかし)

(大阪府豊中市中桜塚(おおさかふとよなかしなかさくらづか)3−1−1)

-市内にある13の駅すべてについて、駅を中心とした重点整備地区の基本構想を策定し、バリアフリー事業を推進。

【講評】
 2001年から2006年までの間に、市内にある13の駅すべてについて、駅を中心とした10の重点整備地区の基本構想を策定し、バリアフリー事業の推進に取り組んでいる。事業実施に当たり、設計・工事段階で障害当事者(チェックパーソン)により、現地・図面のチェックを受けることによって、より利用しやすい施設づくりを行うための方策として「バリアフリーチェックシステム」制度を作り、事業推進を行っている。
 また、基本構想策定後、各地区の基本構想策定に関係した高齢者、障害当事者、市民代表者、事業者等により組織した「バリアフリー推進協議会」を設置し、スパイラルアップを図っている。さらに「とよなか交通バリアフリーニュース」の発行や豊中市ホームページに「交通バリアフリー」のサイトを設け、市民等にバリアフリーの取組みについて、積極的に情報提供を行っている。

「駅ホームから改札までスロープを設置して段差解消」   「駅入口にスロープを設置して段差解消」
「駅ホームから改札までスロープを設置して段差解消」   「駅入口にスロープを設置して段差解消」

横浜市交通局(よこはましこうつうきょく)

(神奈川県横浜市中区港町1丁目1番地(かながわけんよこはましなかくみなとちょう1ちょうめ1ばんち))

-市営地下鉄グリーンライン構内サインに、色弱の人にも分かりやすく判別できるカラーユニバーサルデザインを取り入れ、色覚の個人差を問わず、見やすく分かりやすいデザインを実現。

【講評】
 色弱の人は、国内に300万人いると言われているが、交通路線網の識別など多種の色を使用し表現した交通施設の案内サインは、必ずしも分かりやすいサインとはいえなかった。市営地下鉄グリーンライン構内に設置するサインは、特定非営利活動法人カラーユニバーサルデザイン機構の協力を得て、路線の色彩表現、線表現の工夫、背景色のコントラストなど、色彩が複雑になりがちな6種類(交通案内図、運賃表、行先案内図、所要時間案内図、構内案内図、トイレ案内図)のサインに、色弱の人にも分かりやすく、色覚の個人差を問わず、分かりやすいデザインを実現した。
 また、施設整備の計画段階において、視覚障害者団体による構内の実寸検証を実施し、さらに開業前の施設確認においては、障害者や介助者に内覧会を実施し、実際に使用する上での不具合等を改善するなど、利用者の意見を反映したバリアフリー化を進めている。

「カラーユニバーサルデザインを使用した運賃表・構内案内図」  「車両の全入口の段差を解消」
「カラーユニバーサルデザインを使用した運賃表・構内案内図」  「車両の全入口の段差を解消」

内閣府特命大臣表彰優良賞(9件)

池野通建株式会社(いけのつうけんかぶしきがいしゃ)

(東京都北区岸町(とうきょうときたくきしまち)1−9−4)

視覚障害者の自立歩行を支援する「音声標識ガイドシステム」の開発と普及に、四半世紀にわたり取り組み、施設の入口や駅構内の改札口・券売機などが歩行中に分からなくなった場合などに、情報を音声で入手しやすくすることにより、視覚障害者の安全な歩行に貢献。

五木村立五木中学校(いつきそんりついつきちゅうがっこう)・
熊本県立人吉高等学校五木分校(くまもとけんりつひとよしこうとうがっこういつきぶんこう)

(熊本県球磨郡五木村甲(くまもとけんくまぐんいつきむらこう)2913−1)
(熊本県球磨郡五木村甲(くまもとけんくまぐんいつきむらこう)2672−61)

中学校、高校の同時移転改築に伴い、一体型の校舎を建設する設計段階から、怪我で一時的に車椅子を使用する生徒や高齢者などを想定して、施設の使い勝手を検証する等、学校施設すべてがユニバーサルデザインを考慮して設計。五木村は村民による村民のための優しい村づくりを積極的に推進。

株式会社袖ヶ浦自動車教習所(かぶしきがいしゃそでがうらじどうしゃきょうしゅうじょ)

(千葉県木更津市坂戸市場(ちばけんきさらづしさかどいちば)1855番地1(ばんち1))

高齢者の外出支援策として、袖ケ浦市が無料の移送サービスを行うため、市内に送迎ルートを持つ自動車教習所の教習生送迎バスの空いている席を利用して、高齢者を移送することに自動車教習所が協力し、交通手段を持たない高齢者の日常の足代わりとして貢献。

特定非営利活動法人(とくていひえいりかつどうほうじん)

伊勢志摩(いせしま)バリアフリーツアーセンター

(三重県鳥羽市鳥羽(みえけんとばしとば)1丁目2383−13 鳥羽一番街1階(とばいちばんがい1かい))

伊勢志摩の宿泊施設及び観光施設のバリアフリー調査を行い、観光で訪れる障害者や高齢者の状況・欲求に合わせた消費者の視点によるバリアフリー観光の案内業務を行うことにより集客を伸ばし、宿泊施設や公園などの改修にもアドバイスを行うなど、観光地のバリアフリー化を推進。

特定非営利活動法人(とくていひえいりかつどうほうじん)

市民生活支援(しみんせいかつしえん)センターふくしの家(いえ)

(佐賀県佐賀市鍋島(さがけんさがしなべしま)3丁目3番20号鍋島(3ちょうめ3ばん20ごうなべしま)シェスト3階(かい)

託児所として、早朝夜間や一時預かりに24時間対応できる託児サービス、障害の有無に関わらず同じ環境で行う保育サービス、一時的な出張保育や送迎に対応するベビーシッター事業など、多様化する託児ニーズに対して、誰もが安心して利用できる託児サービスを提供。

特定非営利活動法人(とくていひえいりかつどうほうじん)

はままつ子育て(こそだて)ネットワークぴっぴ

(静岡県浜松市中区富塚町(しずおかけんはままつしなかくとみつかちょう)1406番地の10)

浜松市の子育て支援情報ホームページ「ぴっぴ」を浜松市と協働で運営。浜松市が提供する保健、福祉、医療、教育といった行政情報と併せて、団体スタッフが取材・収集した子育てに関する地域情報などをミックスして、市民が分かりやすく、使いやすいホームページを運営し、アクセス件数が月5万件を越えるなど、実際に役立つ情報として機能。

特定非営利活動法人(とくていひえいりかつどうほうじん)

プロジェクトゆうあい

(島根県松江市殿町(しまねけんまつえしとのまち)8−3 島根県市町村振興センター2階(しまねけんしちょうそんしんこーせんたー2かい))
松江市等におけるバリアフリーマップの製作、バリアフリー啓発ビデオの製作、公共施設、宿泊施設等へのバリアフリー研修の実施、障害者が旅行する際の人的支援事業など幅広く取組むことで、市民、事業者、行政の意識啓発を広く図っている。また、視覚障害者の支援に関して、触覚ディスプレイや微弱電波音声案内システムの普及を全国に向けて展開。

ピュア・フィールド風曜日(かぜようび)

(北海道川上郡弟子屈町弟子屈原野(ほっかいどうかわかみぐんてしかがちょうてしかがげんや)419−64)

高齢化社会という時代背景の中、「だれでも安心して泊まれるホテルの運営」を今後の北海道観光のあり方を示す方向の一つという考えの下、創業当初から全館ユニバーサルデザインに取り組んだ施設。車椅子利用者でも安心して楽しめる観光ルートや観光スポットの発掘・紹介なども行い、ユニバーサルデザインの観光地つくりに貢献。

北極(ほっきょく)しろくま堂(どう)有限会社(ゆうげんがいしゃ)

(静岡県静岡市葵区西草深町(しずおかけんしずおかしあおいくにしくさぶかちょう)20−11)

当初は外国から輸入した赤ちゃん用抱っこ具を販売していたが、利用者の要望を受け、改良を重ね、現在は自社製で安全性にも配慮した「赤ちゃん用スリング(抱っこひも)」を提供。スリングの使い方を直接指導する講習会なども開催している。また、昔ながらの「おんぶひも」も提供しているが、通常の商品とは別に障害児用の商品も製造するなど、子育てのバリアフリー・ユニバーサルデザインに寄与。


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