平成22年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰式(第9回)受賞者概要
(五十音順)
特定非営利活動法人 Color Universal Design Organization(略称:CUDO) 東京都千代田区(経済産業省推薦) |
色覚の多様性に配慮し、できるだけ多くの人に分かりやすい適正な視覚情報づくりを行うカラーユニバーサルデザイン(CUD)を推進している。特に300万人を超える色弱者への対応を活動中心軸とし、色弱者本人によるCUDモニター・検証事業、印刷物を始め地図、案内図などへの認証マーク(CUDマーク)の発行、相談・助言、情報提供事業等を独自に行い、我が国におけるCUDの推進を先導し、普及に尽力。 |
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日本理化学工業 株式会社 神奈川県川崎市(経済産業省推薦) |
昭和35年に初めて知的障害者を雇用して以来、障害者にとっても働きやすい職場環境づくりに尽力し、現在、会社員70余名中7割に当たる重度を含む知的障害者が、責任を持って仕事に取り組む企業を実現。 また、製品開発にも積極的に取り組み、エコ商品としてのホタテ貝殻入りのダストレスチョークや、色弱者にも見やすいeyeチョークは高く評価されている。 |
株式会社 サン工芸 京都府久御山町(厚生労働省推薦) |
視覚障害者の自立歩行を支援する点字サイン(点字案内板、手すり用点字標示板等)を我が国で初めて開発し、実用化を図るとともに、全国への普及促進に努め、視覚障害者の社会参加に貢献。 |
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株式会社 特殊衣料 北海道札幌市(経済産業省推薦) |
てんかんを抱える子ども、障害者等の頭部を守るヘルメットに代わって、普通の帽子とほぼ外観が同じ頭部保護帽「アボネット」を始め、福祉用具の開発、製造を行い、障害者、高齢者等の日常生活の質の向上に貢献。 |
株式会社 日立製作所 ユニバーサルデザイン出前授業プロジェクトチーム 東京都千代田区(経済産業省推薦) |
ものづくりの大切さと、ユニバーサルデザインの考え方を社会に広めることを目的に、子どもを対象としたユニバーサルデザインの出前授業活動をボランティアで行い、その普及に尽力。 |
東京電力 株式会社 東京都千代田区(経済産業省推薦) |
IH(Induction Heating(電磁誘導加熱))クッキングヒーターについて、誰にでも、使いやすい、ユニバーサルデザインの視点による製品の改良をメーカーに促し、高齢者や障害者等のより安全・安心な調理の実現に尽力。 |
特定非営利活動法人 ウィズアス 兵庫県神戸市(神戸市推薦) |
障害者や高齢者とその家族が共に楽しめる旅行の支援、特にソフト面で支えることに重きをおいてツアーを企画する等、ユニバーサルツーリズムの推進に尽力。 |
有限会社 アイ・シー・アイデザイン研究所 大阪府守口市(経済産業省推薦) |
ペットボトル等に入った飲料が、倒しても漏れず、寝たままでも、こぼさず飲むことができる「シリコンキャップKissシリーズ」等を製品化し、寝たきりの方々、高齢者等の日常生活の利便の向上に尽力。 |
あい・あーる・けあ 株式会社 東京都葛飾区(厚生労働省推薦) |
下肢障害者の車に付ける手動運転装置にについて、固定式でなく、我が国で初めて、容易に取り外しが可能な着脱型の製品を開発。装着する車の時宜に応じた買い替えや、健常者との共有、レンタカーへの装着が容易となり、車のバリアフリー化に寄与。 |
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刈谷市総合文化センターアイリス 愛知県刈谷市(愛知県推薦) |
利用者の意見を施設計画の段階から取り入れ、ユニバーサルデザインの視点から施設設計、整備を行い、障害者や高齢者も利用しやすい、文化振興と生涯学習の拠点を実現。 |