バリアフリーに関する関係閣僚会議

バリアフリーに関する関係閣僚会議(第6回)議事要旨

平成20年3月28日
8:10~
於:院内大臣室(閣僚応接室)

発言要旨

  • 内閣府特命担当大臣
    • ○ 「子育てバリアフリー」や仕事と生活の調和の推進を始めとする働き方の改革は、まさに、国民一人ひとりが自立しつつ互いに支え合う共生社会の実現につながるものです。
    • ○ 特に、「心のバリアフリー」を推進することにより、妊婦、子ども及び子ども連れの方々を周囲の人が自発的に支えることできるよう、施策を推進することが重要です。
    • ○ 今回改定される要綱を踏まえ、関係府省と連携しながら、仕事と生活の調和を推進するとともに、子育てに優しい国づくりに向け、さらに取組を進めてまいります。
  • 総務大臣
    • ○ 本推進要綱では、「情報」の分野について、新たに項目立てを行っているが、ICTを活かして高齢者や障害者が暮らしやすい社会づくりを進めることは重要。
    • ○ 具体的には、障害者等から要望の強い字幕・解説放送番組について、昨年10月に20年度以降10年間の拡充目標を定めた新たな指針を策定したところであるが、今後とも、情報バリアフリーに向けた取組を充実させる必要があると考えており、関係省庁とも協力しながら進めて参りたい。
  • 文部科学大臣
    • ○ 文部科学省では、学校をはじめとする文教施設は地域の重要な公共施設であるとの観点から、施設のバリアフリー化を推進している。
    • ○ また、学校教育においては、障害のある児童生徒等の自立と社会参加に必要な力を養うため、一人一人の教育的ニーズに対応した適切な教育を行う「特別支援教育」を推進するとともに、児童生徒と障害者、高齢者等との交流の推進などに努めている。
    • ○ さらに、障害者や高齢者等をはじめ、国民一人一人が生涯にわたって学べる社会の実現に向け、生涯学習の振興を図っている。
    • ○ 今後とも、高齢者や障害者を含むすべての人のためのハード・ソフト両面におけるバリアフリー・ユニバーサルデザイン施策を積極的に推進してまいりたい。
  • 厚生労働大臣
    • ○ 厚生労働省においては、少子高齢化が進む中で、障害者、高齢者、子育て世帯などに対するバリアフリー・ユニバーサルデザイン情報の普及や雇用・就業の支援など、様々な施策に取り組んでおります。
    • ○ 「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進要綱」が策定されることを踏まえ、心のバリアフリーの推進、障害者雇用対策の充実、高齢者雇用の推進、ワーク・ライフ・バランスの推進など、生活者・利用者の視点に立った施策の充実に努めてまいります。