日米間の技術繁栄ディールについての協力に関する覚書【令和7年10月28日】

1.関連資料

2.概要

令和7年10月28日、小野田内閣府特命担当大臣(科学技術政策)はクラツィオス米国大統領府科学技術政策局長との間で、「日米間の技術繁栄ディールについての協力に関する覚書」への署名を行いました。

3.背景・趣旨

米国は我が国にとって唯一の同盟国であり、基本的価値を共有する重要なパートナーです。
今般の覚書は、AI、量子、フュージョン、宇宙等、戦略的な科学技術分野において両国間の協力を一層強化することを意図するものです。

4.覚書の内容(ポイント)

  • AI:研究開発における協力、輸出促進、信頼できるAIエコシステムの構築に向けた協力
  • 研究セキュリティ:研究機関等における能力構築、研究活動における脅威の特定・軽減等
  • Beyond 5G/6G:通信分野の革新とサプライチェーン強靭化のための共同研究、標準化等
  • 医薬品・バイオサプライチェーン:産学官協力を通じた脆弱性特定・是正、セキュリティ強化等
  • 量子:研究機関間連携を通じた研究開発、人材育成、信頼できるエコシステムの構築等
  • フュージョン:世界をリードするフュージョン産業の構築、実験炉JT-60SA等による研究協力
  • 宇宙:ISS、アルテミス含む宇宙平和利用の推進・国際連携強化、スペースデブリ対策の促進