セミナー

PEAKS産学連携パートナーシップ構築セミナー

2021年度開催PEAKS産学連携パートナーシップ構築セミナー

 企業がイノベーションを次々に生み出していくためには、大学とのオープンイノベーションの推進が強力な手段となると期待されています。
 また、「世界と伍する研究大学」を目指す議論が進められているなか、社会課題を大きく捉えたテーマ設定により大学全体が持つ価値を最大限引き出す組織対組織の産学連携活動や新たな社会的価値の発信による企業からの参画を惹きつける取組等、従来の個別課題ベースの共同研究とは次元が違う形での活動を展開することが大学に期待されています。

 そこで、大学支援フォーラムPEAKSでは、大学と企業による新たな価値の創造を志向した産学連携活動のきっかけを提供するため、セミナーおよびマッチングイベントを開催いたします。

 テーマは、企業・大学双方の関心が特に高い「カーボンニュートラル」・「DX」とし、3回シリーズで行います。
 第1回目と第2回目は、基調講演とパネルディスカッション、第3回目は、大学と企業の産学連携マッチングのためのイベントです。
 ビジネスパートナー探しだけでなく、情報収集や人脈形成を気軽にできる機会として是非ご活用ください。

第1回
10月29日(金)「カーボンニュートラル」社会を目指した産学連携 
        ~研究者個人から組織対組織の共創を目指して~
(アーカイブ配信期間 11月2日(火)~12月20日(月))
第2回
11月17日(水)「DX」の実現に向けた組織的な産学連携
(アーカイブ配信期間 11月19日(金)~12月20日(月))
第3回
12月20日(月)産学連携マッチングイベント
(アーカイブ配信期間 12月23日(木)~ 1月31日(月))

※産学連携パートナーシップ構築セミナーのご案内は下記のPDFからもご覧いただけます。
産学連携パートナーシップ構築セミナー案内(PDF形式:612KB)PDFを別ウィンドウで開きます

【各回共通事項】

◆対象
組織対組織の産学連携に関心がある方、産学連携を検討している方、「カーボンニュートラル」・「DX」連携の相手先を探している方で、特に以下のポジションの方。
【企業】R&D部門、知財戦略、企画部門の役職者、産学連携担当者 等
【大学】産学連携担当理事、産学連携本部職員、
(組織対組織の産学連携につながる可能性のある研究をしている)教員 等
◆会場
オンライン開催(Zoom)
◆参加費
無料 (事前登録制)
◆視聴・参加方法
開催の前日までに、接続先のURLを送付いたします。

第1回 「カーボンニュートラル」社会を目指した産学連携
    ~研究者個人から組織対組織の共創を目指して~

第1回目のテーマは「脱炭素(カーボンニュートラル)」です。
2050年のカーボンニュートラル実現のために、革新的な技術開発とその早期の社会実装が重要です。それとともに、現時点で実現可能な技術を最大限に活用して、すぐに取組を始めることも必要不可欠です。

企業・大学の研究開発の具体的課題と、双方が互いに期待する役割、そして、双方の知財を活用し世界をリードするために何が必要か、ということを考察していきます。

・・・・・開催の詳細・・・・・

◆日時
2021年10月29日(金)10:00~12:00
(11月2日(火)~12月20日(月)の期間でアーカイブ配信した)
◆登壇者 
ファシリテーター:佐々木一成氏(九州大学 副学長・主幹教授、水素エネルギー国際研究センター長)
基調講演:松橋隆治氏(東京大学 エネルギー総合学連携研究機構長・教授)
パネルディスカッション:大久保達也氏(東京大学 理事・副学長)
            木崎幹士氏(トヨタ自動車 商用ZEV 製品開発部 CPE)
            波多江徹氏(東京ガス デジタルイノベーション戦略部デジタルイノベーション企画G 技術戦略チームリーダー)
◆プログラム
10:00 趣旨説明
10:10 基調講演
10:40 パネルディスカッション
12:00 終了

第2回 「DX」の実現に向けた組織的な産学連携

第2回目のテーマは、「DX(Digital Transformation / デジタルトランスフォーメーション)」です。

最近ではさまざまな業種や分野でDXへの取り組みが進められていますが、「DXの推進上の障壁」を産業界に問うと、2018度・2019年度に1位だった「コスト」が2位に下がり、昨今は「スキルや人材不足」が1位となっている現状があります。

企業側に「DXに関する人材の課題」を具体的に聞くと、「自社内で育成を担える人材が乏しい」33%が最多。「自社で育成するための教育プログラムや教育機会が乏しい」23%も3位に入っており、そもそもの指導者や教育機会の不足が目立ちます。

そこで第2回目は、DXのなかでも特に「人材教育」「リカレント教育」「リスキリング」にテーマを絞り、スキルや人材不足などの課題を抱える産業界と、大学のDX分野の人材教育の現状と課題を知り、相互に協力できることは何か、そして革新的なデジタル技術を生み出す研究開発を産学でどのように協力して実現していくべきか、話し合います。

・・・・・開催の詳細・・・・・

◆日時
2021年11月17日(水)17:15~19:00
(11月19日(金)~12月20日(月)の期間でアーカイブ配信した)
◆登壇者
ファシリテーター・基調講演:尾上孝雄氏(大阪大学 理事・副学長)
パネルディスカッション:
榮藤稔氏(大阪大学 先導的学際研究機構教授)
梶田将司氏(京都大学 情報環境機構IT企画室教授)
斉藤信也氏(グーグル・クラウド・ジャパン執行役員パブリックセクター本部長)
◆プログラム
17:15 趣旨説明
17:20 基調講演
17:40 パネルディスカッション
19:00 終了

第3回 産学連携マッチングイベント

第3回では、第1回と第2回を踏まえて、喫緊の課題解決に向けて、また中長期にわたる研究開発において、産学連携でどのようなゴールを目指すか検討し、産学それぞれの研究成果や技術提供および、各ニーズや課題のプレゼンテーションを通して、「カーボンニュートラル」・「DX」の組織的な産学連携のマッチングの場を提供します。

・・・・・開催の詳細・・・・・

◆日時
2021年12月20日(月)13:00~16:30
(12月23日(木)~ 1月31日(月)の期間でアーカイブ配信した)
◆登壇者
ファシリテーター:佐々木一成氏(九州大学 副学長・主幹教授、水素エネルギー国際研究センター長)
プレゼンター:<カーボンニュートラル分野>4企業、4大学
       <DX分野>2企業、2大学
◆プログラム
「カーボンニュートラル」で4企業・4大学、「DX」で2企業・2大学、計6企業・6大学から8分程度のプレゼンテーションをもとに2分程度の質疑応答を行い、企業と大学のマッチングを実施。

◆プレゼンテーションの申込要件等について
第3回セミナーのプレゼンテーションの参加について、申込要件は以下の通りです。
また、申込者多数の場合には、応募書類に対して以下に記載の審査観点による選考を行い、プレゼンテーション発表者を選出する方針です。
プレゼンテーション発表者に選ばれなかった場合においては、応募書類・録画データ(後日収録・提出)を指定のURLに掲載する方針です。(希望者のみの対応であり、当日プレゼンテーション発表ができなかった方においても、マッチングの機会を設ける目的です。)
プレゼンテーション発表者についても、応募書類・録画データ(第3回マッチングイベントでの発表の様子)を掲載します。

○プレゼンテーション申込要件
・「カーボンニュートラル」のプレゼンテーションに申し込む場合、第1回セミナーに申し込んでいること。(当日参加、またはアーカイブ視聴すること。)
・「DX」のプレゼンテーションに申し込む場合、第2回セミナーに申し込んでいること。(当日参加、またはアーカイブ視聴すること。)

○申込者多数の場合の審査観点
(1) 組織対組織の連携となる可能性が見込める提案であるか
(2) 自組織の強み、弱み(課題)が明確か
(3) 相手に対しての要望は明確か
(4) マッチングに対する意気込み・熱意

○応募書類
(1) 形式
・パワーポイント形式(16:9 横位置にて作成すること)
・エグゼクティブサマリー(1枚の要約版。「○申込者多数の場合の審査観点」(1)~(3)を必ず記載すること)を冒頭につけること
・最終ページに連絡先を記載すること(こちらで指定するURLに掲載します)
・エクゼクティブサマリー、連絡先(最終ページ)含め、10枚程度

(2) 応募書類作成の上での留意点
下記の観点を必ず含めて作成すること
・組織対組織の連携となる可能性が見込める提案であるか
・自組織の強み、弱み(課題)を明確にすること
・相手に対する要望を明確にすること

○スケジュール
12月3日(金) :応募書類提出締切
12月10日(金):プレゼンテーション発表者決定通知
12月13日(月)正午:【締切延長】応募書類提出期限(カーボンニュートラル及びDXの大学分に限る)
12月15日(水):締切延長期間に応募書類を提出した大学に対する、プレゼンテーション発表者決定通知

◆プログラム
13:00 挨拶
13:05 プレゼンテーション(カーボンニュートラル)
15:10 休憩
15:20 プレゼンテーション(DX)
16:30 終了