第1回 フュージョンエネルギーの実現に向けた安全確保の基本的な考え方検討タスクフォース

第1回安全確保検討タスクフォースの様子

 令和6年5月10日(金)に「第1回フュージョンエネルギーの実現に向けた安全確保の基本的な考え方検討タスクフォース」が開催されました。
 冒頭、会議の主査を務める近藤寛子氏(合同会社マトリクスK代表)から「フュージョンエネルギーに必要な機器の性能や設計は安全規制の内容によって変わりますので、国際協調による規制の策定や標準化が求められています。米国・英国などでは安全規制に関する議論がもう先行しています。日本においても同様の措置が急務であります。そのため、委員の皆様、そして関係省庁と協力し、学会等の会議外の知見も参考にしながら、『安全確保の基本的な考え方』を検討してまいりたいと思います。その枠組み作りに当たっては、核融合の科学特性に応じた規制の議論が不可欠になります。皆様のお考え、御意見を基に、より有益な政策検討を進めていきたいと思います。」との発言がありました。
 安全確保検討タスクフォースでは、フュージョンエネルギー規制に関する国内外の検討状況についての発表と質疑が行われました。また、タスクフォースにおける検討の進め方についての活発な議論が行われました。