平成23年度科学技術戦略推進費シンポジウムにおける白石議員の基調講演について【平成24年2月21日】

白石議員による基調講演(写真)
白石議員による基調講演

ポスター展示を見学する白石議員(写真)
ポスター展示を見学する白石議員


 平成24年2月21日に、富士ソフトアキバプラザ・ホールにて「平成23年度科学技術戦略推進費シンポジウム 国際共同研究から科学技術外交推進へ-国際戦略展開をいかに推進するか-」(主催:文部科学省)が開催されました。これは、科学技術戦略推進費で実施されている「国際共同研究の推進」プログラムのこれまでの成果を発表するもので、冒頭、内閣府の白石総合科学技術会議議員が基調講演を行いました。

 白石議員からは、「日本の少子高齢化や新興国の台頭が進む中、将来、日本の地盤沈下は避けられない状況にあり、一層の科学技術イノベーションへの投資が重要になる。今後は「先進国との先端技術に関する協力」「開発途上国との技術供与を中心とした協力」という二元論から脱却し、海外の優秀な研究資源を取り込んで日本の研究システムを強化していかなければならない」と、今後の科学技術外交のあり方について意見が述べられました。

 また、これに加え、諸外国と共通の課題に取り組むことや、特に新興国については「開発途上国」という概念は捨て、競争・協調し双方の科学技術力を高めていくことの重要性が示されました。

 最後に、近年は事業の成果の短期的な還元が求められるものの、諸外国との協力は継続性が重要であり、このような事業を通じて末広がりのあるネットワークを形成していただきたいと、会場に集まった関係者の活躍に期待を寄せました。