ボトルネック課題研究会 公開ワークショップの開催について
プレスリリース
平成30年1月16日
政策統括官(科学技術・イノベーション担当)
内閣府では、「エネルギー・環境イノベーション戦略」を推進するため、今年度「ボトルネック課題研究会」を設置し、「二酸化炭素の有効利用及び派生技術」をテーマに議論を行ってきました。これまで本研究会で議論してきた内容を産学官に向けて広く情報発信するため、平成30年2月 14日にTKP御茶ノ水カンファレンスセンターで公開ワークショップを開催します。
1.開催趣旨
地球温暖化問題に対する世界共通の長期目標である「パリ協定」の「2度目標(更に1.5度へ向けた努力)」を実現するためにはイノベーションの創出が不可欠であり、我が国においても、2016年4月19日、内閣府総合科学技術・イノベーション会議において、温室効果ガスの抜本的な排出削減を実現するイノベーション創出に向けて、我が国が進めていくべき有望な技術分野を特定した「エネルギー・環境イノベーション戦略」を決定しました。
本戦略で掲げられている有望技術は実用化まで長期間を要することが予想されるとともに、そもそもどのようなシーズに着目し研究開発を進めていけばよいのかが予見しづらいなどの理由により、国としてもプロジェクト創生、優先付けなどが極めて難しく、産業界においても、短期間での利益が見通しづらく、参入リスクが極めて高いという面をもっています。しかし、我が国としても、「パリ協定」を遵守し、世界における温室効果ガス排出削減に貢献していくためには、産学官の総力を結集し、より効果的、より効率的に研究開発を推進していく必要があります。
このため、内閣府では、今年度、上記有望分野に対応する様々な技術を冷静に俯瞰しつつ、今後産学官で優先的に研究開発を進めていくべきボトルネック課題を抽出することを目的として産学官研究者を中心とした「ボトルネック課題研究会」を立ち上げ、今年度「二酸化炭素の有効利用及び派生技術」をテーマに議論を行ってきました。 本ワークショップは、これまで本研究会で議論してきた内容を産学官に向けて広く情報発信するために開催するものである。
2.日時
平成30年2月14日(水)9:30~16:30(予定)
3.会場
TKP御茶ノ水カンファレンスセンター ホール2F
東京都千代田区神田駿河台4-3
JR中央線「御茶ノ水駅」又は東京メトロ「御茶ノ水駅」又は「新御茶ノ水駅」下車
4.主催
内閣府
5.後援(予定)
文部科学省、農林水産省、経済産業省、環境省、国立研究開発法人科学技術振興機構、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
6.プログラム(予定)
- 主催者挨拶
- ボトルネック研究会背景 エネルギー・環境イノベーション戦略説明
- 化学産業原料多様化、炭素循環の必要性について
- ICEFロードマップ
- CO2からメタノール合成についての課題
- 高度炭素・水素循環に資する革新的反応・分離のためのCxHyOz制御科学
- 水素製造技術比較(再エネ由来水素と化石由来水素比較)
- 革新的な水素製造技術
- 人工光合成技術と低濃度CO2利用技術
- 東レリサーチセンター調査結果概要
- バイオマス利用による化学品製造及びCO2排出LCA分析
- パネルディスカッション
7.一般参加・取材申込み
- 定員:150人程度
- 参加費:無料
- 申込方法:申込は締め切りました。
※希望者が多い場合は抽選とさせていただきます。傍聴を御遠慮いただく場合に限り 2月9日(金)12:00までにご連絡させていただきます。
問合せ先
内閣府 政策統括官(科学技術・イノベーション担当)エネルギー・環境 担当:松原・榊
電話:03-6257-1337(直通)