2025年9月23日 G20研究・イノベーション大臣会合(南アフリカ・プレトリア)
概要
宮園CSTI議員は、2025年9月23日(火)に南アフリカ・プレトリアで開催されたG20研究・イノベーション大臣会合に出席しました。
本会合は、開催国である南アフリカのブレード・ンジマンデ科学技術イノベーション大臣が議長を務め、招待国を含む27の国・地域と4つの国際機関が出席しました。前年の閣僚会合の成果を踏まえ、「連帯、公平、持続可能性のための科学技術・イノベーション」をメインテーマとして掲げ、(1)持続可能な開発のためのオープンイノベーション(2)持続可能な開発のための生物多様性情報(3)科学技術・イノベーションにおける多様性、公平性、包摂性、アクセス可能性の3つの優先テーマに沿って議論が行われました。会合の成果として、議長サマリー及びツワネパッケージと呼ぶ合意文書を含む成果物が取りまとめられました。

日本の取組を紹介する宮園CSTI議員

G20研究・イノベーション大臣会合の様子
参加国・機関
G20:南アフリカ(議長国)ブラジル(前年議長国)、アフリカ連合、アルゼンチン、オーストラリア、カナダ、中国、欧州連合、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、日本、メキシコ、韓国、ロシア、サウジアラビア、トルコ、英国
招待国:エジプト、アイルランド、オランダ、ノルウェー、シンガポール、スペイン、スイス、アラブ首長国連邦
国際機関:地球規模生物多様性情報機構(GBIF)、遺伝子工学・バイオテクノロジー国際センター(ICGEB)、経済協力開発機構(OECD)、ユネスコ
G20研究・イノベーション大臣会合 成果物
(議長サマリー)
- G20 Research and Innovation Working Group Chair Summary (PDF形式:170KB)
- G20研究・イノベーション作業部会 「議長サマリー」(仮訳)
(合意文書)
- G20 Recommendations on Science Engagement(PDF形式:251KB)
- 科学への関与に関するG20勧告(仮訳)
(その他の成果物)
- 各国のオープンイノベーションプラットフォームを集めたサイト(移動ページ)
(日本のページはこちら ) - 災害リスク軽減と水資源レジリエンス強化に焦点を当てたオープンイノベーション実証プロジェクト
- GBIF等による「カタログ・オブ・ライフ」開発などの生物多様性データ等に関する国際協力の支援
- STI分野における女性・女児のエンパワーメントとジェンダー平等をテーマとした2つのイベント開催
- 地域に焦点を当てた生物多様性組織の支援及びGBIF・CBD関連センター等の機関間協力などを通じた国内外協力の強化
- アフリカのヒト遺伝的多様性を公衆衛生向上に活かす専門家ワークショップ報告書
- G20自然史コレクションセミナー提案の国際協力強化及び科学能力構築のためのロードマップ
- 全ての人のためのSTIを促進する政策及び施策の優良事例集の開発
- UNESCO GO-SPINによるSTIのDEIA促進ポータル設立