G7イタリア・トリノ科学大臣会合
G7科学大臣会合のの模様(ヴェナリーア宮殿)
フォトセッションでの各国代表
概要
原山議員は、平成29年9月27日(水)から28日(木)にイタリア・トリノで開催されたG7科学大臣会合に、松山科学技術政策担当大臣の代理として出席しました。開催国であるイタリアのヴァレリア・フェデーリ 教育・大学・研究大臣が議長を務め、平成20年に日本の発案により沖縄で開催されて以来、5回目の会合となりました。
本会合では、次世代産業革命(NPR:Next Production Revolution)により社会・経済が大きく変化する中での、科学技術・イノベーションの役割などについて、研究とイノベーションのための人材育成、未来の技術とイノベーションを推進するための研究の役割とその資金メカニズム、大規模研究施設の国際的共同利用の促進状況などのテーマにより議論されました。
会合では特に、官民資源を組み合わせた、研究への財政支援のあり方について検討するワーキング・グループの新設が合意されました。またオープンサイエンス・ワーキング・グループについて、オープンな研究エコシステムに資するインセンティブや、研究データ最適利用のためのインフラの検討に注力して活動を継続し、次回大臣会合において、各国の取組や優良事例について報告することなどが合意されました。
出席者(各国代表)
- イタリア:ヴァレリア・フェデーリ 教育・大学・研究大臣(議長)
- カナダ:カースティー・ダンカン科学大臣
- フランス:アラン・ベルツ高等教育・研究・イノベーション省研究イノベーション局長(代理)
- アメリカ:フランス・コードバ米国国立科学財団(NSF)長官(代理)
- イギリス:ジョン・ラフヘッド ビジネス・エネルギー・産業戦略省首席科学技術顧問(代理)
- ドイツ:ヨハンナ・ヴァンカ 教育研究大臣)
- 日本:原山優子 総合科学技術・イノベーション会議常勤議員(代理)
- 欧州連合:カルロス・モエダス 研究・科学・イノベーション担当欧州委員
G7イタリア・トリノ科学大臣会合 コミュニケ
- G7 SCIENCE MINISTERS´ COMMUNIQUÉ (原文 英語)(PDF形式:220KB)
- Annex1 G7 FUTURE OF THE SEAS AND OCEANS WORKING GROUP: PROGRESS SINCE MAY 2016 Executive Summary(PDF形式:218KB)
- Annex2 REPORT OF THE GROUP OF SENIOR OFFICIALS ON GLOBAL RESEARCH INFRASTRUCTURES Executive Summary(PDF形式:160KB)
- Annex3 G7 Working Group Neglected Tropical Diseases and Poverty Related Diseases (NTD-PRD) Executive Summary(PDF形式:195KB)
- Annex4 G7 EXPERT GROUP ON OPEN SCIENCE Executive Summary(PDF形式:169KB)