自動走行技術の研究開発の推進に関する日独共同声明(Joint Declaration of Intent)について
プレスリリース
平成29年1月12日
政策統括官(科学技術・イノベーション担当)
鶴保庸介内閣府特命担当大臣(科学技術政策)は、平成29 年1 月12 日(木)、訪問中のドイツ・ベ ルリンにて、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)のヨハンナ・ヴァンカ大臣と会談し、自動走行技術の研究開発の推進に関する日独共同声明(Joint Declaration of Intent)への署名を行いました。今後、この共同声明に基づき、自動走行技術の研究開発の推進にあたり、ドイツ連邦教育研究省と連携して取り組んでまいります。
1.概要
1月8日からドイツを訪問中の鶴保大臣は、日独間の科学技術協力の更なる強化とともに、自動走行技術の研究開発における国際協調の重要性の観点から、昨年11 月30 日~12 月1 日に開催された「日独科学技術協力合同委員会」での議論を踏まえ、ヴァンカ大臣との間で自動走行技術の研究開発の推進に係る協力に向け、努力していくことで合意し、共同声明を発表しました。
2.本共同声明(Joint Declaration of Intent)のポイント
(1)自動走行システムの意義・重要性の認識で一致
- 自動走行システムは、交通事故を低減し、全ての人々のための新たな移動手段を提供
- 自動走行システムの研究開発には、日独双方にとって連携、協力の促進が重要
(2)今後の連携に向け、実証実験など日独双方の取組について共有
- 日本では、「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP)の自動走行システム研究開発プロジェクトにて、本年9月から大規模実証実験を開始予定。海外専門家にも参加を呼び掛け
- ドイツでは、BMBFが研究開発プロジェクトを推進し、関係省庁と緊密に協力しており、 日本側からのSIPでの大規模実証実験への参加呼び掛けを伝達
(3)内閣府及びBMBFは、関係者との協議、調整を進め、自動走行技術の研究開発に関する日独協力を具体化
- 今後の具体的な日独研究協力の基盤となるよう検討を推進
- 本年前半に最初の具体的な協議を開始
3.本共同声明(Joint Declaration of Intent)
- 日本国内閣府特命担当大臣(科学技術政策)及びドイツ連邦共和国教育研究大臣による自動走行技術の研究開発の推進に関する日独共同声明(仮訳)(PDF形式:150KB)
- Joint Declaration of Intent on Japanese ? German Cooperation of the Minister of State for Science and Technology Policy of Japan and the Federal Minister of Education and Research of the Federal Republic of Germany on the Promotion of Research and Developmenton Automated Driving Technologies(PDF:50KB)
関連リンク
問合せ先
共同声明の経緯・署名に関する問合せ
内閣府 政策統括官(科学技術イノベーション担当)付国際担当:笹井
電話:03-6257-1338(直通)
共同声明の内容に関する問合せ
内閣府 政策統括官(科学技術イノベーション担当)付SIP自動走行システム担当:森下、竹馬
電話:03-6257-1314(直通)