第13回国際科学技術関係大臣会合【平成28年10月2日】


議長を務める鶴保大臣


リードスピーチ(日本)


意見交換の様子


記念撮影 
 


ブルガリア:ヴォデニチャロフ会長、イラン:ファルハーディ大臣、キューバ:カストロ科学顧問 
 


ワーキングランチの様子


 平成28年10月2日(日)、京都で第13回国際科学技術関係大臣会合が開催され、鶴保科学技術政策担当大臣が議長を務めました。今回の会合は、「未来社会のビジョンと科学技術イノベーション」をテーマに、日本を含む23カ国の科学技術政策を担当する閣僚や科学顧問等が出席して議論を行いました。

 会合では、まず、日本から「第5期科学技術基本計画」で打ち出した「Society5.0」の考え方や我が国の取組等について説明を行いました。 続いて、未来社会の実現に向けて科学技術イノベーションが果たすべき役割や、国際協働の重要性等について議論しました。
この中で、出席者からは、各国の取組の紹介等がなされるとともに、科学技術イノベーションが新たな未来社会を構築していく上で果たすべき役割は大きく、各国の政策の中核に据えられ、戦略的なアプローチで実行されていることなどを共有しました。 また、国際的な協調・協働を長期的なビジョンを持って推進していくためにも、国連の「持続可能な開発目標」(SDGs)等に基づいて、国際的な展開を行うことの重要性等について、共通理解が得られました。 さらに、参加各国からは、若手人材への投資や女性の活躍の拡大を政府がサポートすることの重要性を指摘する意見がありました。

また、鶴保大臣は、以下の大臣会合の出席者と個別に会談を行いました。

  • ピチェット科学技術大臣(タイ)
  • ヴォデニチャロフ科学アカデミー会長(ブルガリア)
  • ファルハーディ科学研究技術大臣(イラン)
  • カストロ国家評議会科学顧問(キューバ)

※ ピチェット大臣とは、9月28日、東京にて会談。

 鶴保大臣は、大臣会合に先立ち、大臣会合出席者のネットワーキングの場として、ワーキングランチを開催し、出席者と意見交換を行いました。この機会を活用して、原山優子総合科学技術・イノベーション会議議員から「人工知能(Artificial Intelligence; AI)」と「Society5.0」について基調講演を行いました。