展示内容：

概要
子供達の理科離れが取り沙汰されて久しくなります。受験勉強に限らず、社会構造などにも要因があると考えられるのではないでしょうか。科学が難しいものという先入観に基づいているとするなら、再認識の機会を用意することで科学的視野を拡げ、多くの人の生活に資することができます。現行の総合学習とは異なり、学界の第一人者を引き合わせることが子供の動機付けになって、個々に閃きが展開する流れとなります。

基本的な事柄を研究する国公立研究所、商品化で開発する企業研究所、そしてそれを利用する立場の事業所からの講師を組み合わせることで、子供達が生きる道を選ぶ際の手懸かりとなります。生活に密着した事象や、最先端の科学に直接触れ、研究開発者の人柄に接したりして、全体的な教育の場に採用が難しかった手法で提供し、体験・実感を旨とします。小中学校を対象とし、研究者が学校現場へ出向くほかに、各研究所や科学館などを活用し、各種の手法を使い分けて理解を促します。

理系に挑戦する子供の数が増えれば、大学として優れた理工系学生の選択肢が増え、ひいては産業構造を実業に引き戻すことなどを狙いとします。国内の開発人口や工場 技術者の増加につながれば、経済の発展が生活の安定をも伴うことになります。