機関名 |
山陰電工株式会社(ミュー太プロジェクト) |
URL |
http://www.sanindenko.co.jp |
展示内容: 離島や中山間地でも使えるADSL回線(片方向1Mbps)により皮膚科遠隔医療も可能な画質を持つマルチメディア双方向通信システムです。 島根大学医学部のシーズを産学官連携センターが仲介し、産学官連携で開発、地元企業3社が製品化しました。3社は中国総合通信局、中国経済産業局より異分野新連携事業としての認定を受けています。 システム本体は誰でも簡単に操作可能なコントローラにより相手方ディスプレイの旋回と相手方カメラの操作ができ、相手方端末の前に複数の相手がいても高い対面性を確保可能です。またオプションとして手書きチャットがあり、双方の画面にそれぞれ双方から書き込みして文字や画像情報を共有できます。本体にはキーボード等は無く、双方がスイッチひとつを入れることで通信を開始します。 島根大学医学部附属病院が専門医不足に悩む益田赤十字病院及び隠岐島前の浦郷診療所の医師を遠隔で補助すると共に、若手医師の教育(大田市立病院・公立邑智病院)に活用しています。また出雲市内の小学校と分校の間での遠隔共同授業にも活用中です。この他、特別養護老人ホーム入居者と家族の通信実験にも成功しました。 2006年に中国地域産学官コラボレーションセンターより「地域技術連携功労賞」を受賞し、2008年には(材)中小企業異業種連携財団より「優秀製品賞」を受賞しています。
益田赤十字病院における遠隔医療補助の様子
ミュー太本体(操作側・旋回側)
|
キーワード |
遠隔医療 / 遠隔授業 / 行政支援 |