第7回産学官連携推進会議

展示ブース

機関名 岡山大学
URL http://www.okayama-u.net/renkei/collaborate/

展示内容:
岡山大学の特色ある技術をご紹介します。
【材料系】幕末頃に我が国でただ一カ所、岡山県吹屋地方で生産された赤色顔料の「ベンガラ」を、最新技術で再興しました。吹屋ベンガラの美しい赤色発色メカニズム解明結果に基づき、世界で唯一成功した色鮮やかで人体に安全な赤色酸化鉄顔料です。JST顕在化ステージ事業の支援を受け、2007年には寺田薬泉工業(株)と量産プロセスの開発に成功しました。従来の顔料にはない素晴らしい赤色を発色することから、優れた陶磁器用上絵付け赤色顔料として熱い注目を集めています。
【ものづくり系】金型や人工関節等の表面は、これまで必ず人での手磨きが必要でした。ところが大面積の電子ビームを真空中で短時間照射するだけで、迅速に金属表面を鏡面化する仕上げ装置を永田精機(株)と共同研究で開発しました。そして、(株)ソディック電子が2004年から国内外に製品名「PIKA Finish Machine」という工作機械として販売。本装置は後に日刊工業新聞社十大新製品賞を受賞。
展示ブースでは本学で生み出されたこのほかの技術もご紹介します。

新しい赤色顔料で「柿右衛門の赤」を再現
新しい赤色顔料で「柿右衛門の赤」を再現

大面積電子ビーム照射による手磨きレス金属
大面積電子ビーム照射による手磨きレス金属

キーワード
材料 / ナノテクノロジー / ものづくり