機関名 |
新潟大学 |
URL |
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展示内容: シリコン結晶中の原子空孔集合体(ボイド欠陥)による致命的障害を回避するために、アニールウェーハやエピウェーハがこれまでは使用されてきた。しかし、昨今のデジタル機器での半導体メモリの需要急増に対して、アニールやエピ工程によるコスト増が課題となり、完全結晶シリコンウェーハに移行している。ところが完全結晶ウェーハにおいても単独で存在する原子空孔の重要性が明らかになってきた。私達は単原子空孔の観測に世界で初めて成功し、この観測法を実用技術化し、シリコンウェーハ中の原子空孔濃度評価事業へ取り組んでいる。
骨誘導活性をもつ人工骨の開発に対する臨床現場の期待は大きい。われわれは組織工学的細胞治療学的観点から、顆粒状セラミックスを充填した生体吸収性メッシュのパウチに骨膜細胞などを培養する方法を考案した。このようにしてできた「培養人工骨」では、高密度3次元細胞培養状態を長期間維持することが可能となり、分化誘導により細胞のインテリジェント化が図られ、移植により骨欠損の修復のみならず異所性骨形成誘導も可能となった。将来的には、歯科領域での硬組織再生医療、特に歯周病治療に汎用される可能性を秘めている。 |
キーワード |
シリコン原子空孔 / 培養骨 / |