第7回産学官連携推進会議

展示ブース

機関名 独立行政法人理化学研究所、横河電機株式会社、日本放送協会放送技術研究所
URL http://www.riken.jp/r-world/research/lab/wako/membrane/

展示内容:
月明かり程度の明るさでも撮像可能な「HARP撮像管技術」と、ディスクの高速回転を利用して細胞のスライス画像を高速取得可能な「マイクロレンズ付きニポウディスク技術」を組合せ、光学顕微鏡の限界を越え、3次元空間分解能50nmを達成し、生細胞内での生体分子の動的変化を観察できる世界最高性能の3次元リアルタイム撮像システムを開発しました。本システムを用いて、ゴルジ体のタンパク質輸送メカニズムを立証した他、細胞小器官が細胞内で安定に存在し続けるという従来の概念を覆す大きな発見をしました。
本成果はNEDO技術開発機構「細胞内ネットワークのダイナミズム解析技術開発(H14〜18年度)」プロジェクトの成果であり、今回は、その成果の一部であるHARP撮像管と共焦点スキャナユニット「CSU-X1」の展示を行います。CSU-X1は、プロジェクト成果を取りまとめ平成19年4月に販売を開始しました。その特徴やアプリケーションに関するパネル展示も行います。

3次元リアルタイム顕微撮像システム
3次元リアルタイム顕微撮像システム

酵母ゴルジ槽の成熟
酵母ゴルジ槽の成熟

キーワード
細胞内分子動態 / HARP撮像管 / 共焦点スキャナ