第7回産学官連携推進会議

展示ブース

機関名 (財)福岡県環境保全公社リサイクル総合研究センター/廃棄物・土壌リニューアル研究会
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展示内容:
 準好気性埋立構造は、空気導入管(浸出水排除管兼用)とそれを保護するケルン(石積・空気拡散装置)より成り、取り入れられた空気によって、埋立地内部がより好気的になり、悪臭や温暖化元凶のメタンガス発生を抑制する。また、石積の効果により、浸出水も改善される。同時に、廃棄物中での微生物分解により、埋立地の安定化が促進される。日本のように雨が多く、小型の埋立地が多い国では、発生するメタンガス利用が困難な為、埋立地を早く安定化させて、一般の土地として利用できるこの技術が普及した。
 オープン型処分場が住民から拒否されるようになり、最終処分できる埋立地が不足してきた。これは一名屋根付処分場とも言われ、埋立地の上部に屋根を掛け、雨水を埋立地に入れなくした。結果として、処理する汚水量が激減し、その処理費が経済的になった。汚水が地下水に浸出する確率が小さくなり、安全が担保されるようになった。外観がよく、不潔感がなくなった。雨や雪の時にも作業ができるようになった。問題の内部の作業環境を良くする技術開発が進んだ為、住民の処分場に対する認識が改善された。

準好気性埋立構造
準好気性埋立構造

クローズドシステム 処分場開発
クローズドシステム 処分場開発

キーワード
準好気性埋立 / 福岡方式 / 温暖化対策