(独)物質・材料研究機構 環境・エネルギー材料部門磁性材料ユニット 磁性材料グループ 主幹研究員 高橋 有紀子 超高密度磁気記録のための材料開発と組織制御 |
出展分野 | ナノテクノロジー | プレゼンテーション 情報 |
PB-23
プレゼンテーションB 9/28 12:50-13:10 |
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出展ゾーン | 若手研究者による展示 | ||
展示会小間番号 | P-09 |
技術の概要1Tb/in2を超えるハードディスクドライブ(HDD)の実現には、記録媒体とヘッドの更なる高特性化が必要である。我々は材料と組織制御に注目して超高密度HDD実現のための研究を行っている。記録媒体では、世界で初めて微粒子・狭分散を持つFePt媒体の作製に成功した。熱アシスト用の磁気ヘッドを用いた静的な書込み試験では550Gb/in2を実現した。 再生ヘッドは高スピン偏極率(P)材料を使うことにより、高出力化が可能である。そこで我々は独自に開発した高P材料を使った電流面直型巨大磁気抵抗素子を作製し、発表当時最大の磁気抵抗変化を実現した。これは材料の高いスピン偏極率を反映した結果である。 マッチングを想定する業界磁気ストレージ業界 |
想定される用途磁気ストレージ 従来技術に対する新規性・優位性【媒体】FePtは現行媒体よりも1桁大きい異方性を持つので、ハードディスクドライブの高密度化に有利。【再生ヘッド】CPP-GMR素子はすべての層が金属で形成されるので、良好な高周波応答性が期待できる。 実用化に向けた課題【媒体】柱状構造・4nm程度の粒子サイズ・10%以下のサイズ分散を満たすFePt媒体組織の開発。【再生ヘッド】現状の10倍の素子抵抗と100%超えるGMR比の実現。 |
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物質・材料研究機構 磁性材料ユニット 高橋有紀子
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