国立大学法人富山大学 総合情報基盤センター 奥村 弘 透過・反射特性評価による大規模津波対策技術の開発 |
出展分野 | 防災 | プレゼンテーション 情報 |
PA-24
プレゼンテーションA 9/28 14:05-14:25 |
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出展ゾーン | 若手研究者による展示 | ||
展示会小間番号 | P-01 |
技術の概要波のエネルギーフラックスの集中によって引き起こされる特有の反射メカニズム(広義の意味での干渉)を発見応用し、双胴型の基礎ユニットを効果的に複合配置することで、津波の透過波高(透過率κn)を10%程度まで減衰させる。想定する津波や高波に対して、適切な配置と構造物とすることにより、あらゆる海岸や港湾、そして原発などの重要施設を津波から守ることができる。 三陸海岸などでの被害のように従来型堤防でには津波抑止技術の限界があることが示された。完全に津波のエネルギーを抑止しようとはせず、一部を透過させ、残りを反射させ マッチングを想定する業界大手ゼネコン、マリコン、国交省、地方自治体など。用途としては、大規模津波が予想される地域全域の海岸線、特に重要港湾や、海岸プラント、海岸近くにある原発などの海岸線に設置する“消波堤”であり、従来型堤防の前に設置することを想定。また、大規模河川などの河口付近に設置することにより津波の河川への遡上を抑止可能と考える。 |
従来技術に対する新規性・優位性従来タイプの1mの隙間もない形の防波堤的堤防から、その間隔を例えば10mとするなど隙間の多い“消波堤”とすることにより、津波に破壊されることなく津波抑止能力の確保だけでなく、潮流などの新たな問題が少なく、水産資源問題や、海洋汚染対策、景観などへ与える影響なども少ないと考える。 実用化に向けた課題いまだシミュレーションベースでの効果の確認であり、実際に設置した場合の問題などを(独)港湾空港研究所ほかと検討着手した段階である。 (NHKニュースや、読売新聞で取り上げられた実績有り) |
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