山形大学大学院理工学研究科 機械システム工学専攻 助教 幕田 寿典 超音波マイクロバブルを応用した金属ナノ粒子・中空マイクロカプセルの創成 |
出展分野 | マテリアル・リサイクル | プレゼンテーション 情報 |
PA-26
プレゼンテーションA 9/28 14:55-15:15 |
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出展ゾーン | 若手研究者による展示 | ||
展示会小間番号 | P-02 |
技術の概要発表者らは、近年注目を集めているマイクロバブル(微細気泡)の発生技術として、超音波の振動による気液界面の乱れからマイクロバブルを多量に発生させる手法を開発し、その特徴を生かして種々の新しい材料を創成できることを見出した。本発表では、溶融金属中で超音波マイクロバブルを発生させることで生成する金属ナノ粒子、および、気体を一瞬で微細化できる超音波マイクロバブル発生技術と、水と接して瞬間的に硬化する樹脂を組み合わせて生成する10μm以下の中空マイクロカプセルについて説明する。構造部材に異質の材料を混入して特性を変えるコンポジット材料は、広い用途の工業用素材として使われており、金属ナノ粒子をコンポジット化することで電気的・磁気的・熱的な特性を低コストで材料に付与することが見込まれる。また、毛細血管以下のサイズ・生体適合性材料・音響特性を有する中空マイクロカプセルは、断熱材などの工業用途の他、超音波造影剤や薬剤輸送媒体としての応用が期待される。 マッチングを想定する業界コンポジット材料、断熱材、防音材、感熱材、衝撃吸収剤(工業分野) 超音波造影剤、DDSキャリア(医療分野) |
従来技術に対する新規性・優位性金属ナノ粒子:従来法では難しい1μm以下の金属ナノ粒子の調整が容易 中空マイクロカプセル:固体膜・10μm以下の中空カプセルは報告例無し 実用化に向けた課題実用に向けた収量の増加、低コスト化、安全性の確保、粒径の制御 |
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国際事業化研究センター
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