02 係長級

野木 香住(NOGI Kasumi)(6年目)

政策統括官(政策調整担当)付
参事官(子どもの貧困対策担当)付主査

これまでの経験から得たものが今の業務に活きてくる

野木さんの写真

  現職では、全ての子どもたちが、生まれ育った環境に関わらず、夢や希望を持つことができるよう、子どもの貧困の解消に向けた取組を行っています。直近では、本年4月のこども家庭庁創設を見据え、これまでの子どもの貧困対策の総括を担当しました。また、こども政策の強化に向けて、総理や大臣等の視察が数多く行われる中、数度にわたり、そのサポートにも携わりました。
  現職は係長としては3つ目のポストになりますが、それまでと異なり、係のメンバーに業務を割り振ったり、メンバーから相談を受けたりする機会が多くなりました。こうした中で、係の業務を円滑に進めるには、係の皆が働きやすい環境をつくることが重要だと感じ、係や課全体の状況にこまめに気を配るとともに、声掛けや業務改善の提案を進んで行うことを心がけるようになりました。
  また、係長になってから、以前の部署での経験が活きていると感じる場面が多くなってきたように思います。例えば、入府当初、海外経済の分析を担当していた際に培った、データを解釈し、視覚的に分かりやすくまとめるスキルは、現職でも会議資料の作成や調査研究等の業務で大いに役立っています。今後も一つひとつの業務から学んだことを大切にしながら、様々な分野に積極的に挑戦し、質の高い制度設計を担うことのできる人材を目指したいと思います。

経歴

平成29年
採用
大臣官房企画調整課総括係
政策統括官(経済財政分析担当)付参事官(海外担当)付
平成31年
文部科学省科学技術・学術政策局企画評価課評価・研究開発法人支援室
令和2年
同 専門職
令和3年
大臣官房人事課係長
令和4年
現職
※子どもの貧困対策は、令和5年4月よりこども家庭庁に移管

松山 和樹(MATSUYAMA Kazuki)(4年目)

地方分権改革推進室主査

各府省との調整のフロントラインで巨視と微視を使い分ける

松山さんの写真

  現在所属している地方分権改革推進室では、「個性を活かし自立した地方をつくる」ことをミッションに、地方に対する規制緩和等に向けた各府省庁との調整を主に担当しています。
  係長級の職員になってからは関係府省庁との折衝で前面に立つ機会も増えました。片やマイナンバー、片や水道行政……といった多種多様な制度を理解した上で、各制度の専門家である各府省庁と議論し、より良い制度への見直しへと繋げていくのは当然容易ではありませんが、制度見直しによって、現場における困りごとが解決されたときの喜びとやりがいは格別です。
  制度や現状を概観する「大きな」視点と、一つひとつの課題に丹念に目を向ける「小さな」視点は、国と地方というそれぞれ異なる立場からの意見・主張を理解し調整するという現在の業務を通じて得ることのできた、一つの財産だと思っています。今後、内閣府職員として様々な政策分野に携わることになると思いますが、これらの視点は常に大切にし、育んでいきたいと思います。

経歴

平成31年
採用
政策統括官(沖縄政策担当)付参事官(総括担当)付総括担当主査付
令和2年
大臣官房政策評価広報課政策評価係
令和3年
地方分権改革推進室室員
令和4年
現職