03 課長補佐級
吉本 崇史(YOSHIMOTO Takashi)(17年目)
政策統括官(経済財政運営担当)付
参事官(経済対策・金融担当)付参事官補佐
企画・立案・説明の全方面で力を発揮する課長補佐の仕事
課長補佐になると、自分自身でプロジェクトや施策を発案・企画する機会が増えます。初めて課長補佐になった消費者庁では、統計分析に基づき子供の事故を防止するための、関係省庁連携プロジェクトを発案・企画しました。その際、係員・係長時代に、骨太方針などの「各省調整」の業務を多く担当し、経済社会総合研究所で「統計」に関する業務を経験したことが、とても役に立ちました。
経済社会システム担当の補佐としては、「骨太方針」策定に向けて、「人口減少社会に向けて、市町村と都道府県の役割分担を再構築する」という非常に大きなテーマを担当しました。大部の資料を読み解き、現在の課題、対応すべきポイントを明確化し、資料作成、調整に携わりました。短期集中の仕事でしたが、その後、実際に総務省で関連法改正の検討が進んでおり、感慨深いです。
課長補佐になると、政策内容を対外的に説明する機会も増えます。当初は、矢継ぎ早の厳しい指摘に対して、緊張して頭が真っ白になることもありましたが、今では落ち着いて説明できるようになりました。
内閣府の大きな役割の一つは、分析によって我が国の本質的な課題を浮き彫りにして、大きな改革・施策の実現に向けて調整していくことです。今後、自分自身の分析力はもちろん、説明力を更に高めていきたいと思います。
経歴
- 平成18年
-
採用
政策統括官(経済社会システム担当)付参事官(総括担当)付 - 平成19年
- 官民競争入札等監理委員会事務局監理専門職付
- 平成21年
- 経済社会総合研究所国民経済計算部企画調査課研究専門職
- 平成23年
- 国土交通省国土政策局総合計画課計画第1係長
- 平成25年
- 消費者庁消費者安全課課長補佐(総括担当)
- 平成28年
- 日本学術会議事務局企画課課長補佐
- 平成29年
- 副大臣秘書官
- 令和元年
- 政策統括官(経済社会システム担当)付参事官(共助社会づくり推進担当)付参事官補佐
- 令和2年
- 政策統括官(経済社会システム担当)付参事官(総括担当)付参事官補佐
- 令和4年
- 現職
松村 紗也子(MATSUMURA Sayako)(12年目)
政策統括官(沖縄政策担当)付参事官(企画担当)付参事官補佐
係員時代から現在まで一つ一つ積み重ねてきた経験
消費者庁に出向中、景品表示法への課徴金制度導入の法改正業務を担当しました。経済界への影響力の大きさなどを考えると、緊張感が続く日々でしたが、制度の円滑な運用を見据えた政策の企画立案の重要性という、その後のキャリアにとって基本的なことを学びました。
その後、米国の公共政策大学院にて留学し、PPP(public private
partnership)を通じた、インフラ投資やスタートアップ支援の在り方について、ニューヨーク市に対して提言を行い、多様な国籍やバックグラウンドの友人たちと行うプロジェクト管理の難しさについて学びました。
帰国後は、復興庁宮城復興局に出向し、宮城県内の自治体の方々と一緒に、総理や大臣等の視察のサポートを行い、復興の現場を東京に伝える業務にあたりました。
また、内閣府副大臣の秘書官として、防災や経済安全保障を始めとした幅広い業務にも携わりました。副大臣から重要政策についての問題意識等を伺い、部局とも議論をしながら、日々前に進めていく仕事は、一部局にいては決して経験できないものとなりました。
現在は、沖縄政策担当にて、本土復帰から50年を迎えたこれからの沖縄振興策について、地元自治体から出向されている職員の方々などと一緒に仕事をしております。少しでも成長できるよう一つ一つの業務に向き合っていきたいと思います。
経歴
- 平成23年
-
採用
大臣官房政策評価広報課政策評価第1係 - 平成24年
- 消費者庁総務課総括係
- 平成26年
- 同 総括係長
- 平成27年
- 留学(米・コロンビア大学)
- 平成29年
- 復興庁宮城復興局参事官付参事官補佐
- 平成31年
- 同 参事官
- 令和2年
- 政策統括官(政策調整担当)付参事官(青年国際交流担当)付参事官補佐(国際企画担当)
- 令和3年
- 副大臣秘書官
- 令和4年
- 現職