日常生活に関する情報に満足しているかをみると、「満足している」（32.6％）と「まあ満足している」（59.0％）を合わせた「満足（計）」が91.5％を占めている。

都市規模別にみると、「満足している」が町村で高い。

健康状態別にみると、健康状態の良い人ほど「満足（計）」が高い。

経済的状況別にみると、経済的に心配なく暮らしている人ほど「満足（計）」が高くなっている。

今回の調査結果を65歳以上に限定し、平成６年の調査と比較すると、「満足している」が3.4ポイント上昇しているが、「まあ満足している」が5.5ポイント低下しているため、「満足（計）」がわずかに低下している。

日常生活に関する情報をどこから得ているかみると、「テレビ」が79.6％と最も高く、次いで「新聞（タウン紙を含む）」が57.3％と半数強、「友人、隣人」が38.2％、「家族」が34.1％となっている。

都市規模別にみると、「新聞（タウン紙を含む）」は中都市、これに次いで大都市で高く、「友人、隣人」は町村、これに次いで小都市で高い。

性別でみると、女性より男性で高いものは「新聞（タウン紙を含む）」・「ラジオ」で、一方、男性より女性で高いものは「友人、隣人」・「家族」・「チラシ、折り込み、ダイレクトメールなど」となっている。

年齢階級別にみると、「新聞（タウン紙を含む）」は年齢の低い人ほど高い傾向にあり、74歳以下で6割前後に達し、「友人、隣人」も年齢の低い人で高く、79歳以下で4割近い。また「ラジオ」・「雑誌」も年齢の低い人ほど高い傾向にある。一方、「家族」は高齢の人ほど高くなっている。

健康状態別にみると、健康状態の良い人ほど「新聞（タウン紙を含む）」・「友人、隣人」は高い。一方、健康状態の良くない人で「家族」が高い。

職業別にみると、有職（計）で「新聞（タウン紙を含む）」・「友人、隣人」は高く、無職（計）で「チラシ、折り込み、ダイレクトメールなど」は高い。また、常勤被用者で「友人、隣人」が低く、「雑誌」や「職場」が他と比べ高い。

社会参加活動の有無別にみると、参加している人で特に「友人、隣人」が高い。

今回の調査結果を65歳以上に限定し、平成６年の調査と比較すると、「チラシ、折り込み、ダイレクトメールなど」は4.2ポイント、「ラジオ」が2.4ポイント上昇し、「テレビ」が1.6ポイント、「友人、隣人」が1.2ポイント低下している。

*選択肢なし

高齢者向け情報の情報源をみると、「テレビ」が48.9％、「役所、自治会の広報紙」が46.8％と高く、次いで「新聞（タウン紙を含む）」が36.4％、「友人、隣人」が29.8％、「家族」が20.8％となっている。

都市規模別にみると、「友人、隣人」が都市規模が小さくなるほど高く、「役所、自治会の広報紙」が都市部で高い。

性別にみると、女性より男性に高いものは「テレビ」や「新聞（タウン紙を含む）」で、一方、男性より女性に高いものは「友人、隣人」や「家族」となっている。

年齢階級別にみると、「テレビ」は年齢の低い人ほど高い傾向にあり、「役所、自治会の広報紙」や「新聞（タウン紙を含む）」は74歳以下で高い。また、「家族」は高齢の人ほど高い。

職業別にみると、「新聞（タウン紙を含む）」は有職（計）で高い。

社会参加活動の有無別にみると、参加している人で高いものは「役所、自治会の広報紙」・「新聞（タウン紙を含む）」・「友人、隣人」・「公的施設（老人福祉センター、公民館など）」で、参加していない人で高いものは「家族」となっている。

今回の調査結果を65歳以上に限定し、平成６年の調査と比較すると、「テレビ」が6.9ポイント、「役所、自治会の広報紙」が4.1ポイント、「家族」が3.4ポイント、いずれも上昇している。

日常生活に関する情報に対する不満をみると、「字が小さくて読めない」が14.5％、「どの情報が信頼できるかわからない」が8.2％、「情報量が多すぎる」が7.6％となっている。一方、「特に不満はない」は58.9％、「情報収集に関心がない」は8.5％である。

年齢階級別にみると「情報収集に関心がない」は高齢になるほど高い傾向にある。

性・年齢階級別にみると、「字が小さくて読めない」は女性の60歳代後半で21.8％と高い。

経済的状況別にみると、「情報量が多すぎる」が経済的な心配のない人で高い以外、いずれも家計が苦しく非常に心配であるという人で高い。

日常生活に関する情報で、もっと欲しい内容をみると、「健康づくり」が18.5％、「医療」が15.9％、「年金」が11.3％、「在宅ケア、介護サービス、家事援助など生活上の世話」が9.8％となり、「特にない」が55.6％と過半数を占めている。

都市規模別にみると、「健康づくり」が町村で高い。

年齢階級別にみると、年齢の低い人ほど高いものは「健康づくり」・「年金」・「趣味、スポーツ活動、旅行、レジャー」であり、「在宅ケア、介護サービス、家事援助など生活上の世話」は、80歳以上で高い。

健康状態別にみると、健康状態の良い人ほど高い傾向にあるものは「趣味、スポーツ活動、旅行、レジャー」と「教養講座の受講などの学習活動、文化的な催しもの」一方、健康状態の良くない人ほど高い傾向にあるものは「在宅ケア、介護サービス、家事援助など生活上の世話」・「医療」・「心配ごとや悩みごとに関する相談」・「介護用品」となっている。

職業別にみると、「健康づくり」と「医療」は無職（計）より有職（計）で高く、「在宅ケア、介護サービス、家事援助など生活上の世話」は無職（計）で高い。

経済的状況別にみると、経済的な心配のある人ほど高いものは「医療」・「年金」・「住まい（高齢者向け住宅の供給、増改築・手直し等）」・「心配ごとや悩みごとに関する相談」となっている。