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第2章 調査結果の概要


1 生活上の心配ごと

(1) 現在の生活についての満足度
現在の生活についての満足度をみると、「満足している」(24.0%)と「まあ満足している」(57.4%)を合わせた「満足(計)」が8割を占めている。
同居形態別にみると、「満足(計)」は一人暮らしで76.1%と夫婦世帯の84.4%より低い。
都市規模別にみると、「満足(計)」の割合は大都市で76.2%とやや低い。
健康状態別にみると、健康状態の良い人ほど「満足している」の割合が高い傾向にある。
住居形態別にみると、「満足(計)」の割合は「持家(計)」で高い。
今回の調査結果を、一人暮らしは65歳以上、夫婦世帯は夫が65歳以上で妻が 60歳以上の夫婦に限定し、平成6年度の調査と比較すると(以下平成6年度の調査という)、総数では「満足(計)」が9.5ポイント低下し、特に「満足している」が20.1ポイント低下している。また、同居形態別では、1人暮らしで「満足(計)」が11.7ポイント低下、「満足している」が20.3ポイント低下、夫婦世帯では「満足(計)」が8.3ポイント低下、「満足している」が19.9ポイント低下している。

図1−1 現在の生活についての満足度

図1−1 現在の生活についての満足度

表1−1 現在の生活についての満足度

                 総数 満足 不満 わからない
(計) 満足している まあ満足している (計) やや不満である 不満である
 
総数 2,203 81.3 24.0 57.4 17.9 12.5 5.4 0.8
【同居形態別】                
一人暮らし 812 76.1 19.6 56.5 22.9 15.1 7.8 1.0
夫婦世帯  1,391 84.4 26.5 57.9 15.0 10.9 4.0 0.6
【都市規模別】                
大都市 505 76.2 22.0 54.3 21.8 14.7 7.1 2.0
中都市 705 81.4 27.1 54.3 18.3 12.8 5.5 0.3
小都市 421 84.8 25.4 59.4 15.2 9.7 5.5 0.0
町村 572 83.2 20.8 62.4 15.9 12.2 3.7 0.9
【性別】                
 男 878 81.2 22.6 58.7 17.9 11.6 6.3 0.9
 女 1,325 81.4 24.9 56.5 17.9 13.1 4.8 0.7
【年齢階級別】                
60〜64歳 411 79.1 29.9 49.1 20.0 12.4 7.5 1.0
65〜69歳 690 83.5 24.2 59.3 16.1 12.5 3.6 0.4
70〜74歳 532 80.8 20.7 60.2 18.6 13.5 5.1 0.6
75〜79歳 370 80.0 23.0 57.0 18.6 13.2 5.4 1.4
80歳以上 200 82.5 21.5 61.0 16.5 8.5 8.0 1.0
【健康状態別】                
良い 563 88.8 45.5 43.3 10.7 7.8 2.8 0.5
まあ良い 544 88.1 20.6 67.5 11.6 9.0 2.6 0.4
普通 540 83.3 19.4 63.9 15.6 11.9 3.7 1.1
あまり良くない 451 66.5 9.8 56.8 32.4 23.5 8.9 1.1
良くない 99 57.6 10.1 47.5 41.4 12.1 29.3 1.0
【住居形態別】                
持家(計) 1,876 83.7 25.6 58.0 15.6 11.5 4.1 0.7
借家(計) 326 67.8 14.4 53.4 31.3 18.4 12.9 0.9
一戸建て(計) 1,902 83.2 25.1 58.0 16.1 11.7 4.4 0.7
集合住宅(計) 293 69.3 16.7 52.6 29.7 17.4 12.3 1.0
【平成6年度調査比較】                
平成11年度(平成6年度対応総数)  1,910 82.3 23.4 58.8 17.0 12.1 4.9 0.8
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 699 77.3 19.7 57.5 21.6 14.7 6.9 1.1
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 1,211 85.1 25.5 59.6 14.3 10.6 3.7 0.6
平成6年度総数 2,089 91.8 43.5 48.3 7.7 6.0 1.7 0.5
平成6年度一人暮らし 748 89.0 40.0 49.1 10.3 7.9 2.4 0.7
平成6年度夫婦世帯 1,341 93.4 45.4 47.9 6.3 5.0 1.3 0.4

(2) 日常生活での心配の有無
日常生活での心配の有無をみると、「心配がある」と「多少心配がある」を合わせた「心配がある(計)」が45.4%となっている。
同居形態別にみると、「心配がある(計)」が一人暮らしで50.9%と半数に達し、夫婦世帯の42.3%より高い。
年齢階級別にみると、80歳以上で「心配がある(計)」の割合が高い。
健康状態別にみると、健康状態の良くない人ほど「心配がある(計)」の割合が高く、健康状態は良くないと答えた人では「心配がある」の割合が51.5%と半数を超えている。
住居形態別にみると、「心配がある(計)」の割合は「借家(計)」が「持家(計)」より高くなっている。

表1−2 日常生活での心配の有無

  総数 心配がある 心配はない 無回答
(計) 心配がある 多少心配がある
総数 2,203 45.4 12.7 32.8 54.4 0.2
【同居形態別】            
一人暮らし 812 50.9 15.9 35.0 48.8 0.4
夫婦世帯 1,391 42.3 10.8 31.5 57.7 0.1
【都市規模別】            
大都市 505 41.4 14.3 27.1 58.2 0.4
中都市 705 47.8 13.9 33.9 52.2 -
小都市 421 43.5 11.4 32.1 56.3 0.2
町村 572 47.6 10.7 36.9 52.3 0.2
【性別】            
 男 878 42.9 12.4 30.5 56.8 0.2
 女 1,325 47.1 12.8 34.3 52.8 0.2
【年齢階級別】            
60〜 64歳 411 42.8 11.7 31.1 56.9 0.2
65〜 69歳 690 44.8 9.9 34.9 55.2 0.0
70〜 74歳 532 44.5 14.7 29.9 55.5 0.0
75〜 79歳 370 46.8 13.8 33.0 52.7 0.5
80歳 以上 200 53.0 17.0 36.0 46.5 0.5
【健康状態別】            
良い 563 26.5 5.9 20.6 73.5 0.0
まあ良い 544 34.9 6.3 28.7 64.9 0.2
普通 540 45.2 8.3 36.9 54.4 0.4
あまり良くない 451 74.3 25.5 48.8 25.7 0.0
良くない 99 81.8 51.5 30.3 17.2 1.0
【住居形態別】            
持家(計) 1,876 43.6 11.2 32.3 56.2 0.2
借家(計) 326 56.4 20.9 35.6 43.6 0.0
一戸建て(計) 1,902 43.8 11.3 32.5 56.0 0.2
集合住宅(計) 293 56.0 21.8 34.1 43.7 0.3

(3) 日常生活での心配ごと
日常生活で心配ごとがある人に、心配ごとはどのようなことかたずねたところ、「自分や配偶者の健康がすぐれなかったり病気がちである」が58.1%と過半数に達し最も高く、次いで「生活のための収入が足りない」21.9%、「頼れる人がいなく一人きりである」17.5%、「子供や孫のこと」16.1%、「自分や配偶者が寝たきりや身体が不自由であり介護を必要としている」13.1%となっている。
同居形態別にみると、一人暮らしでは「自分や配偶者の健康がすぐれなかったり病気がちである」が49.6%と最も多く、次いで「頼れる人がいなく一人きりである」37.0%、「生活のための収入が足りない」25.7%となり、夫婦世帯では「自分や配偶者の健康がすぐれなかったり病気がちである」が64.1%と最も多く、次いで「生活のための収入が足りない」19.2%、「子供や孫のこと」19.0%、「自分や配偶者が寝たきりや身体が不自由であり介護を必要としている」16.8%となっている。
都市規模別にみると、「自分や配偶者の健康がすぐれなかったり病気がちである」・「生活のための収入が足りない」・「頼れる人がいなく一人きりである」・「自分や配偶者が寝たきりや身体が不自由であり介護を必要としている」は大都市で高く、「子供や孫のこと」は都市規模が小さくなるほど高い。
健康状態別にみると、「自分や配偶者の健康がすぐれなかったり病気がちである」は健康状態が良くない人ほど割合が高く、「子供や孫のこと」は健康状態の良い人ほど割合が高い。

表1−3 日常生活での心配ごと

                 総数 自分や配偶者が病気がちである 自分や配偶者が介護を必要 頼れる人がいなく一人きりである 生活のための収入が足りない 相続等のことでもめている 人とのつきあいがうまくいってない 子供や孫のこと 親や兄弟の世話 社会の仕組みがわからない
【総数】 1,001 58.1 13.1 17.5 21.9 3.0 2.3 16.1 3.0 6.8
【同居形態別】                    
一人暮らし 413 49.6 7.7 37.0 25.7 3.9 3.9 11.9 2.2 7.0
夫婦世帯 588 64.1 16.8 3.7 19.2 2.4 1.2 19.0 3.6 6.6
【都市規模別】                    
大都市 209 62.7 22.0 23.9 27.3 3.3 3.8 8.1 3.8 7.7
中都市 337 57.0 10.7 14.8 18.7 2.7 2.4 16.6 2.4 8.0
小都市 183 56.3 12.0 19.7 21.9 2.2 1.6 16.9 2.2 7.1
町村 272 57.4 9.9 14.3 21.7 3.7 1.5 21.0 3.7 4.4
【性別】                    
 男 377 60.7 14.3 16.2 22.8 3.2 1.3 19.1 2.9 6.9
 女 624 56.6 12.3 18.3 21.3 2.9 2.9 14.3 3.0 6.7
【年齢階級別】                    
60〜64歳 176 48.3 9.7 11.4 28.4 3.4 4.5 18.8 6.3 10.2
65〜69歳 309 56.0 11.0 17.2 25.2 1.9 1.3 15.2 3.6 6.5
70〜74歳 237 57.0 11.4 20.7 20.3 3.0 1.7 19.8 2.1 6.8
75〜79歳 173 67.1 17.9 15.6 16.2 3.5 2.9 13.9 0.6 6.4
80歳以上 106 68.9 20.8 24.5 14.2 4.7 1.9 9.4 1.9 2.8
【健康状態別】                    
良い 149 38.9 10.7 12.1 24.2 6.0 2.0 18.1 5.4 6.0
まあ良い 190 40.0 11.1 15.8 21.6 1.1 3.2 27.4 4.7 10.5
普通 244 45.5 9.8 22.5 21.7 1.6 2.5 16.4 3.3 7.8
あまり良くない 335 78.5 13.4 16.4 21.5 3.9 1.8 11.0 1.2 4.5
良くない 81 88.9 29.6 19.8 21.0 2.5 2.5 6.2 1.2 6.2
【住居形態別】                    
持家(計) 817 58.4 13.3 15.2 18.0 3.5 2.1 17.9 3.2 6.6
借家(計) 184 57.1 12.0 27.7 39.1 0.5 3.3 8.2 2.2 7.6
一戸建て(計) 833 58.6 13.1 15.6 20.0 3.6 1.9 17.9 3.0 6.7
集合住宅(計) 164 57.3 13.4 27.4 31.7 - 3.7 7.3 3.0 7.3

(続き) 人々の考え方等がわからない    だまされたり、犯罪に巻き込まれた その他 無回答 回答計
【総数】 0.9 2.1 5.8 2.5 153.0
【同居形態別】          
一人暮らし 0.7 3.6 5.8 2.9 162.0
夫婦世帯 1.0 1.0 5.8 2.2 146.8
【都市規模別】          
大都市 0.5 3.3 7.2 1.4 175.1
中都市 0.6 1.8 6.5 3.9 146.0
小都市 2.7 1.6 2.7 2.2 149.2
町村 0.4 1.8 5.9 1.8 147.4
【性別】          
 男 1.1 2.1 6.6 2.1 159.4
 女 0.8 2.1 5.3 2.7 149.2
【年齢階級別】          
60〜64歳 1.1 1.7 8.5 3.4 155.7
65〜69歳 0.6 1.3 4.5 1.6 146.0
70〜74歳 0.8 3.0 5.9 3.4 155.7
75〜79歳 1.2 1.2 4.0 1.2 151.4
80歳以上 0.9 4.7 7.5 3.8 166.0
【健康状態別】          
良い 1.3 1.3 10.1 4.0 140.3
まあ良い 1.1 3.2 3.7 1.6 144.7
普通 0.8 2.0 8.2 4.9 147.1
あまり良くない 0.9 2.1 3.9 0.9 160.0
良くない 0.0 1.2 3.7 1.2 184.0
【住居形態別】          
持家(計) 0.9 2.1 5.4 2.6 149.1
借家(計) 1.1 2.2 7.6 2.2 170.7
一戸建て(計) 1.0 2.0 4.9 2.5 150.9
集合住宅(計) 0.6 2.4 8.5 2.4 165.2

(4) 将来への不安
将来の自分の日常生活への不安をみると、「とても不安を感じる」と「多少不安を感じる」を合わせた「不安を感じる(計)」が67.8%となっている。
同居形態別にみると、「不安を感じる(計)」は一人暮らしで69.6%、夫婦世帯で66.7%と大きな差はみられないが、「とても不安を感じる」は一人暮らしで17.7%と夫婦世帯の12.1%よりやや高い。
健康状態別にみると、健康状態の良くない人ほど「とても不安を感じる」の割合が高い。
住居形態別にみると、「とても不安を感じる」の割合は借家(計)で25.2%と高い。

表1−4 将来への不安

  総数 不安を感じる 不安は感じない 無回答
(計) とても不安を感じる 多少不安を感じる
【総数】 2,203 67.8 14.2 53.6 31.9 0.4
【同居形態別】            
一人暮らし 812 69.6 17.7 51.8 30.0 0.4
夫婦世帯 1,391 66.7 12.1 54.6 32.9 0.4
【都市規模別】            
大都市 505 65.7 16.0 49.7 33.7 0.6
中都市 705 69.1 16.7 52.3 30.6 0.3
小都市 421 67.7 14.3 53.4 32.1 0.2
町村 572 68.0 9.4 58.6 31.6 0.3
【性別】            
 男 878 65.5 13.6 51.9 34.1 0.5
 女 1,325 69.3 14.6 54.6 30.4 0.3
【年齢階級別】            
60〜64歳 411 70.6 14.4 56.2 29.2 0.2
65〜69歳 690 70.4 11.7 58.7 29.3 0.3
70〜74歳 532 65.2 13.3 51.9 34.6 0.2
75〜79歳 370 65.7 17.8 47.8 33.5 0.8
80歳以上 200 63.5 18.0 45.5 36.0 0.5
【健康状態別】            
良い 563 55.1 6.4 48.7 44.9 0.0
まあ良い 544 64.5 8.5 56.1 35.1 0.4
普通 540 68.3 11.5 56.9 31.5 0.2
あまり良くない 451 82.3 26.6 55.7 16.9 0.9
良くない 99 89.9 49.5 40.4 9.1 1.0
【住居形態別】            
持家(計) 1,876 66.6 12.3 54.3 33.2 0.3
借家(計) 326 74.5 25.2 49.4 24.5 0.9
一戸建て(計) 1,902 66.7 12.7 54.0 33.0 0.3
集合住宅(計) 293 75.4 24.6 50.9 23.9 0.7

(5) 不安な点
将来の自分の日常生活への不安を感じる人に、不安はどのようなことかたずねたところ、「自分や配偶者の健康や病気のこと」が73.2%と最も高く、次いで「自分や配偶者が寝たきりや身体が不自由になり介護が必要な状態になること」53.9%、「頼れる人がいなくなり一人きりの暮らしになること」23.5%、「生活のための収入のこと」23.3%となっている。
同居形態別にみると、「自分や配偶者の健康や病気のこと」・「自分や配偶者が寝たきりや身体が不自由になり介護が必要な状態になること」・「子供や孫などの将来」は一人暮らしと比べ夫婦世帯で割合が高い。
年齢階級別にみると、「自分や配偶者が寝たきりや身体が不自由になり介護が必要な状態になること」は年齢の高い人ほど、「自分や配偶者の健康や病気のこと」は75歳以上で高く、「頼れる人がいなくなり一人きりの暮らしになること」と「生活のための収入のこと」は74歳以下で高い。
健康状態別にみると、「自分や配偶者の健康や病気のこと」と「生活のための収入のこと」は健康状態の良くない人ほど高く、「子供や孫などの将来」は健康状態の良い人で高い。

表1−5 不安な点

  総数 自分や配偶者の健康や病気のこと  自分や配偶者が要介護状態になる  一人きりの暮らしになること 生活のための収入のこと 財産等の管理や相続のこと 人とのつきあいのこと 子供や孫などの将来 親や兄弟などの世話
【総数】 1,493 73.2 53.9 23.5 23.3 5.8 1.9 10.6 2.8
【同居形態別】                  
一人暮らし 565 64.1 43.9 21.4 24.8 6.0 1.8 7.3 2.1
夫婦世帯 928 78.8 60.0 24.8 22.4 5.7 1.9 12.7 3.2
【都市規模別】                  
大都市 332 70.8 57.2 24.4 27.1 4.8 1.5 5.1 3.9
中都市 487 74.9 53.8 20.7 19.5 5.5 1.8 12.1 2.7
小都市 285 76.1 53.7 24.9 27.0 8.4 2.8 11.9 3.2
町村 389 71.0 51.4 25.2 22.1 5.1 1.5 12.6 1.8
【性別】                  
 男 575 74.1 55.7 25.6 23.7 6.1 2.1 12.2 1.9
 女 918 72.7 52.8 22.2 23.1 5.7 1.7 9.7 3.4
【年齢階級別】                  
60〜 64歳  290 72.1 51.7 23.4 25.9 5.5 2.1 14.5 5.9
65〜 69歳 486 71.0 51.9 25.3 26.3 5.8 1.9 9.7 3.9
70〜 74歳 347 71.8 53.6 27.4 22.2 6.1 2.0 11.2 1.4
75〜 79歳 243 76.1 58.0 20.6 18.5 5.3 2.1 8.6 0.4
80歳 以上 127 82.7 59.8 11.8 18.1 7.1 0.8 7.9 0.0
【健康状態別】                  
良い 310 70.0 47.7 20.0 21.9 6.5 1.9 10.3 2.9
まあ良い 351 67.5 52.4 23.6 18.5 5.1 2.0 15.7 4.3
普通 369 70.5 59.6 26.3 24.4 5.1 1.9 10.8 3.8
あまり良くない 371 80.3 54.4 25.3 27.5 7.0 1.6 7.3 1.1
良くない 89 88.8 56.2 15.7 24.7 4.5 2.2 5.6 0.0
【住居形態別】                  
持家(計) 1,249 74.2 54.2 23.3 19.9 6.4 1.8 11.6 3.1
借家(計) 243 67.9 52.7 24.7 40.7 2.9 2.1 5.8 1.2
一戸建て(計) 1,268 74.3 54.3 23.7 22.3 6.5 2.0 11.6 3.0
集合住宅(計) 221 67.0 52.0 22.6 29.0 2.3 1.4 5.4 1.8

(続き) 社会の仕組みが大きく変わること 人々の考え方等が大きく変わること 財産を失ってしまうこと その他 無回答 回答計
【総数】 9.4 2.3 2.7 1.4 0.1 211.2
【同居形態別】            
一人暮らし 7.4 1.4 4.2 1.6 0.2 186.2
夫婦世帯 10.7 2.9 1.8 1.3 0.1 226.4
【都市規模別】            
大都市 9.6 0.9 3.6 1.2 - 210.2
中都市 12.5 3.9 2.3 1.4 0.4 211.7
小都市 10.2 2.1 3.2 1.1 - 224.6
町村 4.9 1.8 2.3 1.8 - 201.5
【性別】            
 男 10.1 2.3 2.1 1.2 - 216.9
 女 9.0 2.4 3.2 1.5 0.2 207.6
【年齢階級別】            
60〜 64歳  11.0 3.1 3.4 1.7 0.7 221.0
65〜 69歳 12.1 2.3 2.7 1.2 0.0 214.0
70〜 74歳 8.4 2.3 2.9 2.0 0.0 211.2
75〜 79歳 6.6 2.1 2.9 0.8 0.0 202.1
80歳 以上 3.9 1.6 0.8 0.8 0.0 195.3
【健康状態別】            
良い 11.9 3.2 2.3 1.9 0.3 201.0
まあ良い 10.0 2.3 2.3 1.7 0.0 205.4
普通 8.7 1.9 2.7 1.1 0.3 217.1
あまり良くない 7.5 2.4 3.5 1.1 0.0 219.1
良くない 10.1 1.1 3.4 1.1 0.0 213.5
【住居形態別】            
持家(計) 9.3 2.5 2.8 1.2 0.1 210.5
借家(計) 10.3 1.6 2.5 2.5 0.4 215.2
一戸建て(計) 9.5 2.6 2.8 1.1 0.1 213.7
集合住宅(計) 9.0 0.9 2.3 3.2 0.5 197.3

(6) 心配ごとの相談相手
心配ごとや悩みごとの話し相手や相談相手をみると、「子供」が62.1%と高く、次いで「配偶者」が50.4%となり、これらは半数以上となっている。これらに次いで、「兄弟姉妹」が23.6%、「友人・知人」が14.5%、「子供の配偶者」が10.4%となっている。
同居形態別にみると、一人暮らしでは「子供」が58.1%と最も高く、次いで「兄弟姉妹」28.7%、「友人・知人」20.0%、一方夫婦世帯では「配偶者」が79.4%と高く、次いで「子供」64.3%、「兄弟姉妹」20.6%、「友人・知人」11.4%となっている。夫婦世帯の「配偶者」を除くと順位は同様となっているが、「子供」は一人暮らしより夫婦世帯で、また「兄弟姉妹」と「友人・知人」及び「となり近所の人」・「それ以外の家族・親族」・「民生委員」は夫婦世帯より一人暮らしで高くなっている。
都市規模別にみると、「子供」は小都市や町村で高く、「兄弟姉妹」は都市規模が小さくなるほど高く、「となり近所の人」は町村に高い。
年齢階級別にみると、「子供」・「となり近所の人」は年齢の高い人ほど高く、「兄弟姉妹」・「友人・知人」は年齢の低い人ほど高い。

表1−6 心配ごとの相談相手

                 総数 配偶者 子供 子供の配偶者 兄弟姉妹 それ以外の家族・親族 友人・知人 となり近所の人 民生委員
【総数】 2,203 50.4 62.1 10.4 23.6 6.1 14.5 6.8 4.4
【同居形態別】                  
一人暮らし 812 0.7 58.1 9.5 28.7 8.3 20.0 10.2 7.8
夫婦世帯 1,391 79.4 64.3 10.9 20.6 4.9 11.4 4.7 2.4
【都市規模別】                  
大都市 505 46.3 58.2 8.3 18.4 4.4 15.0 4.2 2.4
中都市 705 49.4 59.0 10.1 22.0 4.3 16.6 6.2 4.8
小都市 421 56.5 66.0 10.9 25.4 8.6 10.9 5.9 4.8
町村 572 50.7 66.3 12.2 28.8 8.2 14.2 10.3 5.4
【性別】                  
 男 878 65.6 55.5 9.1 20.0 5.4 11.5 5.7 3.9
 女 1,325 40.3 66.4 11.2 26.0 6.6 16.5 7.5 4.8
【年齢階級別】                  
60〜 64歳 411 59.4 58.4 8.8 29.4 6.3 20.0 5.1 1.7
65〜 69歳 690 56.7 59.1 8.1 25.4 5.4 14.3 5.9 4.1
70〜 74歳 532 51.1 64.1 12.4 21.6 6.2 14.5 6.2 3.8
75〜 79歳 370 38.4 65.9 11.4 19.7 6.8 11.6 8.1 8.6
80歳 以上 200 30.5 67.0 14.5 18.0 7.0 9.5 12.0 5.0
【健康状態別】                  
良い 563 56.7 63.4 9.4 22.4 5.7 15.5 5.7 3.0
まあ良い 544 51.5 64.3 11.6 24.4 5.9 15.3 7.4 2.2
普通 540 51.7 61.1 8.9 25.2 6.5 16.3 8.0 4.4
あまり良くない 451 40.8 61.4 11.3 23.5 7.1 11.8 6.2 7.5
良くない 99 44.4 48.5 13.1 16.2 4.0 9.1 6.1 9.1
【住居形態別】                  
持家(計) 1,876 54.7 64.5 11.2 23.8 6.3 14.3 6.6 4.1
借家(計) 326 25.8 47.9 5.8 22.7 5.2 16.0 8.0 6.4
一戸建て(計) 1,902 54.0 64.2 11.3 23.7 6.5 14.4 6.7 4.0
集合住宅(計) 293 27.3 48.1 5.1 23.2 3.8 15.4 6.8 6.5

(続き) 高齢者総合相談センター等 市町村や都道府県の相談窓口 その他 相談したりする人はいない 無回答 回答計
【総数】 1.8 2.1 0.8 5.7 0.2 188.9
【同居形態別】            
一人暮らし 2.2 2.5 1.7 10.0 0.1 159.7
夫婦世帯 1.6 1.9 0.3 3.2 0.2 205.9
【都市規模別】            
大都市 1.4 2.6 0.6 6.3 0.2 168.3
中都市 2.4 1.3 1.3 5.8 0.3 183.4
小都市 1.4 1.7 0.5 5.7 0.0 198.3
町村 1.7 3.0 0.7 5.1 0.2 206.8
【性別】            
 男 1.6 2.8 0.3 8.1 0.2 189.7
 女 2.0 1.6 1.1 4.2 0.2 188.3
【年齢階級別】            
60〜 64歳 1.2 2.2 0.2 5.8 0.2 198.8
65〜 69歳 1.6 2.2 1.2 5.7 0.1 189.7
70〜 74歳 2.4 1.5 0.8 4.9 0.2 189.7
75〜 79歳 2.2 2.2 0.3 6.8 0.0 181.9
80歳 以上 1.5 3.0 2.0 6.0 0.5 176.5
【健康状態別】            
良い 0.9 2.0 0.5 5.2 - 190.2
まあ良い 1.7 0.6 0.7 4.8 0.2 190.4
普通 2.0 3.5 0.7 4.4 0.4 193.1
あまり良くない 2.0 1.8 1.3 7.5 0.2 182.5
良くない 5.1 4.0 1.0 13.1 - 173.7
【住居形態別】            
持家(計) 1.7 1.8 0.6 4.8 0.2 194.5
借家(計) 2.5 3.7 1.8 11.0 0.3 157.1
一戸建て(計) 1.7 1.8 0.7 4.8 0.2 194.1
集合住宅(計) 2.0 3.8 1.4 11.3 0.3 154.9

(7) 近所づきあい
近所づきあいをみると、「お互いに訪問しあう人がいる」が46.6%と半数近くを占め、「立ち話をする程度の人がいる」が30.3%、「あいさつをする程度の人がいる」が19.0%、「つきあいはない」は4.1%となっている。
同居形態別にみると、「立ち話をする程度の人がいる」は一人暮らしより夫婦世帯に高く、「あいさつをする程度の人がいる」や「つきあいはない」は一人暮らしに高い。
都市規模別にみると、「お互いに訪問しあう人がいる」は都市規模が小さくなるほど高く、「立ち話をする程度の人がいる」・「あいさつをする程度の人がいる」・「つきあいはない」は都市規模が大きくなるほど高い。
年齢階級別にみると、「お互いに訪問しあう人がいる」は年齢階級が高くなるほど高い。
健康状態別にみると、健康状態の良い人ほど近所づきあいが深い。
住居形態別にみると、「お互いに訪問しあう人がいる」の割合は集合住宅(計)で22.9%と低い。
平成6年度の調査と比較すると、「お互いに訪問しあう人がいる」が総数で3.2ポイント低下し、一人暮らしでは3.6ポイント、夫婦世帯では3.0ポイント低下し、「立ち話をする程度の人がいる」が総数で4.1ポイント上昇し、一人暮らしでは3.1ポイント、夫婦世帯では4.9ポイント上昇している。

表1−7 近所づきあい

  総数 お互いに訪問しあう人がいる 立ち話をする程度の人がいる あいさつをする程度の人がいる つきあいはない
【総数】 2,203 46.6 30.3 19.0 4.1
【同居形態別】          
一人暮らし 812 45.9 25.0 21.3 7.8
夫婦世帯 1,391 47.0 33.4 17.6 1.9
【都市規模別】          
大都市 505 27.7 36.4 27.9 7.9
中都市 705 44.0 29.4 22.0 4.7
小都市 421 52.5 29.2 16.2 2.1
町村 572 62.2 26.9 9.4 1.4
【性別】          
 男 878 43.4 30.2 22.7 3.8
 女 1,325 48.8 30.4 16.5 4.3
【年齢階級別】          
60〜 64歳 411 45.0 29.9 20.9 4.1
65〜 69歳 690 44.2 32.9 19.1 3.8
70〜 74歳 532 47.6 31.6 17.3 3.6
75〜 79歳 370 49.2 29.2 18.6 3.0
80歳 以上 200 51.0 21.0 19.5 8.5
【健康状態別】          
良い 563 49.7 29.7 18.1 2.5
まあ良い 544 51.8 28.5 16.5 3.1
普通 540 44.8 33.5 18.1 3.5
あまり良くない 451 41.2 32.4 21.1 5.3
良くない 99 33.3 17.2 33.3 16.2
【住居形態別】          
持家(計) 1,876 50.2 30.8 16.4 2.7
借家(計) 326 26.1 27.6 34.0 12.3
一戸建て(計) 1,902 50.3 31.0 16.2 2.5
集合住宅(計) 293 22.9 26.3 36.5 14.3
【平成6年度調査比較】          
平成11年度(平成6年度対応総数)  1,910 46.8 30.8 18.7 3.6
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 699 47.2 25.8 19.9 7.2
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 1,211 46.6 33.8 18.1 1.6
平成6年度総数 2,089 50.0 26.7 19.8 3.5
平成6年度一人暮らし 748 50.8 22.7 20.9 5.6
平成6年度夫婦世帯 1,341 49.6 28.9 19.2 2.3

(8) 社会とのかかわり
社会とのかかわりを持って生活したいと思うかをみると、「そう思う」(39.0%)と「どちらかといえばそう思う」(25.6%)を合わせた「そう思う(計)」が64.6%と過半数を占めている。
同居形態別にみると、「そう思う(計)」の割合は夫婦世帯で69.7%と一人暮らしの55.9%より高い。
都市規模別にみると、「そう思う」の割合が大都市で30.7%と低い。
年齢階級別にみると、「そう思う(計)」の割合は年齢が低くなるほど高くなっている。
健康状態別にみると、健康状態の良い人ほど「そう思う」の割合が高くなっている。
住居形態別にみると、「そう思う(計)」の割合が持家(計)に高い。
平成6年度の調査と比較すると、「そう思う(計)」が総数で9.5ポイント低下し、一人暮らしで12.5ポイント、夫婦世帯で7.7ポイント低下し、「そう思わない(計)」が総数で7.9ポイント上昇し、一人暮らしで10.7ポイント、夫婦世帯で6.3ポイント上昇している。

表1−8 社会とのかかわり

  総数 そう思う そうは思わない わからない
(計) そう思う どちらかといえばそう思う (計) どちらかといえばそうは思わない そうは思わない
【総数】 2,203 64.6 39.0 25.6 29.7 11.3 18.4 5.7
【同居形態別】                
一人暮らし 812 55.9 31.5 24.4 36.2 12.2 24.0 7.9
夫婦世帯 1,391 69.7 43.4 26.3 26.0 10.9 15.1 4.4
【都市規模別】                
大都市 505 58.6 30.7 27.9 34.3 14.7 19.6 7.1
中都市 705 67.4 43.4 24.0 27.8 9.6 18.2 4.8
小都市 421 63.2 38.0 25.2 33.3 9.7 23.5 3.6
町村 572 67.5 41.6 25.9 25.5 11.7 13.8 7.0
【性別】                
 男 878 68.7 42.4 26.3 26.9 10.8 16.1 4.4
 女 1,325 61.9 36.8 25.1 31.6 11.7 19.9 6.5
【年齢階級別】                
60〜 64歳 411 72.5 46.5 26.0 23.6 9.7 13.9 3.9
65〜 69歳 690 68.7 42.5 26.2 26.2 10.1 16.1 5.1
70〜 74歳 532 62.2 38.7 23.5 33.8 14.1 19.7 3.9
75〜 79歳 370 60.0 33.2 26.8 32.4 12.4 20.0 7.6
80歳 以上 200 49.0 23.0 26.0 38.5 9.5 29.0 12.5
【健康状態別】                
良い 563 74.1 54.7 19.4 21.8 8.7 13.1 4.1
まあ良い 544 71.3 40.8 30.5 25.7 10.8 14.9 2.9
普通 540 64.3 35.4 28.9 29.3 12.8 16.5 6.5
あまり良くない 451 50.3 24.8 25.5 41.2 13.7 27.5 8.4
良くない 99 39.4 23.2 16.2 47.5 10.1 37.4 13.1
【住居形態別】                
持家(計) 1,876 67.3 40.8 26.4 27.4 11.2 16.2 5.3
借家(計) 326 49.1 28.2 20.9 43.3 12.3 31.0 7.7
一戸建て(計) 1,902 66.6 40.3 26.3 28.0 11.3 16.8 5.4
集合住宅(計) 293 51.5 30.4 21.2 40.6 11.9 28.7 7.8
【平成6年度調査比較】                
平成11年度(平成6年度対応総数)  1,910 63.5 38.1 25.4 30.5 11.7 18.8 6.0
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 699 55.7 30.8 24.9 36.2 12.3 23.9 8.2
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 1,211 68.0 42.4 25.7 27.2 11.3 15.9 4.8
平成6年度総数 2,089 73.0 47.3 25.7 22.6 9.0 13.6 4.5
平成6年度一人暮らし 748 68.2 42.9 25.3 25.5 9.1 16.4 6.3
平成6年度夫婦世帯 1,341 75.7 49.7 26.0 20.9 8.9 12.0 3.4

(9) 子供との同居 
高齢者が子供や子供夫婦と暮らすことについてみると、「一緒に暮らす方がよい」(16.6%)と「できれば一緒に暮らす方がよい」(28.3%)を合わせた「一緒に暮らす(計)」が44.9%となっており、一方「別々に暮らす方がよい」(23.9%)と「できれば別々に暮らす方がよい」(20.1%)を合わせた「別々に暮らす(計)」が44.0%となっている。
都市規模別にみると、小都市や町村で「一緒に暮らす(計)」が高く、大都市や中都市で「別々に暮らす(計)」が高くなっている。
性別でみると、「一緒に暮らす(計)」は女性より男性で高い。 
住居形態別にみると、「一緒に暮らす(計)」が「集合住宅(計)」より「一戸建て(計)」で高くなっている。
居住年数別にみると、生まれてからずっとという人で「一緒に暮らす(計)」の割合が60.9%と過半数を占めている。
平成6年度の調査と比較すると、「一緒に暮らす(計)」が総数で4.5ポイント低下し、一人暮らしで2.4ポイント、夫婦世帯で5.6ポイント低下している。

表1−9 子供との同居

  総数 一緒に暮らす 別々に暮らす どちらともいえない その他 わからない
(計) 一緒に暮らす方がよい できれば一緒に暮らす方がよい (計) できれば別々に暮らす方がよい 別々に暮らす方がよい
【総数】 2,203 44.9 16.6 28.3 44.0 20.1 23.9 6.6 0.5 4.0
【同居形態別】                    
一人暮らし 812 41.7 16.1 25.6 42.4 17.2 25.1 8.1 0.2 7.5
夫婦世帯 1,391 46.7 16.9 29.8 45.0 21.8 23.2 5.8 0.6 1.9
【都市規模別】                    
大都市 505 32.7 13.1 19.6 51.1 21.2 29.9 8.1 0.4 7.7
中都市 705 41.1 14.0 27.1 47.2 22.6 24.7 7.5 0.9 3.3
小都市 421 54.6 24.5 30.2 37.8 14.3 23.5 5.7 0.2 1.7
町村 572 53.1 17.1 36.0 38.5 20.5 18.0 4.9 0.2 3.3
【性別】                    
 男 878 48.5 19.0 29.5 40.8 17.2 23.6 6.8 0.5 3.4
 女 1,325 42.5 15.0 27.5 46.2 22.0 24.2 6.5 0.5 4.4
【年齢階級別】                    
60〜 64歳 411 46.7 17.5 29.2 44.5 22.1 22.4 6.3 0.7 1.7
65〜 69歳 690 45.4 16.7 28.7 44.2 21.3 22.9 6.4 0.3 3.8
70〜 74歳 532 45.5 16.7 28.8 43.8 17.5 26.3 6.8 0.4 3.6
75〜 79歳 370 42.2 15.1 27.0 45.7 21.9 23.8 7.0 0.5 4.6
80歳 以上 200 43.0 17.0 26.0 40.0 15.5 24.5 7.0 0.5 9.5
【健康状態別】                    
良い 563 42.1 18.8 23.3 47.1 22.0 25.0 8.2 0.4 2.3
まあ良い 544 43.8 16.0 27.8 45.8 24.4 21.3 6.1 0.4 4.0
普通 540 48.1 14.3 33.9 41.9 18.9 23.0 5.2 0.4 4.4
あまり良くない 451 47.2 16.9 30.4 41.5 16.2 25.3 5.5 0.9 4.9
良くない 99 40.4 20.2 20.2 39.4 8.1 31.3 13.1 - 7.1
【住居形態別】                    
持家(計) 1,876 46.6 17.5 29.1 43.4 21.2 22.3 6.3 0.4 3.1
借家(計) 326 34.7 11.0 23.6 47.5 14.1 33.4 8.3 0.6 8.9
一戸建て(計) 1,902 47.1 17.8 29.3 43.0 20.4 22.6 6.6 0.5 2.9
集合住宅(計) 293 30.7 8.9 21.8 51.5 18.1 33.4 7.2 0.3 10.2
【居住年数別】                    
1年未満  24 41.7 12.5 29.2 50.0 29.2 20.8 8.3 0.0 0.0
1年以上〜3年未満 53 32.1 9.4 22.6 49.1 17.0 32.1 9.4 1.9 7.5
3年以上〜5年未満 45 44.4 17.8 26.7 40.0 6.7 33.3 4.4 4.4 6.7
5年以上〜10年未満 112 40.2 14.3 25.9 44.6 18.8 25.9 8.9 0.0 6.3
10年以上〜20年未満 302 39.1 13.2 25.8 49.7 24.2 25.5 7.0 0.0 4.3
20年以上〜30年未満 374 42.0 12.6 29.4 47.3 23.5 23.8 5.1 0.0 5.6
30年以上 1,037 44.9 16.8 28.2 44.1 19.9 24.2 7.1 0.6 3.3
生まれてからずっと 256 60.9 28.5 32.4 31.3 14.1 17.2 5.1 0.4 2.3
【平成6年度調査比較】                    
平成11年度(平成6年度対応総数)  1,910 44.6 16.4 28.2 44.1 20.2 23.9 6.6 0.4 4.3
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 699 41.5 15.0 26.5 42.2 17.0 25.2 8.2 0.1 8.0
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 1,211 46.3 17.2 29.1 45.2 22.0 23.1 5.7 0.6 2.2
平成6年度総数 2,089 49.1 17.8 31.3 40.0 20.0 20.0 7.8 0.4 2.8
平成6年度一人暮らし 748 43.9 18.2 25.7 41.4 18.4 23.0 9.9 0.4 4.4
平成6年度夫婦世帯 1,341 51.9 17.5 34.4 39.2 20.9 18.3 6.6 0.4 1.9

2 生計

(1) 毎月の生活費
一ヵ月当たりの生活費をみると、「10〜15万円未満」が24.0%、「15〜20万円未満」が23.7%となっている。
一人暮らしでは「5〜10万円未満」が36.3%と高く、次いで「10〜15万円未満」30.3%、「15〜20万円未満」15.0%となり、夫婦世帯では「15〜20万円未満」が28.8%と高く、次いで「10〜15万円未満」20.3%、「20〜25万円未満」18.0%となっている。

表2−1 毎月の生活費

                 総数 5万円未満 5〜10万円未満 10〜15万円未満 15〜20万円未満 20〜25万円未満 25〜30万円未満 30〜35万円未満 35〜40万円未満
【総数】 2,203 2.8 19.3 24.0 23.7 13.8 8.8 2.4 1.3
【同居形態別】                  
一人暮らし 812 6.8 36.3 30.3 15.0 6.5 1.7 0.6 0.1
夫婦世帯 1,391 0.5 9.3 20.3 28.8 18.0 12.9 3.5 1.9
【都市規模別】                  
大都市 505 1.6 14.7 23.2 23.6 15.4 11.7 3.0 1.4
中都市 705 2.6 17.0 21.6 24.7 15.0 8.4 3.7 2.1
小都市 421 3.3 19.7 24.7 23.3 15.2 9.5 1.0 1.2
町村 572 3.8 25.9 27.3 23.1 9.6 6.1 1.4 0.2
【性別】                  
 男 878 1.0 11.7 22.4 26.8 16.3 12.2 3.2 1.9
 女 1,325 4.0 24.3 25.1 21.7 12.1 6.5 1.9 0.8
【年齢階級別】                  
60〜 64歳 411 1.7 11.2 18.2 28.0 18.7 11.9 3.2 1.9
65〜 69歳 690 1.0 15.9 23.6 25.5 15.8 10.9 1.9 1.6
70〜 74歳 532 1.9 19.0 26.5 24.1 12.6 7.9 3.6 0.8
75〜 79歳 370 4.6 28.1 25.7 19.5 10.8 4.9 1.4 1.1
80歳 以上 200 10.5 32.0 27.5 16.0 5.0 4.5 1.5 0.5
【健康状態別】                  
良い 563 1.6 12.4 21.0 25.8 18.3 11.4 2.5 2.5
まあ良い 544 3.3 16.9 25.6 24.4 15.1 7.4 2.6 0.9
普通 540 3.0 20.0 23.0 23.7 13.5 10.4 2.0 1.1
あまり良くない 451 3.1 27.1 26.6 21.5 8.0 6.4 2.7 0.7
良くない 99 5.1 32.3 26.3 17.2 9.1 4.0 2.0 -
【住居形態別】                  
持家(計) 1,876 2.9 17.7 22.6 24.5 14.0 9.9 2.6 1.4
借家(計) 326 2.1 28.2 32.2 19.3 12.6 2.1 1.2 0.3
一戸建て(計) 1,902 2.9 18.0 23.6 24.4 13.7 9.5 2.5 1.3
集合住宅(計) 293 1.7 26.6 27.3 19.8 13.7 4.4 1.7 1.4

(続き) 40万円以上 無回答 25万円以上(計)
【総数】 1.8 2.2 14.2
【同居形態別】      
一人暮らし 0.6 2.0 3.1
夫婦世帯 2.4 2.3 20.7
【都市規模別】      
大都市 2.8 2.8 18.8
中都市 2.8 2.1 17.0
小都市 0.7 1.4 12.4
町村 0.3 2.3 8.0
【性別】      
 男 1.8 2.6 19.1
 女 1.7 1.9 10.9
【年齢階級別】      
60〜 64歳 2.9 2.2 20.0
65〜 69歳 2.2 1.6 16.5
70〜 74歳 1.1 2.6 13.3
75〜 79歳 1.6 2.4 8.9
80歳 以上 - 2.5 6.5
【健康状態別】      
良い 3.0 1.6 19.4
まあ良い 1.5 2.4 12.3
普通 1.3 2.0 14.8
あまり良くない 1.3 2.7 11.1
良くない 1.0 3.0 7.1
【住居形態別】      
持家(計) 2.0 2.3 15.9
借家(計) 0.6 1.2 4.3
一戸建て(計) 1.8 2.3 15.0
集合住宅(計) 1.7 1.7 9.2

(2) 主な収入源
現在の生活費をまかなっている主な収入源をみると、「公的な年金(国民年金、厚生年金など)」が89.4%に達し最も高く、次いで「就業による収入」が30.1%、「預貯金の引出し」が14.6%となっている。
同居形態別にみると、一人暮らしでは「公的な年金」が88.2%と最も多く、次いで「就業による収入」19.2%、「預貯金の引出し」14.8%となり、夫婦世帯では「公的な年金」が90.2%と最も多く、次いで「就業による収入」36.5%、「預貯金の引出し」14.5%で、一人暮らしより夫婦世帯で「就業による収入」が高い。
都市規模別にみると、「就業による収入」は町村で高い。
年齢階級別にみると、「公的な年金」は65歳以上では9割以上を占め、「恩給」は75歳以上で高く、「就業による収入」は年齢の低い人ほど高く、60〜64歳で55.2%と半数強に達している。
職業別にみると、有職では「就業による収入」が89.7%と高く、次いで「公的な年金」79.7%となり、無職では「公的な年金」が93.1%と最も高く、次いで「預貯金の引出し」17.5%となっている。
平成6年度の調査と比較すると、総数では「就業による収入」が2.2ポイント低下、「子供などからの援助」が2.7ポイント低下し、「公的な年金」が1.7ポイント上昇している。次に、一人暮らしでは「子供などからの援助」が5.2ポイント低下、「預貯金の引出し」が4.1ポイント低下し、「公的な年金」が2.1ポイント上昇している。一方、夫婦世帯では「恩給」が2.5ポイント低下、「就業による収入」が2.1ポイント低下し、「預貯金の引出し」が2.3ポイント上昇している。

図2−2 主な収入源

図2−2 主な収入源

表2−2 主な収入源

                 総数 就業による収入 公的な年金 恩給 私的な年金 預貯金の引出し 利子・配当金などの収入 家賃・地代などの収入 子供などからの援助
【総数】 2,203 30.1 89.4 5.3 5.4 14.6 3.0 5.2 4.3
【同居形態別】                  
一人暮らし 812 19.2 88.2 6.3 2.8 14.8 2.0 4.4 6.3
夫婦世帯 1,391 36.5 90.2 4.7 7.0 14.5 3.5 5.6 3.2
【都市規模別】                  
大都市 505 26.5 87.3 5.1 5.1 11.3 3.8 7.3 3.6
中都市 705 24.8 89.6 5.4 6.7 19.3 4.3 5.7 3.5
小都市 421 32.1 89.3 5.9 7.6 14.7 2.6 6.2 4.3
町村 572 38.5 91.1 4.7 2.6 11.5 0.9 1.9 5.9
【性別】                  
 男 878 36.2 88.8 4.6 5.8 13.0 2.6 4.7 2.8
 女 1,325 26.1 89.8 5.7 5.2 15.6 3.2 5.5 5.3
【年齢階級別】                  
60〜 64歳 411 55.2 71.0 1.0 7.5 11.9 3.6 5.4 3.2
65〜 69歳 690 35.8 92.9 1.7 5.9 14.9 2.5 4.6 2.0
70〜 74歳 532 22.0 95.3 5.8 5.8 17.1 3.8 5.5 5.3
75〜 79歳 370 15.4 92.4 11.1 4.1 14.9 2.7 4.3 4.3
80歳 以上 200 8.0 94.0 14.0 1.0 11.5 1.5 7.5 12.0
【健康状態別】                  
良い 563 40.0 89.2 4.8 4.1 13.5 4.3 4.8 2.0
まあ良い 544 32.0 89.7 6.4 4.6 15.1 2.8 5.1 5.1
普通 540 31.5 88.1 4.3 9.3 14.8 3.9 5.9 4.1
あまり良くない 451 16.9 91.1 5.5 4.0 15.5 0.7 4.7 6.0
良くない 99 16.2 87.9 6.1 4.0 12.1 2.0 6.1 7.1
【職業別】                  
有職 610 89.7 79.7 2.5 4.3 7.0 1.0 5.4 2.8
無職 1,590 7.4 93.1 6.3 5.9 17.5 3.7 5.0 4.9
【住居形態別】                  
持家(計) 1,876 31.1 90.6 5.8 5.8 14.9 3.4 6.0 4.1
借家(計) 326 24.8 82.5 2.5 3.7 12.9 0.6 0.6 5.5
一戸建て(計) 1,902 31.2 90.4 5.7 5.7 15.2 2.9 5.6 4.3
集合住宅(計) 293 22.9 83.6 2.4 4.1 10.6 3.4 2.7 4.4
【平成6年度調査比較】                  
平成11年度(平成6年度対応総数) 1,910 26.0 93.2 6.0 5.4 15.1 2.9 5.4 4.5
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 699 15.7 92.1 7.3 2.9 14.9 1.9 4.6 6.3
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 1,211 31.9 93.8 5.2 6.9 15.2 3.5 5.9 3.5
平成6年度総数 2,089 28.2 91.5 8.0 4.2 15.1 4.8 6.1 7.2
平成6年度一人暮らし 748 17.8 90.0 8.7 2.5 19.0 5.3 6.6 11.5
平成6年度夫婦世帯 1,341 34.0 92.4 7.7 5.1 12.9 4.5 5.8 4.8

(続き) 生活保護  その他 無回答 回答計
【総数】 1.9 0.4 0.0 159.6
【同居形態別】        
一人暮らし 4.4 0.5 0.1 149.0
夫婦世帯 0.4 0.3 0.0 165.8
【都市規模別】        
大都市 2.8 0.0 0.0 152.9
中都市 2.1 0.3 0.1 161.8
小都市 1.9 0.5 0.0 165.1
町村 0.9 0.7 0.0 158.7
【性別】        
 男 1.6 0.5 - 160.6
 女 2.1 0.3 0.1 158.9
【年齢階級別】        
60〜 64歳 1.2 1.0 0.0 161.1
65〜 69歳 1.7 0.3 0.0 162.5
70〜 74歳 1.3 0.0 0.0 161.8
75〜 79歳 3.0 0.3 0.3 152.7
80歳 以上 3.5 0.5 0.0 153.5
【健康状態別】        
良い 0.4 0.2 - 163.1
まあ良い 1.1 0.2 - 162.1
普通 1.1 0.4 0.2 163.5
あまり良くない 5.1 0.9 - 150.3
良くない 5.1 - - 146.5
【職業別】        
有職 0.2 0.0 0.0 192.5
無職 2.6 0.5 0.1 147.0
【住居形態別】        
持家(計) 0.6 0.3 0.1 162.5
借家(計) 9.5 0.6 - 143.3
一戸建て(計) 0.8 0.4 0.1 162.3
集合住宅(計) 8.5 0.3 - 143.0
【平成6年度調査比較】        
平成11年度(平成6年度対応総数) 1.9 0.3 0.1 160.7
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 4.7 0.3 0.1 150.8
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 0.3 0.2 0.0 166.4
平成6年度総数 1.2 0.8 - 167.2
平成6年度一人暮らし 3.2 1.5 - 166.0
平成6年度夫婦世帯 0.1 0.4 - 167.8

(3) 高齢者の就労
一般論として、何歳くらいまで収入のある仕事をするのがよいと思うかをみると、「65歳くらいまで」が29.8%と高く、次いで「年齢にこだわらず、元気ならいつまでも働く方がよい」28.2%、「70歳くらいまで」24.7%となっている。
同居形態別にみると、一人暮らしでは「年齢にこだわらず、元気ならいつまでも働く方がよい」が30.0%と高く、次いで「65歳くらいまで」27.6%、「70歳くらいまで」21.6%となっており、夫婦世帯では、「65歳くらいまで」が31.1%と高く、次いで「年齢にこだわらず、元気ならいつまでも働く方がよい」27.2%、「70歳くらいまで」26.6%となっている。
年齢階級別にみると、「65歳くらいまで」の割合は60〜64歳で38.4%と高く、一方「年齢にこだわらず、元気ならいつまでも働く方がよい」の割合は80歳以上で36.0%と高い。
職業別にみると、「60歳くらいまで」と「65歳くらいまで」の割合は無職で高く、「年齢にこだわらず、元気ならいつまでも働く方がよい」の割合は有職で高い。
平成6年度の調査と比較すると、「年齢にこだわらず、元気ならいつまでも働く方がよい」は総数では6.9ポイント低下し、一人暮らしで7.6ポイント、夫婦世帯で6.5ポイント低下している。一方、「65歳くらいまで」が総数で3.4ポイント上昇し、夫婦世帯で4.4ポイント上昇している。

表2−3 高齢者の就労

  総数 60歳くらいまで 65歳くらいまで 70歳くらいまで 75歳くらいまで 元気ならいつまでも働く方がよい その他 わからない
【総数】 2,203 7.9 29.8 24.7 5.0 28.2 0.4 3.9
【同居形態別】                
一人暮らし 812 9.0 27.6 21.6 4.8 30.0 0.1 6.9
夫婦世帯 1,391 7.3 31.1 26.6 5.2 27.2 0.6 2.1
【都市規模別】                
大都市 505 7.9 29.7 27.9 3.6 25.3 - 5.5
中都市 705 8.1 30.6 24.4 4.5 28.1 0.4 3.8
小都市 421 8.8 30.6 22.8 2.6 30.4 0.7 4.0
町村 572 7.2 28.1 23.8 8.7 29.4 0.5 2.3
【性別】                
 男 878 5.5 30.4 28.1 6.3 27.0 0.5 2.3
 女 1,325 9.6 29.4 22.5 4.2 29.1 0.4 4.9
【年齢階級別】                
60〜 64歳 411 7.3 38.4 26.0 0.7 25.3 0.2 1.9
65〜 69歳 690 7.5 29.0 26.2 5.4 28.4 0.4 3.0
70〜 74歳 532 9.0 29.7 21.8 8.6 27.3 0.6 3.0
75〜 79歳 370 8.1 28.1 25.9 4.9 28.4 0.5 4.1
80歳 以上 200 7.5 18.0 22.5 3.5 36.0 0.0 12.5
【健康状態別】                
良い 563 7.5 28.8 25.6 5.9 29.7 0.7 2.0
まあ良い 544 7.2 31.3 28.7 3.7 25.9 0.4 2.9
普通 540 6.9 30.2 24.8 4.4 30.0 0.4 3.3
あまり良くない 451 11.5 30.4 18.8 6.2 26.6 0.2 6.2
良くない 99 5.1 21.2 24.2 6.1 31.3 - 12.1
【職業別】                
有職 610 2.3 18.0 28.4 8.7 40.5 0.7 1.5
無職 1,590 10.1 34.3 23.3 3.6 23.6 0.3 4.7
【住居形態別】                
持家(計) 1,876 8.4 30.4 24.9 4.8 27.6 0.5 3.4
借家(計) 326 5.5 26.1 23.6 6.4 31.6 - 6.7
一戸建て(計) 1,902 8.4 30.3 24.8 5.0 27.9 0.5 3.2
集合住宅(計) 293 5.1 26.6 24.6 5.5 29.7 - 8.5
【平成6年度調査比較】                
平成11年度(平成6年度対応総数) 1,910 8.2 28.7 24.3 5.7 28.5 0.4 4.1
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 699 9.3 26.2 21.6 5.6 29.8 0.1 7.4
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 1,211 7.5 30.1 25.9 5.8 27.8 0.6 2.2
平成6年度総数 2,089 7.9 25.3 22.7 5.6 35.4 0.3 2.9
平成6年度一人暮らし 748 7.4 24.7 19.4 6.4 37.4 0.3 4.4
平成6年度夫婦世帯 1,341 8.1 25.7 24.5 5.1 34.3 0.3 2.0

(4) 資産の譲渡
土地・家屋などの資産を譲るとした場合、老後の世話をしてくれたかどうかを考慮するかみると、「老後の世話をしたかどうかに関係なく相続させる」が41.9%を占め、「実際に老後の世話をしたかどうかによって差をつけて相続させる」が29.1%となっている。
同居形態別にみると、一人暮らしでは「老後の世話をしたかどうかに関係なく相続させる」が36.3%、「実際に老後の世話をしたかどうかによって差をつけて相続させる」が27.2%となっている。一方、夫婦世帯では「老後の世話をしたかどうかに関係なく相続させる」が45.2%と高く、「実際に老後の世話をしたかどうかによって差をつけて相続させる」が30.3%となっている。
都市規模別にみると、「老後の世話をしたかどうかに関係なく相続させる」の割合は町村で50.0%を占め、都市規模が小さいほど高い。
平成6年度の調査と比較すると、「老後の世話をしたかどうかに関係なく相続させる」は総数で6.5ポイント上昇し、一人暮らしで7.7ポイント、夫婦世帯で5.9ポイント上昇している。これに対して、「実際に老後の世話をしたかどうかによって差をつけて相続させる」が総数で3.9ポイント低下し、一人暮らしで8.0ポイント、夫婦世帯で1.6ポイント低下している。

表2−4 資産の譲渡

                 総数 世話をしたかに関係なく相続させる 世話をしたかによって差をつけて相続させる  どちらともいえない わからない
【総数】 2,203 41.9 29.1 17.3 11.6
【同居形態別】          
一人暮らし 812 36.3 27.2 20.1 16.4
夫婦世帯 1,391 45.2 30.3 15.7 8.8
【都市規模別】          
大都市 505 30.9 31.3 25.0 12.9
中都市 705 42.3 29.8 15.7 12.2
小都市 421 43.7 30.4 15.4 10.5
町村 572 50.0 25.5 14.0 10.5
【性別】          
 男 878 45.1 28.2 18.1 8.5
 女 1,325 39.8 29.7 16.8 13.6
【年齢階級別】          
60〜 64歳 411 39.9 32.1 15.3 12.7
65〜 69歳 690 40.7 31.6 16.1 11.6
70〜 74歳 532 41.2 28.6 19.9 10.3
75〜 79歳 370 47.6 25.1 17.3 10.0
80歳 以上 200 42.0 23.5 19.0 15.5
【健康状態別】          
良い 563 46.0 29.5 16.0 8.5
まあ良い 544 43.0 28.5 18.2 10.3
普通 540 39.6 30.0 15.9 14.4
あまり良くない 451 39.7 29.3 19.7 11.3
良くない 99 34.3 25.3 18.2 22.2
【住居形態別】          
持家(計) 1,876 45.5 29.4 16.0 9.1
借家(計) 326 21.8 27.6 24.8 25.8
一戸建て(計) 1,902 45.1 29.5 16.2 9.1
集合住宅(計) 293 22.5 27.0 24.2 26.3
【平成6年度調査比較】          
平成11年度(平成6年度対応総数) 1,910 42.7 28.7 17.3 11.3
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 699 37.9 26.6 19.9 15.6
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 1,211 45.5 29.9 15.8 8.8
平成6年度総数 2,089 36.2 32.6 17.2 14.0
平成6年度一人暮らし 748 30.2 34.6 19.0 16.2
平成6年度夫婦世帯 1,341 39.6 31.5 16.2 12.8

3 健康

(1) 健康の維持増進
自分の健康の維持増進のために何に気をつけているかをみると、「栄養のバランスのとれた食事をする」が57.4%と高く、次いで「規則正しい生活を送る」52.9%、「休養や睡眠を十分にとる」50.2%となっている。
同居形態別にみると、「栄養のバランスのとれた食事をする」と「規則正しい生活を送る」が一人暮らしより夫婦世帯に高く、「気持ちをなるべく明るく持つ」が夫婦世帯より一人暮らしに高い。
都市規模別にみると、「散歩やスポーツなどの運動をする」は大都市と中都市に高い。
年齢階級別にみると、「栄養のバランスのとれた食事をする」は60〜64歳で高くなっている。
平成6年度の調査と比較すると、総数では「健康診査などを定期的に受ける」が8.3ポイント上昇、「規則正しい生活を送る」が4.1ポイント上昇し、「休養や睡眠を十分にとる」が4.2ポイント低下している。次に、一人暮らしでは「健康診査などを定期的に受ける」が12.0ポイント上昇、「散歩やスポーツなどの運動をする」が6.3ポイント上昇し、「休養や睡眠を十分にとる」が4.8ポイント低下している。一方、夫婦世帯では「健康診査などを定期的に受ける」が6.2ポイント上昇、「規則正しい生活を送る」が4.8ポイント上昇、「栄養のバランスのとれた食事をする」が3.3ポイント上昇し、「休養や睡眠を十分にとる」が3.8ポイント低下している。

図3−1 健康の維持増進

図3−1 健康の維持増進

表3−1 健康の維持増進

  総数 規則正しい生活を送る 休養や睡眠を十分にとる 栄養のバランスのとれた食事をする 健康診査などを定期的に受ける 散歩やスポーツなどの運動をする 酒をひかえる タバコをひかえる 気持ちをなるべく明るく持つ
【総数】 2,203 52.9 50.2 57.4 32.8 30.9 4.9 4.6 21.1
【同居形態別】                  
一人暮らし 812 50.5 49.9 54.7 32.0 31.5 2.8 3.1 24.3
夫婦世帯 1,391 54.3 50.5 59.0 33.2 30.6 6.0 5.5 19.3
【都市規模別】                  
大都市 505 55.2 52.1 54.3 26.7 35.0 4.4 3.6 14.3
中都市 705 53.8 50.9 59.7 32.9 34.3 5.0 4.7 22.4
小都市 421 48.9 46.6 55.6 37.1 28.5 4.3 6.4 26.4
町村 572 52.6 50.5 58.6 34.8 24.8 5.6 4.2 21.7
【性別】                  
 男 878 49.9 48.5 49.8 34.7 32.3 10.6 9.9 18.1
 女 1,325 54.9 51.4 62.4 31.5 30.0 1.1 1.1 23.1
【年齢階級別】                  
60〜 64歳 411 53.3 47.9 64.7 31.4 34.3 5.4 5.6 21.9
65〜 69歳 690 53.3 50.9 58.4 33.9 28.4 4.6 4.8 22.3
70〜 74歳 532 52.1 52.1 53.4 32.9 30.1 5.8 5.5 20.1
75〜 79歳 370 54.9 49.2 57.6 30.8 32.4 4.1 2.7 19.7
80歳 以上 200 49.0 50.0 49.0 35.0 32.0 3.5 3.5 20.5
【健康状態別】                  
良い 563 57.5 49.7 59.3 31.8 34.6 4.6 4.4 21.1
まあ良い 544 50.6 50.4 58.1 30.9 30.7 4.2 4.8 22.8
普通 540 54.1 51.7 58.9 30.4 32.8 5.4 5.7 22.6
あまり良くない 451 51.0 50.8 55.7 38.8 26.8 5.3 2.9 18.8
良くない 99 40.4 42.4 41.4 34.3 20.2 4.0 7.1 14.1
【住居形態別】                  
持家(計) 1,876 53.3 50.3 58.5 33.3 30.9 5.0 4.6 20.5
借家(計) 326 50.6 50.3 50.9 30.1 31.3 4.0 4.6 24.8
一戸建て(計) 1,902 53.0 49.9 58.5 34.1 30.9 5.0 4.8 21.0
集合住宅(計) 293 51.9 53.6 50.9 23.9 31.7 3.8 3.1 20.8
【平成6年度調査比較】                  
平成11年度(平成6年度対応総数) 1,910 53.3 50.9 56.3 32.9 30.4 4.7 4.2 20.9
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 699 51.2 50.1 53.8 32.9 31.8 2.3 2.1 24.5
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 1,211 54.5 51.4 57.7 32.9 29.6 6.0 5.4 18.9
平成6年度総数 2,089 49.2 55.1 54.8 24.6 26.5 5.0 4.6 22.4
平成6年度一人暮らし 748 48.3 54.9 55.5 20.9 25.5 2.3 1.9 24.7
平成6年度夫婦世帯 1,341 49.7 55.2 54.4 26.7 27.0 6.6 6.1 21.0

(続き) その他 特にない 回答計
【総数】 1.3 4.5 260.6
【同居形態別】      
一人暮らし 1.0 5.5 255.3
夫婦世帯 1.4 3.9 263.6
【都市規模別】      
大都市 0.8 6.1 252.5
中都市 1.3 3.8 268.8
小都市 1.0 3.3 258.0
町村 1.9 4.7 259.4
【性別】      
 男 1.5 4.3 259.7
 女 1.1 4.6 261.1
【年齢階級別】      
60〜 64歳 0.2 3.6 268.4
65〜 69歳 0.9 5.2 262.8
70〜 74歳 2.1 4.5 258.5
75〜 79歳 1.9 3.2 256.5
80歳 以上 1.5 6.0 250.0
【健康状態別】      
良い 2.0 3.6 268.7
まあ良い 1.3 5.7 259.4
普通 0.7 2.8 265.0
あまり良くない 1.1 4.4 255.7
良くない 1.0 13.1 218.2
【住居形態別】      
持家(計) 1.3 4.1 261.7
借家(計) 0.9 6.7 254.3
一戸建て(計) 1.3 4.0 262.6
集合住宅(計) 1.0 7.5 248.1
【平成6年度調査比較】      
平成11年度(平成6年度対応総数) 1.4 4.6 259.5
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 1.1 5.6 255.4
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 1.6 4.0 261.9
平成6年度総数 1.1 6.4 249.6
平成6年度一人暮らし 1.5 7.8 243.2
平成6年度夫婦世帯 0.9 5.6 253.2

(2) 健康情報
高齢者の健康管理について知りたいことをみると、「食生活のあり方について」と「寝たきりの予防方法について」がともに29.6%、「老人性痴呆症について」が27.5%と高く、次いで「健康増進のための運動方法について」が21.9%となっている。
同居形態別にみると、一人暮らしでは「寝たきりの予防方法について」が32.9%と高く、次いで「老人性痴呆症について」27.0%、「食生活のあり方について」26.6%となっており、夫婦世帯では「食生活のあり方について」が31.3%と高く、次いで「老人性痴呆症について」と「寝たきりの予防方法について」が27.7%となっている。また、「寝たきりの予防方法について」は夫婦世帯より一人暮らしに高く、「食生活のあり方について」・「健康診査の内容や受け方について」・「がんや高血圧について」・「介護の方法について」は一人暮らしより夫婦世帯で高い。
性別にみると、「健康増進のための運動方法について」と「健康診査の内容や受け方について」は女性より男性で高く、「寝たきりの予防方法について」・「老人性痴呆症について」・「骨粗鬆症について」は男性より女性で高くなっている。
年齢階級別にみると、「寝たきりの予防方法について」と「介護の方法について」は60〜64歳で高い。
平成6年度の調査と比較すると、総数では「寝たきりの予防方法について」が5.5ポイント上昇、「食生活のあり方について」と「健康診査の内容や受け方について」が2.8ポイント上昇し、「がんや高血圧について」が6.1ポイント低下している。次に、一人暮らしでは「寝たきりの予防方法について」が10.0ポイント上昇、「介護の方法について」が5.5ポイント上昇し、「がんや高血圧について」が4.9ポイント低下している。一方、夫婦世帯では「介護の方法について」が7.9ポイント上昇、「健康診査の内容や受け方について」が4.4ポイント上昇し、「がんや高血圧について」が6.8ポイント低下している。

表3−2 健康情報

                 総数 食生活のあり方について 健康増進のための運動方法について 健康診査の内容や受け方について がんや高血圧について 骨粗鬆症について 老人性痴呆症について 寝たきりの予防方法について
 【総数】 2,203 29.6 21.9 18.3 17.6 12.8 27.5 29.6
【同居形態別】                
一人暮らし 812 26.6 20.9 13.3 14.8 15.0 27.0 32.9
夫婦世帯 1,391 31.3 22.4 21.3 19.2 11.6 27.7 27.7
【都市規模別】                
大都市 505 30.1 21.6 16.4 13.9 13.3 26.1 28.7
中都市 705 30.6 23.0 17.9 16.2 14.5 26.2 32.3
小都市 421 30.9 20.4 22.8 18.8 9.7 29.9 29.0
町村 572 26.9 21.9 17.3 21.7 12.8 28.3 27.6
【性別】                
 男 878 30.2 24.8 21.5 19.1 6.5 23.3 24.3
 女 1,325 29.2 19.9 16.2 16.5 17.1 30.2 33.2
【年齢階級別】                
60〜 64歳 411 31.4 21.7 20.4 19.5 10.9 29.4 34.5
65〜 69歳 690 30.9 23.9 17.7 19.1 15.8 26.5 28.7
70〜 74歳 532 28.0 22.6 19.5 17.7 12.8 28.6 28.0
75〜 79歳 370 31.4 19.5 18.1 15.1 11.9 27.6 29.2
80歳 以上 200 22.5 18.0 13.5 12.5 8.5 23.5 28.0
【健康状態別】                
良い 563 29.7 21.5 18.1 15.5 9.6 27.9 27.9
まあ良い 544 28.7 22.4 19.7 18.2 12.5 27.6 28.5
普通 540 31.9 23.1 19.1 20.7 14.3 27.8 28.1
あまり良くない 451 28.6 21.3 17.3 16.9 16.0 27.9 34.4
良くない 99 25.3 17.2 13.1 12.1 9.1 19.2 32.3
【住居形態別】                
持家(計) 1,876 29.9 21.9 17.6 18.0 12.5 27.5 28.8
借家(計) 326 27.9 21.8 22.7 15.3 14.4 27.6 34.4
一戸建て(計) 1,902 30.3 21.8 18.6 18.1 12.6 27.8 29.3
集合住宅(計) 293 25.6 22.5 17.4 14.0 14.3 25.3 31.4
【平成6年度調査比較】                
平成11年度(平成6年度対応総数) 1,910 29.5 21.5 17.9 17.0 13.1 27.6 29.1
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 699 26.6 20.5 12.7 14.2 15.3 26.9 31.9
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 1,211 31.2 22.0 20.8 18.6 11.8 28.0 27.5
平成6年度総数 2,089 26.7 23.0 15.1 23.1 13.4 26.9 23.6
平成6年度一人暮らし 748 24.3 21.7 12.8 19.1 14.2 25.3 21.9
平成6年度夫婦世帯 1,341 28.0 23.7 16.4 25.4 13.0 27.7 24.5

(続き) 介護の方法について 歯の健康について  その他 無回答 回答計
 【総数】 16.0 3.6 1.4 19.1 197.4
【同居形態別】          
一人暮らし 11.2 3.2 1.8 21.2 187.9
夫婦世帯 18.8 3.9 1.1 17.8 202.9
【都市規模別】          
大都市 14.7 3.4 0.8 18.4 187.3
中都市 18.3 5.8 1.3 17.6 203.7
小都市 15.7 2.9 1.7 18.1 199.8
町村 14.5 1.7 1.7 22.2 196.7
【性別】          
 男 15.8 4.2 1.9 21.5 193.3
 女 16.1 3.2 1.0 17.4 200.1
【年齢階級別】          
60〜 64歳 21.7 4.9 0.5 14.4 209.2
65〜 69歳 16.5 5.2 1.9 18.0 204.2
70〜 74歳 15.6 1.9 1.1 19.9 195.7
75〜 79歳 10.5 3.0 1.1 20.0 187.3
80歳 以上 13.5 1.5 2.5 28.5 172.5
【健康状態別】          
良い 17.4 4.4 1.2 20.1 193.3
まあ良い 15.6 4.4 1.3 18.6 197.4
普通 15.4 3.0 1.3 18.1 202.8
あまり良くない 13.7 1.8 1.3 19.5 198.7
良くない 23.2 7.1 3.0 19.2 180.8
【住居形態別】          
持家(計) 16.4 3.5 1.4 19.8 197.3
借家(計) 13.5 4.3 1.2 15.0 198.2
一戸建て(計) 16.4 3.5 1.4 19.4 199.2
集合住宅(計) 13.7 4.1 0.7 17.1 186.0
【平成6年度調査比較】          
平成11年度(平成6年度対応総数) 15.1 3.4 1.5 19.6 195.2
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 10.7 2.7 2.0 22.3 185.8
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 17.7 3.8 1.2 18.1 200.7
平成6年度総数 8.2 5.7 3.2 20.6 189.4
平成6年度一人暮らし 5.2 6.4 3.9 24.5 179.3
平成6年度夫婦世帯 9.8 5.4 2.8 18.4 195.0

(3) 緊急時の連絡先
けがや病気などで緊急に人の手助けを必要とする場合、誰に連絡するかをみると、「子供」が78.8%に達し最も高く、ついで「配偶者」が49.0%、「兄弟姉妹」が26.5%となっている。
一人暮らしでは「子供」が67.5%と最も高く、次いで、「兄弟姉妹」32.1%、「となり近所の人」24.3%となり、夫婦世帯では「子供」が85.3%と最も高く、次いで「配偶者」77.0%、「兄弟姉妹」23.1%となっている。

表3−3 緊急時の連絡先

  総数 配偶者 子供 子供の配偶者 兄弟姉妹 その他の家族・親族 友人・知人 となり近所の人 かかりつけの医師
【総数】 2,203 49.0 78.8 15.5 26.5 9.9 9.4 16.8 10.7
【同居形態別】                  
一人暮らし 812 1.1 67.5 13.4 32.1 13.7 15.8 24.3 11.8
夫婦世帯 1,391 77.0 85.3 16.8 23.1 7.7 5.6 12.4 10.1
【都市規模別】                  
大都市 505 47.5 70.9 15.6 22.6 6.3 8.9 11.3 9.5
中都市 705 48.5 80.6 15.9 25.8 7.7 11.5 16.9 12.5
小都市 421 54.4 81.7 16.2 27.6 14.0 5.9 18.5 9.5
町村 572 47.0 81.3 14.5 29.9 12.8 9.6 20.3 10.5
【性別】                  
 男 878 64.5 77.7 14.9 24.9 9.9 8.0 13.0 9.8
 女 1,325 38.8 79.5 15.9 27.5 9.9 10.3 19.3 11.3
【年齢階級別】                  
60〜 64歳 411 60.6 76.9 14.4 31.9 8.8 10.7 15.1 9.7
65〜 69歳 690 54.6 78.4 13.2 28.6 8.8 10.9 15.5 11.4
70〜 74歳 532 49.1 80.1 15.8 25.9 10.7 8.1 16.4 10.2
75〜 79歳 370 36.8 78.1 20.3 21.4 10.0 8.1 19.5 12.7
80歳 以上 200 28.5 81.5 16.5 19.0 13.5 7.0 21.0 8.0
【健康状態別】                  
良い 563 57.2 81.0 17.9 26.6 9.6 9.2 15.8 6.9
まあ良い 544 49.4 82.2 17.1 24.8 10.5 9.7 16.5 9.9
普通 540 50.6 77.0 14.1 29.6 9.8 10.4 19.6 9.8
あまり良くない 451 37.9 76.9 12.2 25.5 10.6 8.4 16.0 15.7
良くない 99 43.4 64.6 16.2 21.2 5.1 7.1 12.1 17.2
【住居形態別】                  
持家(計) 1,876 53.6 81.6 16.6 26.1 10.3 8.6 16.7 9.9
借家(計) 326 22.7 62.6 9.5 28.8 7.7 13.8 17.5 15.3
一戸建て(計) 1,902 52.9 81.6 16.3 26.3 10.3 8.7 17.2 10.5
集合住宅(計) 293 24.6 61.1 10.9 27.6 7.2 13.0 13.7 12.3

(続き) ホームヘルパー 訪問看護婦 家政婦 在宅介護支援センター、消防署 市役所、町村役場、福祉事務所 その他 誰もいない 無回答 回答計
【総数】 1.7 0.8 0.1 4.3 3.1 1.2 0.7 0.1 228.6
【同居形態別】                  
一人暮らし 3.2 1.0 0.1 6.2 6.3 3.1 1.8 0.1 201.5
夫婦世帯 0.9 0.7 0.1 3.2 1.3 0.1 0.1 0.1 244.4
【都市規模別】                  
大都市 1.4 - 0.4 3.2 5.3 1.6 1.4 - 205.9
中都市 2.0 0.3 - 3.3 2.3 1.4 0.9 - 229.4
小都市 2.1 2.4 - 5.2 3.1 1.0 0.5 - 242.0
町村 1.4 1.0 - 5.9 2.3 0.7 0.2 0.3 237.8
【性別】                  
 男 1.0 0.8 0.1 3.9 3.1 0.7 0.8 0.2 233.3
 女 2.2 0.8 0.1 4.6 3.2 1.5 0.7 - 225.5
【年齢階級別】                  
60〜 64歳 0.7 1.0 0.2 6.3 2.9 0.5 0.7 - 240.4
65〜 69歳 2.3 0.9 - 3.5 1.6 0.7 1.0 0.3 231.7
70〜 74歳 1.7 1.3 - 3.6 2.6 1.5 0.4 - 227.3
75〜 79歳 1.1 0.3 0.3 3.8 4.9 1.9 0.3 - 219.2
80歳 以上 3.0 - - 6.0 7.0 2.0 1.5 - 214.5
【健康状態別】                  
良い 0.7 0.2 0.2 4.1 1.6 1.2 0.4 - 232.7
まあ良い 1.3 0.9 - 3.3 1.1 1.1 0.9 0.4 229.2
普通 2.8 1.3 0.2 4.3 3.7 1.1 0.4 - 234.6
あまり良くない 2.2 1.1 - 4.4 5.3 1.1 0.7 - 218.2
良くない 2.0 - - 10.1 10.1 2.0 4.0 - 215.2
【住居形態別】                  
持家(計) 1.4 0.9 0.1 4.2 2.0 0.9 0.4 0.1 233.2
借家(計) 3.4 0.6 - 5.2 9.8 3.1 2.8 - 202.8
一戸建て(計) 1.6 0.9 0.1 4.1 2.1 1.0 0.4 0.1 234.1
集合住宅(計) 2.4 - - 5.1 9.6 1.7 3.1 - 192.2

4 福祉

(1) 介護の場所
仮に身体が虚弱になり日常生活を送る上で介護を必要とするようになった場合、どこで介護を受けたいかをみると、「現在の自宅で介護してほしい」が44.4%と最も高く、「病院などの医療施設に入院したい」が22.7%、「老人ホームなどの福祉施設に入所したい」が11.3%となっている。また、「老人ホームなどの福祉施設に入所したい」・「老人保健施設を利用したい」・「病院などの医療施設に入院したい」・「介護機能のある民間の有料老人ホームを利用したい」を合わせた「施設入所・利用・入院等(計)」が43.3%である。
同居形態別にみると、一人暮らしでは「病院などの医療施設に入院したい」(28.1%)と「現在の自宅で介護してほしい」(28.0%)が高く、次いで「老人ホームなどの福祉施設に入所したい」15.3%となり、夫婦世帯では「現在の自宅で介護してほしい」が54.1%と最も高く、次いで「病院などの医療施設に入院したい」19.5%、「老人ホームなどの福祉施設に入所したい」9.0%となっている。また、「施設入所・利用・入院等(計)」は一人暮らしで53.3%と半数に達し、夫婦世帯の37.5%より高い。
年齢階級別にみると、「施設入所・利用・入院等(計)」は60〜64歳で高い。
住居形態別にみると、「現在の自宅で介護してほしい」の割合は持家(計)で48.4%と高く、「施設入所・利用・入院等(計)」の割合は借家(計)で58.0%と高い。
平成6年度の調査と比較すると、「現在の自宅で介護してほしい」は総数で3.5ポイント上昇し、一人暮らしで4.0ポイント、夫婦世帯で3.5ポイント上昇し、「病院などの医療施設に入院したい」は総数で4.8ポイント低下し、一人暮らしで7.7ポイント、夫婦世帯で3.4ポイント低下し、「子供の家で介護してほしい」は夫婦世帯で2.4ポイント低下している。

図4−1 介護の場所

図4−1 介護の場所

表4−1 介護の場所

  総数 現在の自宅で介護してほしい 子供の家で介護してほしい 兄弟姉妹など親族の家で介護 老人ホームなどの福祉施設に入所 老人保健施設を利用したい 病院などの医療施設に入院したい 介護機能のある民間有料老人ホーム その他
【総数】 2,203 44.4 4.7 0.4 11.3 6.6 22.7 2.8 0.2
【同居形態別】                  
一人暮らし 812 28.0 7.9 0.9 15.3 7.4 28.1 2.6 0.2
夫婦世帯 1,391 54.1 2.9 0.1 9.0 6.1 19.5 2.9 0.1
【都市規模別】                  
大都市 505 36.6 4.0 0.6 11.1 6.5 23.2 4.6 0.2
中都市 705 43.1 5.8 0.6 9.8 8.9 23.7 2.6 0.3
小都市 421 49.9 3.6 - 10.9 4.8 23.8 2.4 -
町村 572 49.0 4.9 0.2 13.6 5.1 20.1 1.7 0.2
【性別】                  
 男 878 54.3 3.4 0.6 11.0 5.8 16.3 1.8 0.2
 女 1,325 37.9 5.6 0.2 11.5 7.1 26.9 3.4 0.2
【年齢階級別】                  
60〜 64歳 411 39.7 3.6 0.7 13.1 9.2 24.8 4.6 0.0
65〜 69歳 690 45.2 4.5 0.1 11.4 5.7 22.5 3.2 0.0
70〜 74歳 532 46.4 4.1 0.4 11.5 6.6 22.0 1.7 0.0
75〜 79歳 370 44.1 5.7 0.5 9.2 5.9 23.0 3.0 1.1
80歳 以上 200 47.0 7.5 0.0 10.5 5.5 20.0 0.0 0.0
【健康状態別】                  
良い 563 44.8 4.8 0.4 10.8 8.0 18.5 3.7 0.2
まあ良い 544 43.8 5.5 0.4 11.9 4.8 24.3 2.2 -
普通 540 45.2 4.3 0.4 12.2 6.3 23.7 2.8 0.2
あまり良くない 451 44.1 4.4 0.4 9.1 7.1 25.1 2.7 0.4
良くない 99 43.4 3.0 - 16.2 8.1 20.2 1.0 -
【住居形態別】                  
持家(計) 1,876 48.4 4.1 0.2 10.1 5.9 21.9 2.9 0.1
借家(計) 326 21.5 8.6 1.5 18.1 10.4 27.3 2.1 0.6
一戸建て(計) 1,902 47.5 4.4 0.3 10.7 6.0 22.0 2.7 0.2
集合住宅(計) 293 24.9 6.8 1.0 15.4 10.2 27.0 3.4 0.3
【平成6年度調査比較】                  
平成11年度(平成6年度対応総数) 1,910 45.3 5.0 0.3 10.7 6.3 22.3 2.5 0.2
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 699 29.0 8.4 0.6 14.7 6.9 27.6 2.3 0.3
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 1,211 54.7 3.0 0.1 8.4 6.0 19.2 2.6 0.2
平成6年度総数 2,089 41.8 6.7 0.9 11.7 4.7 27.1 2.2 0.1
平成6年度一人暮らし 748 25.0 9.1 1.9 15.2 5.7 35.3 2.1 0.3
平成6年度夫婦世帯 1,341 51.2 5.4 0.4 9.8 4.2 22.6 2.3 0.1

(続き) わからない 施設入所・利用・入院等(計)
【総数】 7.0 43.3
【同居形態別】    
一人暮らし 9.7 53.3
夫婦世帯 5.4 37.5
【都市規模別】    
大都市 13.3 45.3
中都市 5.2 45.0
小都市 4.8 41.8
町村 5.2 40.6
【性別】    
 男 6.5 35.0
 女 7.3 48.8
【年齢階級別】    
60〜 64歳 4.1 51.8
65〜 69歳 7.4 42.8
70〜 74歳 7.3 41.7
75〜 79歳 7.6 41.1
80歳 以上 9.5 36.0
【健康状態別】    
良い 8.9 41.0
まあ良い 7.2 43.2
普通 5.0 45.0
あまり良くない 6.7 43.9
良くない 8.1 45.5
【住居形態別】    
持家(計) 6.5 40.8
借家(計) 9.8 58.0
一戸建て(計) 6.4 41.3
集合住宅(計) 10.9 56.0
【平成6年度調査比較】    
平成11年度(平成6年度対応総数) 7.4 41.8
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 10.2 51.5
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 5.8 36.3
平成6年度総数 4.5 45.7
平成6年度一人暮らし 5.3 58.3
平成6年度夫婦世帯 4.0 38.9

(2) 介護を頼む人
介護の場所で『現在の自宅で介護してほしい』・『子供の家で介護してほしい』・『兄弟姉妹など親族の家で介護してほしいと』という人が、誰に介護を頼むつもりかをみると、「子供」が67.1%と高く、次いで「配偶者」が57.7%、「子供の配偶者」が23.5%、「ホームヘルパー」が22.5%「訪問看護婦」が13.7%となっている。
同居形態別にみると、一人暮らしでは「子供」が70.1%と最も高く、次いで「子供の配偶者」29.5%、「ホームヘルパー」26.8%となり、夫婦世帯では「配偶者」が78.6%と高く、次いで「子供」66.0%、「子供の配偶者」21.2%となっている。
年齢階級別にみると、「子供」は80歳以上で77.1%と高く、「子供の配偶者」は高齢者ほど高い。一方、「配偶者」・「訪問看護婦」は年齢の低い人ほど高く、「ホームヘルパー」は60〜64歳で28.2%と高い。
住居形態別にみると、「子供」は持家(計)で高い。
平成6年度の調査と比較すると、総数では「訪問看護婦」が5.9ポイント上昇、「ホームヘルパー」が5.8ポイント上昇し、「子供」が5.7ポイント低下、「子供の配偶者」が5.4ポイント低下している。次に、一人暮らしでは「訪問看護婦」が7.6ポイント上昇、「子供の配偶者」が6.0ポイント上昇、「ホームヘルパー」が5.1ポイント上昇し、「兄弟姉妹」が7.7ポイント低下、「その他の家族・親族」が4.0ポイント低下している。そして、夫婦世帯では「ホームヘルパー」が5.8ポイント上昇、「訪問看護婦」が5.1ポイント上昇し、「子供の配偶者」が9.6ポイント低下、「子供」が7.2ポイント低下している。

表4−2 介護を頼む人

                 該当数 配偶者 子供 子供の配偶者 兄弟姉妹 その他の家族・親族 友人・知人 となり近所の人 ホームヘルパー
【総数】 1,091 57.7 67.1 23.5 6.2 3.6 1.1 0.8 22.5
【同居形態別】                  
一人暮らし 298 2.3 70.1 29.5 9.4 7.0 1.3 1.3 26.8
夫婦世帯 793 78.6 66.0 21.2 5.0 2.3 1.0 0.6 20.9
【都市規模別】                  
大都市 208 55.3 67.3 16.8 7.7 1.0 1.4 - 23.1
中都市 349 55.9 63.6 22.1 4.3 3.2 1.1 1.7 28.9
小都市 225 65.8 69.3 30.7 5.8 4.9 0.9 0.9 16.0
町村 309 55.7 69.3 24.3 7.8 4.9 1.0 0.3 19.7
【性別】                  
 男 512 79.3 62.5 20.3 5.1 3.7 0.8 1.2 18.9
 女 579 38.7 71.2 26.3 7.3 3.5 1.4 0.5 25.7
【年齢階級別】                  
60〜 64歳 181 65.2 68.0 18.8 6.6 4.4 1.1 0.6 28.2
65〜 69歳 344 63.7 65.7 20.6 5.8 3.2 0.9 0.3 20.3
70〜 74歳 271 60.1 66.1 25.5 5.9 3.0 1.5 0.7 24.0
75〜 79歳 186 48.4 64.5 25.8 8.1 4.3 1.6 2.2 21.0
80歳 以上 109 36.7 77.1 31.2 4.6 3.7 0.0 0.9 19.3
【健康状態別】                  
良い 281 65.1 70.5 24.9 3.2 5.3 - - 23.5
まあ良い 270 53.0 67.0 28.9 6.3 2.6 1.5 0.7 21.1
普通 269 62.5 62.1 19.7 7.8 3.0 2.6 1.5 23.4
あまり良くない 221 49.3 72.4 20.4 7.2 4.1 0.5 1.4 21.3
良くない 46 54.3 52.2 19.6 6.5 - - - 26.1
【住居形態別】                  
持家(計) 987 60.8 67.8 24.0 5.7 3.5 0.9 0.8 22.8
借家(計) 103 29.1 60.2 18.4 11.7 3.9 2.9 1.0 20.4
一戸建て(計) 992 60.3 68.0 24.4 5.8 3.6 1.1 0.8 22.3
集合住宅(計) 96 33.3 56.3 14.6 10.4 2.1 1.0 1.0 26.0
【平成6年度調査比較】                  
平成11年度(平成6年度対応総数) 966 56.9 67.2 24.3 5.9 3.3 1.0 0.8 22.3
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 266 2.3 70.3 32.0 8.3 6.4 1.5 1.5 26.3
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 700 77.7 66.0 21.4 5.0 2.1 0.9 0.6 20.7
平成6年度総数 1,034 57.4 72.9 29.7 8.9 4.4 1.2 1.2 16.5
平成6年度一人暮らし 269 72.1 26.0 16.0 10.4 1.9 3.0 21.2
平成6年度夫婦世帯 765 77.5 73.2 31.0 6.4 2.2 0.9 0.5 14.9

(続き) 訪問看護婦 民間のシルバーサービス 家政婦 その他 わからない 回答計
【総数】 13.7 5.0 2.4 0.9 2.1 206.7
【同居形態別】            
一人暮らし 19.5 6.4 4.0 1.0 3.4 182.2
夫婦世帯 11.5 4.5 1.8 0.9 1.6 215.9
【都市規模別】            
大都市 13.5 3.8 1.0 0.5 1.0 192.3
中都市 15.8 6.6 2.3 - 3.7 209.2
小都市 12.9 4.0 3.6 0.9 1.3 216.9
町村 12.0 4.9 2.6 2.3 1.6 206.1
【性別】            
 男 11.1 3.9 1.6 1.6 1.6 211.5
 女 15.9 6.0 3.1 0.3 2.6 202.4
【年齢階級別】            
60〜 64歳 17.7 8.3 3.3 1.1 2.2 225.4
65〜 69歳 15.4 6.7 2.6 0.3 2.0 207.6
70〜 74歳 11.8 3.3 1.8 1.8 1.1 206.6
75〜 79歳 11.8 2.2 2.7 0.5 2.2 195.2
80歳 以上 9.2 3.7 0.9 0.9 4.6 192.7
【健康状態別】            
良い 12.5 6.0 2.1 1.4 1.4 216.0
まあ良い 14.8 3.3 2.2 - 2.2 203.7
普通 14.9 6.7 3.0 1.5 2.6 211.2
あまり良くない 11.3 4.5 1.8 0.5 1.4 195.9
良くない 17.4 - 4.3 2.2 6.5 189.1
【住居形態別】            
持家(計) 13.7 4.8 2.5 0.8 1.9 210.0
借家(計) 13.6 7.8 1.0 1.9 3.9 175.7
一戸建て(計) 13.5 4.9 2.4 0.8 2.0 210.1
集合住宅(計) 15.6 6.3 2.1 1.0 3.1 172.9
【平成6年度調査比較】            
平成11年度(平成6年度対応総数) 13.8 4.8 2.4 0.8 1.9 205.4
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 18.8 5.3 4.5 1.1 3.0 181.2
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 11.9 4.6 1.6 0.7 1.4 214.6
平成6年度総数 7.9 3.3 2.7 0.3 1.6 207.9
平成6年度一人暮らし 11.2 4.5 4.5 0.7 3.3 174.7
平成6年度夫婦世帯 6.8 2.9 2.1 0.1 1.0 219.6

5 高齢社会の課題

(1) ついのすみか
自分の「ついのすみか」としてどこで過ごしたいかをみると、「自宅」が75.7%と4分の3を占め、「病院などの医療施設」(6.5%)と「老人ホームなどの福祉施設」(6.1%)と「有料老人ホーム、ケア付き住宅などの高齢者向けの住まい」(2.7%)を合わせた「高齢者向け施設等(計)」が15.3%となっている。
同居形態別にみると、一人暮らしは夫婦世帯と比べ「高齢者向け施設等(計)」・「子供の家」が高く、夫婦世帯では「自宅」が大半を占め、一人暮らしより高い。
住居形態別にみると、「自宅」は持家(計)で81.5%と高く、「病院などの医療施設」や「老人ホームなどの福祉施設」は借家(計)で高い。

表5−1 ついのすみか

  総数 自宅 子供の家 兄弟姉妹など親族の家 有料ホーム等の高齢者向けの住まい 老人ホームなどの福祉施設 病院などの医療施設 その他 わからない 高齢者向け施設等(計)
【総数】 2,203 75.7 3.3 0.5 2.7 6.1 6.5 0.5 4.7 15.3
【同居形態別】                    
一人暮らし 812 62.9 5.8 1.0 3.1 9.0 9.5 0.9 7.9 21.6
夫婦世帯 1,391 83.2 1.8 0.2 2.5 4.5 4.7 0.2 2.9 11.7
【都市規模別】                    
大都市 505 68.9 2.4 1.2 2.8 6.1 8.3 0.6 9.7 17.2
中都市 705 75.5 4.4 0.4 3.5 6.7 6.2 0.4 2.8 16.5
小都市 421 78.1 2.1 0.2 2.6 5.9 6.7 1.0 3.3 15.2
町村 572 80.2 3.5 0.2 1.7 5.6 5.1 - 3.7 12.4
【性別】                    
 男 878 80.5 2.4 0.6 2.4 5.0 4.1 0.7 4.3 11.5
 女 1,325 72.5 3.8 0.5 2.9 6.9 8.1 0.3 5.0 17.9
【年齢階級別】                    
60〜 64歳 411 72.0 2.4 1.0 3.4 8.0 6.8 1.0 5.4 18.2
65〜 69歳 690 75.9 3.8 0.1 3.2 5.7 5.7 0.3 5.4 14.5
70〜 74歳 532 75.9 2.6 0.9 2.4 7.1 5.5 0.8 4.7 15.0
75〜 79歳 370 78.6 4.9 0.3 1.9 5.1 7.3 - 1.9 14.3
80歳 以上 200 76.5 2.0 - 2.0 3.0 10.0 - 6.5 15.0
【健康状態別】                    
良い 563 78.2 3.2 0.5 2.7 5.5 3.7 0.7 5.5 11.9
まあ良い 544 75.6 3.9 0.2 2.9 5.9 7.0 - 4.6 15.8
普通 540 77.4 2.4 0.7 3.3 6.9 5.4 - 3.9 15.6
あまり良くない 451 72.5 3.5 0.7 2.0 6.2 9.5 1.1 4.4 17.7
良くない 99 66.7 4.0 - 2.0 7.1 12.1 1.0 7.1 21.2
【住居形態別】                    
持家(計) 1,876 81.5 2.1 0.2 2.6 4.4 5.4 0.2 3.6 12.4
借家(計) 326 42.3 10.1 2.1 3.4 16.3 12.6 1.8 11.3 32.2
一戸建て(計) 1,902 80.1 2.4 0.3 2.7 5.0 5.6 0.2 3.6 13.4
集合住宅(計) 293 47.4 8.9 1.7 2.7 13.3 11.6 2.4 11.9 27.6

(2) 差別・偏見
世間の高齢者に対する差別や偏見の有無をみると、「大いにあると思う」(4.6%)と「少しはあると思う」(26.4%)を合わせた「あると思う(計)」が31.0%である。
同居形態別にみると、一人暮らしでは「大いにあると思う」(4.9%)と「少しはあると思う」(24.5%)を合わせた「あると思う(計)」が29.4%となり、夫婦世帯では「大いにあると思う」(4.5%)と「少しはあると思う」(27.5%)を合わせた「あると思う(計)」が32.0%となっている。
都市規模別にみると、「まったくないと思う」が町村で高い。
年齢階級別にみると、「あると思う(計)」が60〜64歳で高く、「ないと思う(計)」は80歳以上で高い。
住居形態別にみると、「あると思う(計)」の割合は借家(計)で38.0%と高い。

表5−2 差別・偏見

(続き) 総数 あると思う ないと思う 無回答
(計) 大いにあると思う 少しはあると思う (計) あまりないと思う まったくないと思う
【総数】 2,203 31.0 4.6 26.4 68.3 43.6 24.7 0.6
【同居形態別】                
一人暮らし 812 29.4 4.9 24.5 70.1 44.1 26.0 0.5
夫婦世帯 1,391 32.0 4.5 27.5 67.3 43.3 24.0 0.7
【都市規模別】                
大都市 505 31.5 3.8 27.7 67.7 45.7 22.0 0.8
中都市 705 33.3 5.1 28.2 66.0 42.7 23.3 0.7
小都市 421 30.6 4.3 26.4 68.9 45.6 23.3 0.5
町村 572 28.1 5.1 23.1 71.3 41.3 30.1 0.5
【性別】                
 男 878 32.7 4.6 28.1 66.5 41.6 24.9 0.8
 女 1,325 30.0 4.7 25.3 69.5 44.9 24.6 0.5
【年齢階級別】                
60〜 64歳 411 38.7 8.0 30.7 60.6 42.3 18.2 0.7
65〜 69歳 690 34.2 4.6 29.6 64.9 40.4 24.5 0.9
70〜 74歳 532 27.3 3.8 23.5 72.4 46.6 25.8 0.4
75〜 79歳 370 28.6 3.5 25.1 70.5 43.2 27.3 0.8
80歳 以上 200 19.0 2.0 17.0 81.0 49.5 31.5 0.0
【健康状態別】                
良い 563 29.3 6.0 23.3 70.2 39.6 30.6 0.5
まあ良い 544 28.3 4.2 24.1 70.4 48.0 22.4 1.3
普通 540 34.4 3.0 31.5 65.6 44.4 21.1 -
あまり良くない 451 32.2 4.7 27.5 67.2 43.2 23.9 0.7
良くない 99 31.3 7.1 24.2 67.7 38.4 29.3 1.0
【住居形態別】                
持家(計) 1,876 29.9 4.5 25.3 69.5 43.8 25.6 0.7
借家(計) 326 38.0 5.2 32.8 61.7 42.3 19.3 0.3
一戸建て(計) 1,902 30.3 4.4 25.9 69.1 43.5 25.6 0.6
集合住宅(計) 293 35.8 6.1 29.7 63.1 44.4 18.8 1.0

(3) 虐待行為の体験・見聞き
高齢者への肉体的、精神的、経済的な面などで不当な取扱いと思われる出来事を自ら体験又は実際に見たりしたことがあるかをみると、「よくある」と「ときどきある」を合わせた「ある(計)」は14.3%となっている。

表5−3 虐待行為の体験・見聞き

                 総数 ある(計) よくある ときどきある ない わからない
【総数】 2,203 14.3 1.9 12.4 81.3 4.4
【同居形態別】            
一人暮らし 812 13.7 2.0 11.7 80.7 5.7
夫婦世帯 1,391 14.7 1.8 12.9 81.7 3.6
【都市規模別】            
大都市 505 13.7 2.0 11.7 79.6 6.7
中都市 705 16.0 2.0 14.0 79.9 4.1
小都市 421 13.1 1.7 11.4 84.1 2.9
町村 572 13.6 1.7 11.9 82.7 3.7
【性別】            
 男 878 15.0 1.8 13.2 80.6 4.3
 女 1,325 13.8 1.9 11.9 81.8 4.4
【年齢階級別】            
60〜 64歳 411 18.7 3.2 15.6 77.1 4.1
65〜 69歳 690 16.4 2.0 14.3 79.7 3.9
70〜 74歳 532 13.0 0.9 12.0 82.5 4.5
75〜 79歳 370 13.0 1.9 11.1 82.2 4.9
80歳 以上 200 4.0 1.0 3.0 91.0 5.0
【健康状態別】            
良い 563 14.2 2.7 11.5 83.7 2.1
まあ良い 544 11.8 0.7 11.0 84.2 4.0
普通 540 16.9 2.0 14.8 77.2 5.9
あまり良くない 451 13.5 1.6 12.0 81.2 5.3
良くない 99 16.2 4.0 12.1 77.8 6.1
【住居形態別】            
持家(計) 1,876 14.2 1.8 12.5 81.8 4.0
借家(計) 326 14.7 2.5 12.3 78.8 6.4
一戸建て(計) 1,902 14.5 1.8 12.7 81.7 3.8
集合住宅(計) 293 13.3 2.4 10.9 78.8 7.8

(4) 高齢期に大切なもの 
高齢期に大切なものをみると、「健康」が92.8%とほとんどの人があげている。次いで、「家族」が57.4%、「所得・財産」が35.0%、「趣味」が32.7%、「友人」が26.5%、「仕事」が13.1%となっている。
同居形態別にみると、一人暮らしでは「健康」が93.3%、「家族」が40.8%、「所得・財産」が35.0%、夫婦世帯では「健康」が92.5%、「家族」が67.1%、「所得・財産」が35.0%となり、「家族」と「趣味」は一人暮らしより夫婦世帯に高く、「友人」は夫婦世帯より一人暮らしに高い。
都市規模別にみると、「所得・財産」は、大都市から小都市までの都市部で高い。
健康状態別にみると、「友人」と「仕事」は良い人ほど高い。
住居形態別にみると、「家族」と「趣味」は持家(計)で高く、「所得・財産」と「仕事」は借家(計)で高い。
平成6年度の調査と比較すると、総数では「趣味」が7.6ポイント上昇、「所得・財産」が6.7ポイント上昇し、「友人」が3.0ポイント低下、「仕事」が2.7ポイント低下している。次に、一人暮らしでは「所得・財産」が9.0ポイント上昇、「趣味」が5.4ポイント上昇し、「友人」が4.4ポイント低下している。一方、夫婦世帯では「趣味」が9.0ポイント上昇、「所得・財産」が5.3ポイント上昇し、「仕事」が3.5ポイント低下、「健康」が3.3ポイント低下している。

表5−4 高齢期に大切なもの

                 総数 仕事 所得・財産 健康 趣味 家族 友人 その他 わからない 回答計
【総数】 2,203 13.1 35.0 92.8 32.7 57.4 26.5 0.8 0.8 259.1
【同居形態別】                    
一人暮らし 812 11.9 35.0 93.3 29.7 40.8 34.6 0.9 1.4 247.5
夫婦世帯 1,391 13.8 35.0 92.5 34.5 67.1 21.7 0.7 0.5 265.9
【都市規模別】                    
大都市 505 13.3 39.8 91.5 32.9 54.1 23.2 0.4 1.4 256.4
中都市 705 11.9 37.4 93.3 34.6 57.4 28.2 0.7 1.0 264.7
小都市 421 12.4 39.2 95.2 31.4 59.1 27.6 1.0 0.2 266.0
町村 572 15.0 24.7 91.6 31.3 59.1 26.4 1.0 0.5 249.7
【性別】                    
 男 878 19.2 33.8 91.5 36.8 58.5 20.5 0.9 0.5 261.7
 女 1,325 9.1 35.8 93.7 30.0 56.7 30.4 0.7 1.1 257.4
【年齢階級別】                    
60〜 64歳 411 17.5 37.7 92.9 29.7 62.3 28.5 0.2 0.5 269.3
65〜 69歳 690 16.5 36.4 93.8 34.1 59.6 24.8 0.3 0.3 265.7
70〜 74歳 532 10.0 34.2 91.7 37.0 56.4 25.9 1.1 0.9 257.3
75〜 79歳 370 9.7 31.6 91.6 31.4 52.7 27.6 1.1 2.2 247.8
80歳 以上 200 7.0 33.0 94.5 25.5 51.5 27.5 2.0 0.5 241.5
【健康状態別】                    
良い 563 16.0 32.7 93.1 34.3 59.5 27.9 0.4 0.5 264.3
まあ良い 544 14.9 33.6 93.9 35.5 58.5 28.1 0.6 0.6 265.6
普通  540 12.0 35.2 92.6 35.6 55.7 25.2 1.1 0.9 258.3
あまり良くない 451 10.2 39.7 92.7 27.3 56.8 25.9 1.3 1.1 255.0
良くない 99 5.1 33.3 88.9 19.2 52.5 17.2 0.0 2.0 218.2
【住居形態別】                    
持家(計) 1,876 12.4 34.3 92.6 33.8 59.8 26.2 0.7 0.7 260.6
借家(計) 326 17.5 39.0 94.2 26.4 43.6 27.9 0.9 1.5 250.9
一戸建て(計) 1,902 12.7 34.9 93.3 33.3 59.4 26.3 0.8 0.6 261.3
集合住宅(計) 293 15.4 35.8 90.4 28.7 44.4 27.3 0.7 2.0 244.7
【平成6年度調査比較】                    
平成11年度(平成6年度対応総数) 1,910 12.0 34.5 92.8 33.0 57.3 26.2 0.9 0.8 257.6
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 699 10.6 34.5 93.6 30.8 39.9 34.8 1.0 1.6 246.6
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 1,211 12.8 34.4 92.4 34.4 67.4 21.3 0.8 0.4 263.9
平成6年度総数 2,089 14.7 27.8 95.0 25.4 57.9 29.2 0.9 1.1 252.0
平成6年度一人暮らし 748 12.0 25.5 93.9 25.4 41.2 39.2 1.5 1.7 240.4
平成6年度夫婦世帯 1,341 16.3 29.1 95.7 25.4 67.2 23.7 0.5 0.7 258.5

(5) 高齢期の生活の心構え
高齢期の生活の心構えをみると、「気持ちを若々しく保つ」が53.2%と半数強を占め、「年相応に過ごす」が21.2%、「自分の考えで主体的に生きる」が13.6%、「家族など周りの人にあわせる」が8.9%となっている。
同居形態別にみると、「気持ちを若々しく保つ」が一人暮らしより夫婦世帯でやや高く、「自分の考えで主体的に生きる」が夫婦世帯より一人暮らしでやや高い。
都市規模別にみると、「気持ちを若々しく保つ」は中都市から町村で高く、「自分の考えで主体的に生きる」は大都市で高い。
性別でみると、「年相応に過ごす」は女性より男性で高く、「家族など周りの人にあわせる」は男性より女性で高い。
職業別にみると、「気持ちを若々しく保つ」は有職で高く、「年相応に過ごす」は無職で高い。
住居形態別にみると、「気持ちを若々しく保つ」は借家(計)で高い。
平成6年度の調査と比較すると、「気持ちを若々しく保つ」が総数では8.2ポイント上昇し、一人暮らしで9.2ポイント上昇、夫婦世帯で7.7ポイント上昇している。一方、「年相応に過ごす」は総数で3.6ポイント低下し、一人暮らしで4.1ポイント現象、夫婦世帯で3.5ポイント低下しており、「自分の考えで主体的に生きる」が一人暮らしで4.0ポイント低下し、「家族など周りの人にあわせる」が夫婦世帯で2.4ポイント低下している。

表5−5 高齢期の生活の心構え

  総数 気持ちを若々しく保つ 年相応に過ごす 自分の考えで主体的に生きる 家族など周りの人にあわせる その他 わからない
【総数】 2,203 53.2 21.2 13.6 8.9 0.5 2.6
【同居形態別】              
一人暮らし 812 51.1 20.0 15.9 8.0 0.6 4.4
夫婦世帯 1,391 54.5 21.9 12.2 9.4 0.5 1.5
【都市規模別】              
大都市 505 49.9 23.4 16.4 7.7 0.2 2.4
中都市 705 55.3 19.6 13.0 9.2 0.0 2.8
小都市 421 54.6 24.0 11.2 8.1 0.7 1.4
町村 572 52.6 19.1 13.5 10.1 1.4 3.3
【性別】              
 男 878 52.3 23.8 14.0 7.4 0.6 1.9
 女 1,325 53.9 19.4 13.3 9.9 0.5 3.0
【年齢階級別】              
60〜 64歳 411 59.1 18.7 12.9 7.3 0.2 1.7
65〜 69歳 690 55.7 20.0 13.6 8.4 0.4 1.9
70〜 74歳 532 53.4 22.7 12.8 8.8 0.8 1.5
75〜 79歳 370 49.7 23.0 14.6 8.6 0.3 3.8
80歳 以上 200 39.0 22.5 15.0 14.5 1.5 7.5
【健康状態別】              
良い 563 59.9 16.3 13.9 7.8 0.5 1.6
まあ良い 544 57.0 20.8 13.6 7.2 0.6 0.9
普通  540 52.0 23.0 15.2 7.2 0.6 2.0
あまり良くない 451 45.9 24.2 12.0 12.9 0.7 4.4
良くない 99 33.3 28.3 10.1 16.2 - 12.1
【職業別】              
有職 610 57.9 18.2 15.2 6.9 0.5 1.3
無職 1,590 51.4 22.3 13.0 9.7 0.6 3.0
【住居形態別】              
持家(計) 1,876 52.7 21.2 14.1 9.5 0.5 2.0
借家(計) 326 56.4 21.2 10.7 5.2 0.6 5.8
一戸建て(計) 1,902 53.6 20.8 13.6 9.4 0.6 2.0
集合住宅(計) 293 50.2 23.5 14.0 5.5 0.3 6.5
【平成6年度調査比較】              
平成11年度(平成6年度対応総数) 1,910 52.4 21.4 13.7 9.2 0.6 2.8
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 699 50.2 20.0 16.2 8.2 0.6 4.9
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 1,211 53.6 22.1 12.3 9.8 0.6 1.6
平成6年度総数 2,089 44.2 25.0 15.6 11.5 0.9 2.8
平成6年度一人暮らし 748 41.0 24.1 20.2 10.3 1.1 3.3
平成6年度夫婦世帯 1,341 45.9 25.6 13.0 12.2 0.8 2.5

(6) 高齢社会のイメージ
高齢社会のイメージをみると、「明るい社会」と「どちらかといえば明るい社会」を合わせた「明るい社会(計)」が46.8%を占め、「暗い社会」と「どちらかといえば暗い社会」を合わせた「暗い社会(計)」が33.8%となっている。
同居形態別にみると、「明るい社会(計)」が夫婦世帯で高い。
年齢階級別にみると、「暗い社会(計)」の割合が60〜64歳で高くなっている。
健康状態別にみると、健康状態の良い人ほど「明るい社会(計)」の割合が高くなっている。
平成6年度の調査と比較すると、「明るい社会」が総数で5.3ポイント低下し、一人暮らしで10.4ポイント低下、夫婦世帯で2.5ポイント低下している。一方、「どちらかといえば暗い社会」が総数で9.2ポイント上昇し、一人暮らしで9.7ポイント上昇、夫婦世帯で8.9ポイント上昇している

表5−6 高齢社会のイメージ

   総数 明るい社会 暗い社会 どちらともいえない わからない
(計) 明るい社会 どちらかといえば明るい社会 (計) どちらかといえば暗い社会 暗い社会
【総数】 2,203 46.8 21.0 25.7 33.8 26.2 7.6 12.5 6.9
【同居形態別】                  
一人暮らし 812 42.4 18.3 24.0 34.0 24.5 9.5 15.1 8.5
夫婦世帯 1,391 49.3 22.6 26.7 33.6 27.2 6.5 11.0 6.0
【都市規模別】                  
大都市 505 40.6 16.6 24.0 37.4 26.7 10.7 14.5 7.5
中都市 705 49.2 24.8 24.4 33.6 26.7 7.0 11.6 5.5
小都市 421 48.9 22.6 26.4 34.0 26.1 7.8 10.2 6.9
町村 572 47.6 19.1 28.5 30.6 25.2 5.4 13.6 8.2
【性別】                  
 男 878 50.2 22.8 27.4 31.3 23.8 7.5 12.3 6.2
 女 1,325 44.5 19.8 24.6 35.4 27.8 7.6 12.7 7.5
【年齢階級別】                  
60〜 64歳 411 44.8 19.5 25.3 42.3 31.1 11.2 8.5 4.4
65〜 69歳 690 48.8 21.2 27.7 33.8 26.8 7.0 11.7 5.7
70〜 74歳 532 48.5 22.4 26.1 31.8 25.8 6.0 14.3 5.5
75〜 79歳 370 43.8 20.0 23.8 32.2 24.1 8.1 15.7 8.4
80歳 以上 200 44.5 22.0 22.5 24.5 19.0 5.5 13.0 18.0
【健康状態別】                  
良い 563 50.4 24.2 26.3 33.2 25.4 7.8 12.4 3.9
まあ良い 544 49.6 22.2 27.4 30.3 23.5 6.8 12.9 7.2
普通 540 46.7 19.4 27.2 36.5 29.8 6.7 10.4 6.5
あまり良くない 451 42.6 18.8 23.7 34.4 26.4 8.0 13.7 9.3
良くない 99 28.3 15.2 13.1 39.4 25.3 14.1 18.2 14.1
【住居形態別】                  
持家(計) 1,876 47.0 20.9 26.0 33.5 26.4 7.0 13.1 6.5
借家(計) 326 45.4 21.2 24.2 35.6 24.8 10.7 9.5 9.5
一戸建て(計) 1,902 47.3 21.4 25.9 33.2 26.2 7.0 12.8 6.6
集合住宅(計) 293 42.7 17.4 25.3 37.5 26.3 11.3 10.6 9.2
【平成6年度調査比較】                  
平成11年度(平成6年度対応総数) 1,910 46.9 21.2 25.7 32.8 26.0 6.9 13.0 7.3
平成11年度(平成6年度対応一人暮らし) 699 41.9 17.7 24.2 32.9 24.3 8.6 15.9 9.3
平成11年度(平成6年度対応夫婦世帯) 1,211 49.7 23.1 26.6 32.8 26.9 5.9 11.4 6.1
平成6年度総数 2,089 49.9 26.5 23.4 20.9 16.8 4.1 22.7 6.5
平成6年度一人暮らし 748 46.4 28.1 18.3 18.7 14.6 4.1 26.7 8.2
平成6年度夫婦世帯 1,341 51.8 25.6 26.2 22.1 18.0 4.1 20.5 5.6

(7) 高齢社会の課題
高齢社会到来に対応するため、どのような施策が重要だと思うかをみると、「公的年金」が53.7%、「老人医療」が52.6%と半数を上回り高く、次いで「介護サービスの充実」が48.0%、「生涯を通じた健康づくり」が22.6%となっている。
同居形態別にみると、「介護サービスの充実」が夫婦世帯より一人暮らしで高く、「生涯を通じた健康づくり」・「高齢者雇用」・「子供が健やかに生まれ育つための環境づくり」は一人暮らしより夫婦世帯で高い。
健康状態別にみると、「老人医療」と「介護サービスの充実」は良くない人ほど高く、「生涯を通じた健康づくり」・「子供が健やかに生まれ育つための環境づくり」・「社会参加活動の促進」は良い人ほど高い。
住居形態別にみると、「高齢者雇用」と「住宅対策」は借家(計)で高く、「子供が健やかに生まれ育つための環境づくり」は持家(計)で高くなっている。

図5−7 高齢社会の課題

図5−7 高齢社会の課題

表5−7 高齢社会の課題

  総数 高齢者雇用 公的年金 生涯を通じた健康づくり 老人医療 介護サービスの充実 生涯学習 社会参加活動の促進 住宅対策
【総数】 2,203 16.1 53.7 22.6 52.6 48.0 6.4 6.0 4.9
【同居形態別】                  
一人暮らし 812 12.1 53.3 18.5 52.0 50.0 5.4 5.0 5.9
夫婦世帯 1,391 18.5 53.8 25.0 52.9 46.8 7.0 6.6 4.2
【都市規模別】                  
大都市 505 18.0 53.1 17.4 52.5 46.1 7.7 6.3 8.3
中都市 705 16.5 52.8 23.7 52.2 48.1 7.1 7.1 4.8
小都市 421 17.1 58.2 23.8 58.9 47.7 5.9 5.0 3.3
町村 572 13.3 51.9 25.0 48.4 49.7 4.9 5.2 3.0
【性別】                  
 男 878 20.0 56.3 22.8 54.6 45.4 6.9 7.7 3.9
 女 1,325 13.5 51.9 22.5 51.2 49.7 6.1 4.9 5.5
【年齢階級別】                  
60〜 64歳 411 24.1 53.0 21.7 47.9 47.9 6.3 9.0 7.3
65〜 69歳 690 19.6 55.4 23.6 54.5 50.1 7.2 5.7 4.9
70〜 74歳 532 11.3 53.8 24.8 53.9 47.9 7.9 6.8 5.3
75〜 79歳 370 10.8 52.4 23.0 54.3 44.6 5.1 3.5 3.2
80歳 以上 200 10.5 51.0 14.5 48.5 47.0 2.5 4.0 1.5
【健康状態別】                  
良い 563 19.5 51.7 25.4 49.2 43.2 8.3 8.0 4.1
まあ良い 544 18.0 56.3 23.0 50.2 45.4 7.4 6.4 3.9
普通 540 16.7 55.4 22.6 53.5 50.4 7.0 5.2 5.6
あまり良くない 451 9.8 53.0 20.2 57.2 52.3 2.9 4.7 5.1
良くない 99 12.1 43.4 17.2 57.6 57.6 4.0 2.0 10.1
【住居形態別】                  
持家(計) 1,876 14.8 53.6 23.7 52.3 48.4 6.6 6.3 2.6
借家(計) 326 23.6 54.3 16.6 54.0 45.7 5.8 4.6 17.8
一戸建て(計) 1,902 15.6 54.1 23.4 53.0 48.2 6.6 6.0 3.3
集合住宅(計) 293 19.8 51.5 17.1 49.8 47.4 5.5 5.8 15.0

(続き) 高齢者に配慮したまちづくり 災害対策 交通安全対策 子供が健やかに育つ環境づくり その他 わからない 回答計
【総数】 17.7 2.7 4.4 11.7 1.2 6.2 254.2
【同居形態別】              
一人暮らし 16.4 3.0 4.1 8.4 1.1 8.5 243.6
夫婦世帯 18.5 2.6 4.6 13.7 1.2 4.9 260.5
【都市規模別】              
大都市 16.2 3.0 2.6 11.9 1.4 6.5 251.1
中都市 17.7 3.0 5.1 15.5 0.3 5.5 259.3
小都市 19.7 2.4 4.0 8.1 0.5 5.5 260.1
町村 17.7 2.4 5.4 9.6 2.6 7.3 246.5
【性別】              
 男 17.4 3.1 4.1 10.9 1.6 4.7 259.5
 女 18.0 2.5 4.6 12.2 0.9 7.2 250.8
【年齢階級別】              
60〜 64歳 20.2 2.7 3.2 17.0 0.7 4.6 265.7
65〜 69歳 17.5 3.6 5.4 11.2 0.6 3.9 263.2
70〜 74歳 19.4 2.6 4.3 9.8 1.5 5.3 254.5
75〜 79歳 16.5 1.4 4.3 11.1 0.8 9.5 240.5
80歳 以上 11.5 2.5 4.0 9.0 4.0 14.0 224.5
【健康状態別】              
良い 18.8 2.1 5.2 15.6 1.1 4.6 256.8
まあ良い 15.3 2.6 4.8 13.6 1.3 5.9 253.9
普通 18.9 2.2 3.0 10.0 1.1 6.3 257.8
あまり良くない 18.4 4.0 4.2 7.3 1.1 8.2 248.3
良くない 15.2 4.0 5.1 8.1 2.0 8.1 246.5
【住居形態別】              
持家(計) 18.1 2.8 4.6 12.5 1.1 6.3 253.8
借家(計) 15.6 2.5 2.8 7.1 1.5 5.5 257.4
一戸建て(計) 18.2 2.7 4.5 12.4 1.1 6.1 255.3
集合住宅(計) 14.3 2.7 3.4 7.8 1.7 6.8 248.8


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