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4 人とのつきあいに関する事項

(1) 近所づきあい(Q10)
「近所の人とどの程度つきあいをしているか」についてみると、「お互いに訪問しあう人がい る」が41.0%と最も割合が高く、以下、「立ち話をする程度の人がいる」27.5%、「あいさつをする程度の人がいる」22.6%、「つきあいはない」 8.9%の順となっている。
前回及び前々回調査と比較すると、「お互いに訪問しあう人がいる」は前回調査より6.2ポイ ント減少、前々回調査より9.8ポイント減少し、「立ち話をする程度の人がいる」は前回調査より1.7ポイント増加、前々回調査より4.8ポイント増加し ている。一方、「つきあいはない」は、前回調査より1.7ポイント増加、前々回調査より3.3ポイント増加している。

図4−1 近所づきあい(Q10)

図4−1 近所づきあい(Q10)
性別にみると、「お互いに訪問しあう人がいる」(男性24.4%、女性46.1%)は女性 の、「あいさつをする程度の人がいる」(男性30.8%、女性20.0%)、「つきあいはない」(男性15.4%、女性6.9%)は男性の割合が高くなっ ている。
年齢別にみると、「お互いに訪問しあう人がいる」(前期高齢者38.3%、後期高齢者 44.3%)は後期高齢者で割合が高くなっている。
都市規模別にみると、「お互いに訪問しあう人がいる」は都市規模が小さくなるほど割合が高 く、大都市で27.0%となっているが、小都市(52.0%)、町村(56.2%)では半数を超えている。「あいさつをする程度の人がいる」は大都市 (32.9%)で割合が高く、「つきあいはない」は都市規模が大きくなるほど割合が高くなっている。
結婚の有無別にみると、「つきあいはない」は離別(16.3%)、未婚(14.8%)の割合 が高くなっている。
一人暮らしになった年齢別にみると、一人暮らしになった年齢が39歳以前と答えた人で「お互 いに訪問しあう人がいる」の割合が低く、「つきあいはない」の割合が高くなっている。
健康状態別にみると、「お互いに訪問しあう人がいる」は健康状態が『良い』(44.9%) で、「つきあいはない」は『良くない』(13.6%)で割合が高くなっている。
住宅の種類別にみると、「お互いに訪問しあう人がいる」は持家(一戸建て)で48.0%と割 合が高く、「つきあいはない」は借家(民営の共同住宅)で25.5%と高くなっている。
居住年数別にみると、「お互いに訪問しあう人がいる」は居住年数が長い人ほど割合が高く、居 住年数1年未満では11.5%となっているが、30年以上では49.4%と半数近くを占めている。「つきあいはない」は居住年数が1年未満で38.5%と 割合が高くなっている。
親しい友人の有無別にみると、「お互いに訪問しあう人がいる」は同性の友人がいる (52.6%)、同性と異性の友人がいる(50.6%)で割合が高く、異性の友人がいる(23.5%)、いずれもいない(17.9%)で低くなっている。

表4-1 近所づきあい(Q10)
(%)
  総数 お互いに訪問しあう人がいる 立ち話をする程度の人がいる あいさつをする程度の人がいる つきあいはない わからない
【総数】 1,941 41.0 27.5 22.6 8.9 0.1
(性別)
男性 454 24.4 29.1 30.8 15.4 0.2
女性 1,487 46.1 27.0 20.0 6.9 0.1
(年齢別)
65〜69歳 519 37.2 29.3 22.4 11.2 -
70〜74歳 551 39.4 28.1 24.3 7.8 0.4
75〜79歳 435 44.4 29.0 20.9 5.7 -
80歳以上 436 44.3 22.9 22.2 10.6 -
65〜74歳(計) 1,070 38.3 28.7 23.4 9.4 0.2
75歳以上(計) 871 44.3 25.9 21.6 8.2 -
(都市規模別)
大都市 489 27.0 29.0 32.9 10.8 0.2
中都市 645 35.0 29.8 24.7 10.4 0.2
小都市 371 52.0 26.1 14.3 7.5 -
町村 436 56.2 23.4 14.9 5.5 -
(結婚の有無)
既婚(配偶者と死別) 1,480 45.1 28.2 20.0 6.7 0.1
既婚(配偶者と離別) 257 30.4 22.6 30.7 16.3 -
既婚(配偶者あり) 21 23.8 23.8 33.3 19.0 -
未婚 183 25.1 29.0 30.6 14.8 0.5
(一人暮らしになった年齢)
39歳以前 194 29.9 26.8 28.9 14.4 -
40〜44歳 74 44.6 18.9 25.7 10.8 -
45〜49歳 105 38.1 24.8 25.7 11.4 -
50〜54歳 135 42.2 21.5 23.7 12.6 -
55〜59歳 195 40.0 27.7 23.1 9.2 -
60〜64歳 350 40.6 29.7 24.0 5.4 0.3
65〜69歳 393 41.0 28.8 21.1 8.9 0.3
70歳以降 491 46.0 28.5 18.7 6.7 -
無回答 4 25.0 25.0 - 50.0 -
(健康状態)
良い 444 45.7 27.7 19.6 7.0 -
まあ良い 423 44.0 29.1 21.3 5.7 -
普通 506 41.3 26.3 24.3 7.9 0.2
あまり良くない 466 35.8 28.1 24.0 12.0 -
良くない 102 30.4 22.5 25.5 20.6 1.0
良い(計) 867 44.9 28.4 20.4 6.3 -
良くない(計) 568 34.9 27.1 24.3 13.6 0.2
(住宅の種類)
持家(計) 1,384 46.8 27.6 19.9 5.6 0.1
  持家(一戸建て) 1,310 48.0 27.7 19.2 5.0 0.1
持家(共同住宅) 74 25.7 25.7 32.4 16.2 -
借家(計) 557 26.6 27.1 29.3 16.9 0.2
  借家(一戸建て) 122 30.3 32.0 26.2 11.5 -
借家(民営の共同住宅) 259 19.3 22.4 32.4 25.5 0.4
借家(公営・公団の共同住宅) 169 35.5 30.8 27.2 6.5 -
その他 7 14.3 28.6 14.3 42.9 -
一戸建て(計) 1,432 46.5 28.1 19.8 5.6 0.1
集合住宅(計) 502 25.7 25.7 30.7 17.7 0.2
(居住年数)
1年未満 26 11.5 7.7 42.3 38.5 -
1年以上〜3年未満 73 21.9 21.9 34.2 20.5 1.4
3年以上〜5年未満 83 26.5 24.1 26.5 22.9 -
5年以上〜10年未満 143 28.0 23.8 32.2 16.1 -
10年以上〜20年未満 296 33.1 29.1 27.4 10.5 -
20年以上〜30年未満 330 38.2 32.1 22.4 7.0 0.3
30年以上 895 49.4 27.3 18.0 5.4 -
生まれてからずっと 95 51.6 26.3 18.9 3.2 -
5年未満(計) 182 22.5 20.9 31.9 24.2 0.5
5年以上〜30年未満(計) 769 34.3 29.4 26.1 10.0 0.1
30年以上(計) 990 49.6 27.2 18.1 5.2 -
(Q13親しい友人の有無)
同性の友人がいる 1,140 52.6 26.5 16.4 4.4 0.1
異性の友人がいる 34 23.5 29.4 23.5 23.5 -
同性と異性の友人がいる 156 50.6 28.8 17.9 2.6 -
いずれもいない 592 17.9 29.2 34.6 18.1 0.2
わからない 19 15.8 15.8 52.6 15.8 -
友人がいる(計) 1,330 51.7 26.8 16.8 4.7 0.1

(2) 親族との接触頻度(Q11)
「お子さんや兄弟姉妹など親族の方とは、どのくらいの頻度で会ったり、電話などで連絡をとっ たりするか」についてみると、「週に1回以上」が30.2%、「ほとんど毎日」が28.1%、「月に1〜3回」は22.2%、「年に数回」は11.6%、 「ほとんどない」は3.7%となっている。

図4−2 親族との接触頻度(Q11)

図4−2 親族との接触頻度(Q11)
性別にみると、「ほとんど毎日」(男性21.8%、女性30.1%)、「週に1回以上」(男 性22.5%、女性32.5%)は女性の、「年に数回」(男性17.2%、女性9.9%)、「ほとんどない」(男性7.9%、女性2.4%)は男性の割合 が高くなっている。
年齢別にみると、「ほとんど毎日」は年齢が高いほど割合が高く、「年に数回」は、65〜69 歳(16.2%)で割合が高くなっている。
性・年齢別にみると、女性の前期高齢者と後期高齢者では、どの項目も差は少ないが、男性では 「ほとんど毎日」(前期高齢者15.8%、後期高齢者31.3%)で15.5ポイント、「週に1回以上」(前期高齢者18.7%、後期高齢者28.4%) で9.7ポイント後期高齢者の割合が高く、「年に数回」(前期高齢者21.6%、後期高齢者10.2%)は11.4ポイント、「ほとんどない」(前期高齢 者9.4%、後期高齢者5.7%)は3.7ポイント前期高齢者の割合が高くなっている。
親族の有無(15分以内)別にみると、「ほとんど毎日」は、15分以内に子(49.7%)、 孫(60.4%)、兄弟姉妹(39.2%)がいるで割合が高く、15分以内にいない(13.4%)は低くなっている。
健康状態別にみると、「ほとんど毎日」は健康状態が『良い』(32.5%)で割合が高くなっ ている。
老後の望ましい子供とのつきあい別にみると、「ほとんど毎日」は子供や孫といつも一緒に生活 ができるのがよいと考えている人(47.9%)で割合が高くなっている。

表4-2 親族との接触頻度(Q11)
(%)
  総数 ほとんど毎日 週に1回以上 月に1〜3回 年に数回 ほとんどない わからない 親族はいない
【総数】 1,941 28.1 30.2 22.2 11.6 3.7 0.2 4.1
(性別)
男性 454 21.8 22.5 22.2 17.2 7.9 0.2 8.1
女性 1,487 30.1 32.5 22.1 9.9 2.4 0.1 2.9
(年齢別)
65〜69歳 519 25.8 24.7 22.0 16.2 4.8 - 6.6
70〜74歳 551 26.1 32.1 22.5 11.8 2.9 0.2 4.4
75〜79歳 435 28.3 32.0 25.5 8.5 3.2 0.2 2.3
80歳以上 436 33.3 32.6 18.6 8.9 3.7 0.2 2.8
65〜74歳(計) 1,070 26.0 28.5 22.2 13.9 3.8 0.1 5.4
75歳以上(計) 871 30.8 32.3 22.0 8.7 3.4 0.2 2.5
(性・年齢別)
男性 65〜74歳(計) 278 15.8 18.7 23.7 21.6 9.4 - 10.8
75歳以上(計) 176 31.3 28.4 19.9 10.2 5.7 0.6 4.0
女性 65〜74歳(計) 792 29.5 31.9 21.7 11.2 1.9 0.1 3.5
75歳以上(計) 695 30.6 33.2 22.6 8.3 2.9 0.1 2.2
(親族の有無(15分以内))
578 49.7 29.4 14.9 5.2 0.9 - -
250 60.4 25.6 10.4 3.6 - - -
兄弟姉妹 421 39.2 32.3 20.0 6.4 1.9 0.2 -
その他 205 29.3 32.2 27.3 8.8 2.4 - -
いない 881 13.4 28.5 25.4 17.4 6.0 0.2 9.1
(親族の有無(15分以上))
1,257 29.4 35.2 23.9 9.2 2.2 0.1 -
677 31.8 35.9 22.3 8.4 1.6 - -
兄弟姉妹 991 28.9 32.3 21.4 13.1 4.1 0.2 -
その他 169 31.4 24.3 24.9 15.4 4.1 - -
いない 200 20.5 17.5 13.0 6.0 2.5 0.5 40.0
(健康状態)
良い 444 32.2 28.2 20.7 12.6 2.7 - 3.6
まあ良い 423 32.9 28.8 23.9 8.0 3.3 - 3.1
普通 506 24.3 31.2 24.3 13.8 3.2 0.2 3.0
あまり良くない 466 24.9 32.4 20.4 11.6 4.5 0.2 6.0
良くない 102 24.5 29.4 18.6 10.8 7.8 1.0 7.8
良い(計) 867 32.5 28.5 22.3 10.4 3.0 - 3.3
良くない(計) 568 24.8 31.9 20.1 11.4 5.1 0.4 6.3
(Q12子供との望ましいつきあい)
いつも一緒に生活できるのがよい 349 47.9 25.2 16.9 7.2 2.0 - 0.9
時々会って食事等をするのがよい 898 29.4 37.0 23.1 7.6 1.2 0.1 1.7
たまに会って会話をする程度でよい 358 17.3 28.2 26.5 18.7 4.2 0.3 4.7
全くつきあわずに生活するのがよい 54 11.1 29.6 14.8 20.4 13.0 - 11.1
わからない 282 16.7 17.4 21.6 19.1 11.0 0.4 13.8

(3) 老後における望ましい子供とのつきあい(Q12)
「老後における子供や孫とのつきあいについて、どのように考えるか」についてみると、「子供 や孫とは、ときどき会って食事や会話をするのがよい」が46.3%で最も割合が高く、以下、「子供や孫とは、たまに会話をする程度でよい」18.4%、 「子供や孫とは、いつも一緒に生活できるのがよい」18.0%、「子供や孫とは、まったくつきあわずに生活するのがよい」2.8%の順となっている。

図4−3 老後における望ましい子供とのつきあい(Q12)

図4−3 老後における望ましい子供とのつきあい(Q12)
性別にみると、「子供や孫とは、ときどき会って食事や会話をするのがよい」(男性 34.1%、女性50.0%)は女性の割合が高くなっている。一方、「わからない」(男性19.4%、女性13.0%)は男性の割合が高くなっている。
性・年齢別にみると、「子供や孫とは、いつも一緒に生活できるのがよい」は男性後期高齢者 (24.4%)の割合が高くなっている。
都市規模別にみると、「子供や孫とは、たまに会話をする程度でよい」は都市規模が大きくなる ほど割合が高く、大都市(21.5%)と町村(14.4%)の差は7.1ポイントとなっている。
健康状態別にみると、「子供や孫とは、ときどき会って食事や会話をするのがよい」は健康状態 が『良い』(49.7%)の割合が高く、「子供や孫とは、まったくつきあわずに生活するのがよい」は健康状態が良くないほど割合が高くなっている。
近所づきあい別にみると、「子供や孫とは、ときどき会って食事や会話をするのがよい」は近所 づきあいの親密度が高くなるほど割合が高く、つきあいはないで23.3%となっているが、お互いに訪問しあう人がいるでは51.8%と半数を超えている。 一方、「わからない」は親密度が低いほど割合が高く、つきあいはないで30.2%となっている。

表4-3 老後における望ましい子供とのつきあい(Q12)
(%)
  総数 子供や孫は、いつも一緒に生活できるのがよい 子供や孫は、ときどき会って食事や会話をするのがよい 子供や孫は、たまに話をする程度でよい 子供や孫は、まったくつきあわずに生活するのがよい わからない
【総数】 1,941 18.0 46.3 18.4 2.8 14.5
(性別)
男性 454 20.7 34.1 21.6 4.2 19.4
女性 1,487 17.1 50.0 17.5 2.4 13.0
(年齢別)
65〜69歳 519 14.3 47.0 16.8 3.3 18.7
70〜74歳 551 19.6 44.6 18.1 2.2 15.4
75〜79歳 435 17.0 45.1 21.6 3.2 13.1
80歳以上 436 21.3 48.6 17.7 2.5 9.9
65〜74歳(計) 1,070 17.0 45.8 17.5 2.7 17.0
75歳以上(計) 871 19.2 46.8 19.6 2.9 11.5
(性・年齢別)
男性 65〜74歳(計) 278 18.3 33.8 23.0 4.3 20.5
75歳以上(計) 176 24.4 34.7 19.3 4.0 17.6
女性 65〜74歳(計) 792 16.5 50.0 15.5 2.1 15.8
75歳以上(計) 695 17.8 49.9 19.7 2.6 9.9
(都市規模別)
大都市 489 16.2 42.3 21.5 2.9 17.2
中都市 645 15.3 49.8 19.5 2.5 12.9
小都市 371 19.9 46.4 17.3 2.2 14.3
町村 436 22.2 45.4 14.4 3.7 14.2
(健康状態)
良い 444 17.6 48.6 18.5 1.6 13.7
まあ良い 423 18.9 50.8 14.4 1.9 13.9
普通 506 16.8 45.8 22.9 2.0 12.5
あまり良くない 466 17.8 43.3 18.5 4.5 15.9
良くない 102 22.5 32.4 12.7 7.8 24.5
良い(計) 867 18.2 49.7 16.5 1.7 13.8
良くない(計) 568 18.7 41.4 17.4 5.1 17.4
(Q10近所づきあい)
お互いに訪問しあう人がいる 796 19.1 51.8 16.1 2.4 10.7
立ち話をする程度の人がいる 533 19.9 47.1 17.4 1.9 13.7
あいさつをする程度の人がいる 438 13.5 44.5 22.6 3.2 16.2
つきあいはない 172 18.6 23.3 21.5 6.4 30.2
わからない 2 - - 50.0 - 50.0

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