「家族や親族以外の人で相談しあったり、世話をしあう親しい友人がいるか」についてみると、 「同性の友人がいる」が58.7％で約６割を占め、「同性と異性の友人がいる」は8.0％、「異性の友人がいる」が1.8％となっている。「いずれもいな い」は30.5％となっている。

図４−４　親しい友人の有無(Ｑ13)

性別にみると、「同性の友人がいる」(男性37.0％、女性65.4％)は女性の、「同性と 異性の友人がいる」（男性12.3％、女性6.7％)、「いずれもいない」(男性44.9％、女性26.1％)は、男性の割合が高くなっている。

年齢別にみると、「いずれもいない」は80歳以上で37.4％と割合が高くなっている。

都市規模別にみると、「いずれもいない」は中都市で35.0％と割合が高く、町村で 25.7％と低くなっている。

健康状態別にみると、「いずれもいない」は健康状態が良くないほど割合が高く、良くないと答 えた人では52.0％と半数を超えている。

近所づきあい別にみると、「いずれもいない」はつきあいはないで62.2％と割合が高くなっ ている(親しい友人がいなく、かつ近所づきあいのない人は5.5％)。

親族との接触頻度別にみると、「いずれもいない」は親族との接触頻度がほとんどないで 60.6％と割合が高くなっている(親しい友人がいなく、かつ親族との接触頻度がほとんどない人は2.2％)。

友人がいると答えた人に「友人とどのくらいの頻度で会ったり、電話などで連絡をとったりして いるか」尋ねてみると、「週に１回以上」が44.1％と最も割合が高く、以下、「月に１〜３回」25.0％、「ほとんど毎日」24.5％、「年に数回」 5.9％となっている。

図４−５　友人との接触頻度

性別にみると、「ほとんど毎日」(男性17.8％、女性26.0％)、「週に１回以上」(男 性38.1％、女性45.4％)は女性の、「月に１〜３回」(男性34.4％、女性22.8％)、「年に数回」(男性9.7％、女性5.1％)は男性の割 合が高くなっている。

都市規模別にみると、「ほとんど毎日」は都市規模が小さいほど割合が高く、大都市 (18.8％)では２割弱であるが、町村(33.4％)では３人に１人となっている。一方、「年に数回」は都市規模が大きいほど割合が高くなり、大都市 (11.4％)では１割を超えている。

日常の用事を頼む相手別にみると、「ほとんど毎日」は日常の用事を頼む相手がとなり近所の人 (36.0％)、友人・知人(33.5％)で割合が高くなっている。

「日常の用事をだれに頼むか」についてみると、「子供」が36.2％で最も割合が高く、以 下、「友人・知人」13.0％、「となり近所の人」12.2％、「兄弟姉妹」10.7％、「子供の配偶者」6.6％、「それ以外の家族・親族」6.0％、 「民生委員」3.2％の順となっている。一方、「頼む人はいない」は31.6％となっている。

図４−６　日常の用事を頼む相手(Ｑ14)（複数回答）

性別にみると、女性は「子供」の割合が38.4％と高く、男性は「頼む人はいない」の割合が 39.2％と高くなっている。

年齢別にみると、「子供」は年齢が高いほど割合が高く、80歳以上で46.3％と半数近くを 占めている。一方、「兄弟姉妹」、「友人・知人」は年齢が低いほど割合が高くなっている。「頼む人はいない」(前期高齢者36.1％、後期高齢者 26.1％)は後期高齢者が前期高齢者より10.0ポイント割合が低く、80歳以上では22.9％となっている。

性・年齢別にみると、「頼む人はいない」は男性前期高齢者で45.7％と割合が高くなってい る。

結婚の有無別にみると、「頼む人はいない」は離別(43.2％)、未婚(44.8％)の割合 が高くなっている。