８　世代間交流に関する施策ニーズ（Ｑ８）

「世代間の交流を活発にするために、国や自治体などが何らかの取り組みを行う必要があると思うか」についてみると、「取り組みを行うべき」が56.9％と過半数を超えている。

一方、「取り組みを行う必要はない」は5.5％となっており、「どちらとも言えない」が36.9％となっている。

図８　世代間交流に関する施策ニーズ（Ｑ８）

年齢別にみると、「取り組みを行うべき」は60～64歳（63.8％）、50代（63.3％）で割合が高くなっている。

表８　世代間交流に関する施策ニーズ（Ｑ８）

	総数	取り組みを行うべき	取り組みを行う必要はない	どちらとも言えない	無回答
【総数】	3,941	56.9	5.5	36.9	0.8
【性別】
男性	1,862	56.8	6.6	35.8	0.8
女性	2,079	57.0	4.4	37.8	0.8
【年齢】
２０代	528	50.6	5.7	43.6	0.2
３０代	663	57.5	4.4	38.0	0.2
４０代	633	57.0	5.1	37.6	0.3
５０代	668	63.3	4.8	31.6	0.3
６０～６４歳	519	63.8	5.6	29.5	1.2
６５～７４歳	666	52.7	6.5	38.9	2.0
７５歳以上	264	48.9	7.6	41.7	1.9

（１）国や自治体が取り組みを行うべきこと（ＳＱ８－１）

Ｑ８で「取り組みを行うべき」と答えた人に、「世代間の交流を活発にするために、国や自治体などにどのような取り組みを期待するか」について尋ねると、「学校や老人福祉施設の整備・開放を進める」が56.6％で最も高く、次いで「世代間交流の機会を設定する」が56.3％と５割強を占めており、以下「高齢者が交流しやすくなるような交通のしくみを整備する」40.0％、「世代間交流の意義や重要性について広報・啓発する」33.3％、「若い世代のゆとりを拡大する」30.1％、「交流のリーダーを育成する」22.3％等の順となっている。

図８－１　国や自治体が取り組みを行うべきこと（ＳＱ８－１）（複数回答）

性別にみると、「学校や老人福祉施設の整備・開放を進める」(男性52.9％、女性59.9％）、「高齢者が交流しやすくなるような交通のしくみを整備する」(男性35.0％、女性44.6％)は女性の割合が、「世代間交流の意義や重要性について広報・啓発する」(男性37.4％、女性29.7％)は男性の割合が高くなっている。

年齢別にみると、「学校や老人福祉施設の整備・開放を進める」は、20代(61.0％)、30代(61.4％)の割合が高く、「世代間交流の機会を設定する」は20代(62.5％)、「世代間交流の意義や重要性について広報・啓発する」は75歳以上(47.3％)、65～74歳(41.9％)の割合が高くなっている。

表８－１　国や自治体が取り組みを行うべきこと（ＳＱ８－１）(複数回答)

<CSVデータ>

	該当者数	学校や老人福祉施設の整備・開放を進める	世代間交流の機会を設定する	高齢者が交流しやすくなるような交通のしくみを整備する	世代間交流の意義や重要性について広報・啓発する	若い世代のゆとりを拡大する	交流のリーダーを育成する	その他	無回答	計（M．T）
【総数】	2,243	56.6	56.3	40.0	33.3	30.1	22.3	1.6	0.4	240.7
【性別】
男性	1,058	52.9	56.3	35.0	37.4	29.2	24.9	1.3	0.6	237.6
女性	1,185	59.9	56.2	44.6	29.7	31.0	20.1	1.9	0.3	243.5
【年齢】
２０代	267	61.0	62.5	40.1	22.1	31.1	12.7	1.9	0.4	231.8
３０代	381	61.4	58.8	40.7	28.3	31.5	18.1	2.6	－	241.5
４０代	361	59.8	61.8	37.7	28.8	35.2	22.7	2.5	0.3	248.8
５０代	423	55.8	56.3	40.0	34.8	30.7	25.8	0.7	0.2	244.2
６０～６４歳	331	56.5	51.4	40.2	36.9	29.6	22.1	1.5	0.9	239.0
６５～７４歳	351	51.0	49.3	40.7	41.9	23.4	29.3	0.9	0.6	237.0
７５歳以上	129	42.6	51.9	42.6	47.3	27.9	24.0	0.8	0.8	238.0

８ 世代間交流に関する施策ニーズ（ Ｑ８ ）

８　世代間交流に関する施策ニーズ（Ｑ８）