第2章 高齢化の状況

2 高齢化の推移

(1)高齢者人ロの推移

 我が国の65歳以上の高齢者人口は、昭和25(1950)年には総人口の5%に満たなかったが、45(1970)年に7%を超え(いわゆる「高齢化社会」)、さらに、平成6(1994)年には14%を超えており(いわゆる「高齢社会」)、高齢化が急速に進展している。
 今後も、高齢者人口は平成32(2020)年まで急速に増加し、その後はおおむね安定的に推移すると見込まれている。一方で、18(2006)年以降総人口が減少に転ずることから、高齢化率は上昇を続け、27(2015)年には高齢化率が26.0%、62(2050)年には35.7%に達し、国民の約3人に1人が65歳以上の高齢者という本格的な高齢社会の到来が見込まれている。
 また、高齢者人口のうち、前期高齢者人口は平成27(2015)年をピークにその後は減少に転ずる一方、後期高齢者人口は増加を続け、32(2020)年には前期高齢者人口を上回るものと見込まれており、高齢者数が増加する中で後期高齢者の占める割合は、一層大きなものになるとみられる(図2−1−2)。

図2−1−2 高齢化の推移と将来設計  <CSVデータ>

高齢化の推移と将来推計の推移を示した年次推移グラフ

 

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