第2章 高齢化の状況

(5)高齢者の住宅・宅地資産

 高齢者の住宅・宅地資産についてみると、平成11(1999)年において、高齢者夫婦世帯(夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの世帯)の平均住宅・宅地資産額は、4,250万6千円となっており、二人以上の一般世帯(3,297万2千円)の約13倍となっている。住宅・宅地資産額の世帯分布をみると、資産なしも含めて1,000万円未満の世帯が約2割を占める一方、2割を超える世帯が5,000万円以上となっている(図2−2−18)。

図2−2−18 高齢者夫婦世帯等の住宅・宅地資産の分布  <CSVデータ>

高齢者夫婦世帯等の住宅、宅地資産の構成割合を示したグラフ

 高齢者の不動産の譲与に対する態度についてみると、「実際に老後の世話をしてくれた子供などに多くを譲る」が55.4%と過半数を占め、「老後の世話をしてくれたかどうかには関係なく譲る」とする者が41.2%となっている(図2−2−19)。

図2−2−19 高齢者の不動産譲与に対する態度  <CSVデータ>

男女別にみた高齢者の不動産譲与に対する意識の構成割合を示したグラフ

 

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