(2)社会保障給付
年金・医療・福祉における社会保障給付をみると、平成12(2000)年度は78兆1,272億円であり、国民所得に占める割合は、昭和45(1970)年度の5.8%から20.5%に上昇している(図1−1−14)。
図1−1−14 社会保障給付費の推移
社会保障給付費のうち、年金保険給付費、老人保健(医療分)給付費、老人福祉サービス給付費及び高年齢雇用継続給付費を合わせた高齢者関係給付費をみると、平成12(2000)年度は53兆1,982億円、社会保障給付費に占める割合は68.1%となっており、前年度の67.1%から上昇し、増加傾向が続いている。
高齢者関係給付費の内訳をみると、年金保険給付費が39兆1,729億円と全体の4分の3弱を占め、老人保健(医療分)給付費が10兆3,469億円、老人福祉サービス給付費が3兆5,698億円、高年齢雇用継続給付費が1,086億円となっている(表1−1−15)。
表1−1−15 高齢者関係給付費の推移