イ グループ活動・学習活動への参加
高齢者のグループ活動への参加状況についてみると、52.6%が何らかのグループ活動に参加している。具体的な活動では、「町内会・自治会活動」24.7%、「趣味活動」18.1%、「健康維持のための活動」14.0%、「社会福祉活動」8.7%の順となっている。
男女別にみると、男性は「町内会・自治会活動」の割合が最も高く、女性は「趣味活動」の割合が最も高くなっている(図1−2−48)。
図1−2−48 高齢者のグループ活動への参加状況
また、高齢者の学習活動への参加状況についてみると、何らかの学習活動に参加している者の割合は16.2%となっている。具体的な活動では、「公的機関が高齢者専用に設けている高齢者学級など」が5.7%、「カルチャーセンターなどの民間団体が行う学習活動」が5.5%などとなっている(図1−2−49)。
図1−2−49 高齢者の学習活動への参加状況
高齢者のまちづくりへの参加・貢献意識についてみると、「現在、既に参加している」が29.4%、「参加・貢献したい」が14.7%、「参加・貢献したいがきっかけがない」が10.6%であり、「参加・貢献したい」と「参加・貢献したいがきっかけがない」を合わせると25.3%と、四人に一人が参加意向を有している。一方、「仕事、家庭の事情などからできない」は19.7%、「参加・貢献したくない」は18.6%となっている。
年齢階級別にみると、年齢が低くなるほど「現在、既に参加している」及び「参加・貢献したい」の割合が高くなり、年齢が高くなるほど「仕事、家庭の事情などからできない」及び「参加・貢献したくない」の割合が高くなっている(図1−2−50)。
図1−2−50 高齢者のまちづくりへの参加・貢献意識
高齢者が学習・社会活動に参加したきっかけは、「友人、仲間のすすめ」(男性37.0%、女性49.4%)、「個人の意思で」(男性30.4%、女性27.0%)、「自治会、町内会の呼びかけ」(男性29.0%、女性16.4%)の割合が高くなっている(図1−2−51)。一方で、学習・社会参加の活動に参加しなかった者もおり、その理由として、「家庭の事情(病人等)があるから」(男性28.8%、女性33.3%)、「健康・体力に自信がないから」(男性27.7%、女性37.2%)の割合が高いが、「気軽に参加できる活動が少ないから」、「同好の友人・仲間がいないから」、「どのような活動が行われているか知らないから」もそれぞれ1割程度となっている(図1−2−52)。
図1−2−51 活動に参加したきっかけ
図1−2−52 活動に参加しなかった理由