第2章 高齢社会対策の実施の状況 

(2)アジア太平洋地域における取組

 ESCAP(アジア太平洋経済社会理事会)では、1999(平成11)年の国際高齢者年に向けて、アジア太平洋地域内の高齢化に関する地域行動計画の策定が行われ、1998(平成10)年10月にマカオで開催された「国際高齢者年のためのアジア太平洋準備会合」において、「アジア太平洋地域の高齢化に関する行動計画」が採択された(表2−2−8)。

 
表2−2−8 アジア太平洋地域の高齢化に関する行動計画(骨子)

表2−2−8アジア太平洋地域の高齢化に関する行動計画(骨子)

 また、世界会議の開催を受けて、2002(平成14)年9月には、ESCAPによる「第2回高齢化に関する世界会議アジア太平洋フォローアップセミナー」が中国の上海で開催された。アジア太平洋地域における高齢化の状況の概観や、高齢化への対処のための優先分野についての議論がなされると共に、「高齢化に関するマドリッド国際行動計画2002」及び「アジア太平洋地域の高齢化に関する行動計画」を実施するための地域戦略の検討が行われ、地域内の政策実施上のガイドラインを示す「上海実施戦略」が採択された(表2−2−9)。

 
表2−2−9 上海実施戦略(骨子)

表2−2−9上海実施戦略(骨子)

 

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