平成15年度において講じようとする高齢社会対策 

(2)調査研究等の基盤の整備

ア 研究推進体制等の整備

 高齢者に特有な疾病(痴呆、骨粗しょう症等)に関する高度先駆的医療の実施・研究体制を充実するため、国立療養所中部病院及び長寿医療研究センターの機能の充実・強化を図り、六つ目のナショナルセンターとして、国立長寿医療センター(仮称)を平成15年度に開設する。
 また、高齢者に特有の疾病や生活習慣病の克服に関する研究の推進に不可欠な生物遺伝資源の戦略的な収集、開発、保存、提供体制を整備するなど、研究支援体制の充実を図る。
 大学等においては、老化等の長寿関連の研究を行うほか、科学研究費補助金により大学等の研究者に対し研究費を助成し、基礎的研究を推進する。
 独立行政法人製品評価技術基盤機構において、高齢者の加齢による身体機能の低下状況などに関する計測評価手法の開発を行う。また、福祉用具評価手法の開発を行うと共に、高齢化・福祉関連の標準基盤の整備を実施する。

 

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