2 高齢者の経済生活
(1)高齢者の経済状況
ア 生活意識
高齢者の生活意識をみると、全世帯における割合と比べ、高齢者世帯(65歳以上の者のみで構成するか、又はこれに18歳未満の未婚の者が加わった世帯)では、現在の暮らしについて「普通」とする世帯の割合が高く、「苦しい」(「大変苦しい」と「やや苦しい」を合わせたもの)とする世帯の割合は低くなっている(図1−2−11)。
図1−2−11 高齢者世帯における生活意識
生活費の不足にどう対応しているのかを平成7年の調査と比較してみると、最も割合の高かった「子供と同居したり、子供に助けてもらう」が減少して3番目となり、代わって「生活費を節約して間に合わせる」、「貯蓄を取り崩してまかなう」が増加し、1番目、2番目となっている(図1−2−12)。
図1−2−12 高齢期の生活費不足分の対応方法