海洋資源の開発及び利用
国土面積をはるかに超える広大な管轄海域の存在は、海洋の恩恵を受けつつ発展してきた我が国にとって極めて重要です。
我が国の活動を支える海上輸送や豊富な水産資源を育む場として重要であるのみならず、近年では、メタンハイドレートや海底熱水鉱床などの未利用のエネルギー・鉱物資源の存在が明らかとなるなど、今後の我が国の発展及び存続の基盤としてその重要性はさらに高まっています。
これら多様な海洋資源の活用に当たり、広く海上に点在する離島は、その活用を支え、促進する拠点として期待されます。
海洋エネルギー・鉱物資源
我が国の領海・排他的経済水域・大陸棚は広大であり、近年、これら海域には石油・天然ガスに加え、メタンハイドレートや海底熱水鉱床などのエネルギー・鉱物資源の存在が確認されてきています。
平成25年12月に改定した「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」に基づき、関係省庁、政府関係機関及び民間企業が一体となって海洋資源の開発を推進しています。
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水産資源
我が国周辺海域は、寒流の親潮(千島海流)と暖流の黒潮(日本海流)がぶつかり合っていることから、冷水性の魚と暖水性の魚の両方が回遊・生息する水産資源に恵まれた海となっています。
また、広大な浅海である東シナ海が底魚の好漁場になるとともに多くの有用魚種の産卵域となっているなど、離島周辺海域を含む日本列島周辺の海底地形も、豊富な水産資源を育む要因となっています。