海洋情報クリアリングハウス

~ 海洋で活動する人の情報検索サービス(マリンページ) ~

平成22年3月19日、政府機関、大学、地方公共団体等が保有する海洋に関する情報について、 どこに、どのような情報があり、どうすれば入手できるのかを、インターネットから一元的に検索できる 「海洋情報クリアリングハウス」の運用を開始しました。

海洋基本計画(平成20年3月閣議決定)の主要施策の一つである、海洋情報の一元的管理・提供の体制整備に向けた第一歩として、 各機関がどのような海洋情報やデータを保有し、どのような手段で提供しているかを記載した所在情報を、 インターネットで一元的に検索することができる海洋情報クリアリングハウスを、 内閣官房総合海洋政策本部事務局の総合調整の下、関係機関と連携して、海上保安庁で構築、運用を開始しました。

海洋情報クリアリングハウスのデータ収集、利用に関するイメージ図。

海洋情報クリアリングハウスは、国内諸機関に分散している海洋情報について、海洋産業の発展、 科学的知見の充実に資するよう、民間企業、研究機関等に使いやすく提供することを目的とした、 海洋に関する情報を必要とする人にとっての情報検索サービスです。オンライン提供のものだけでなく、 オフラインで提供されている情報も対象にしており、その分野は水温や海流などの自然情報から、 防災や法制度などの社会情報まで幅広く対象としています。

クリアリングハウスを利用することにより、求める情報の入手先や入手方法を知ることができるため、 情報を入手するために要する時間と労力が軽減されると期待されます。

上図:海洋情報クリアリングハウスを利用した情報入手のイメージ

情報検索を平易かつ容易に行う第一歩として、東日本大震災に関連した海洋情報の共有・利用促進を図るため、震災関連の海洋情報リンク集を作成しました。掲載情報はマリンページの機能を活用し、関係機関の協力を得て、漂流船、航行警報、海流、放射線モニタリング値、水産関連等、震災に関係する様々な情報を充実強化しました。

参考