最近の状況
「かりゆしウェア」は、普及とともに、デザインはもちろんですが、襟の形などスタイルも多様化してきました。また、近年では、月桃(ゲットウ:熱帯地方に自生する多年草、沖縄に広く分布)の茎を使った繊維や、風化サンゴを混ぜた繊維、高瀬貝を使ったボタンの使用など沖縄の天然素材を使い、環境にも配慮したものも生まれています。
生産枚数は、2000年(平成12年)の九州・沖縄サミットや2005年(平成17年)のクールビス運動をきっかけに増加傾向にあり、2014年(平成26年)には過去最高の約49万枚が生産されています。
流行柄
最近は、細身のシルエットのシャツや、ボタンダウンシャツが特に若年層を中心に人気です。柄も数年前は小花など比較的小さな柄が多くありましたが、近年は少し大きめの柄なども増えてきています。色味は、白など薄い色合いが男女とも人気があります。
シャツに合わせるスラックスやスカート、靴の色も、かりゆしウェアに合わせてコーディネートするなど、沖縄の夏ファッションアイテムとして、楽しみながら着ている方が増えてきています。
クールビズ
内閣府沖縄担当部局では、夏季の軽装の選択肢の一つとして「かりゆしウェア」の普及を推進しています。
毎年、クールビズ期間に合わせて、霞が関の全省庁に「かりゆしウェア」の共同購入案内を行っています。職員による積極的な着用を呼びかけた結果、多くの御理解、御協力が得られ、霞が関での「かりゆしウェア」の輪は着実に広まっています。
内閣府沖縄担当部局のスタッフ