イベントレポート

空手の日 記念演武祭

 2005年3月、沖縄県議会において、10月25日を「空手の日」とすることが決議されました。「空手」の表記が公式決定された1936年の10月25日にちなんだものです。

 2005年以降、沖縄では「空手の日」にあわせて多くのイベントが開催されています。その一つが「空手の日 記念演武祭」です。2014年には約1,000人、2015年には約2,500人が参加し、2016年の記念演武祭には約4,000人の国内外の空手家・空手愛好者が国際通りで演武を披露しました。総勢約4,000人の参加者のうち3,973人が成功し、2013年8月3日にインドで達成された809人の記録を大幅に塗り替え、空手の集団演武でギネス新記録を樹立しました。

国際通りを埋め尽くす圧巻の集団演武
国際通りを埋め尽くす圧巻の集団演武

3973人で一斉演武ギネス世界記録達成
3973人で一斉演武ギネス世界記録達成

 2016年10月23日、世界中から集まった空手家や空手愛好者が、沖縄県庁前から那覇市ぶんかテンブス館前までの国際通り約1キロを埋め尽くし、勇壮な一斉演武を披露しました。演武は沖縄県が幅広い普及のために制定した「普及型Ⅰ」を全員が一斉に行うもので、約100人のギネス記録監視員が見守る中、15時30分から開始し、3,973人が成功したと認定されました。


 空手が2020年東京五輪の追加種目に正式決定した中で開催された今回の記念演武祭は、「空手発祥の地・沖縄」を世界へアピールする大きなイベントとなりました。