海洋総合文化ゾーン体験学習施設等特定事業契約の概要
1:契約に係る事業
県が取得する建物及び契約者が所有する建物等の設計、建設、維持管理及び運営並びに契約者が所有する建物に対する建設支援
2:仮契約締結日
平成14年1月30日
3:設計、建設及び取得並びに維持管理及び運営する建物等
(1)所在地
藤沢市片瀬海岸二丁目2932番1295ほか1筆
(2)内容
ア:県が取得する建物 体験学習施設
イ:契約者が所有する建物等 水族館及び附帯施設
4:契約者名
藤沢市藤沢462番地
江の島ピーエフアイ株式会社
代表取締役 齋藤 悦男
5:契約金額
- 体験学習施設の取得に関する費用
元金 4億73万4,600円と元金に割賦金利を乗じた額の合計。平成15年度までに国庫補助金の交付により元金の一部を支出した場合は、元金と元金から支出済の額を控除した額に割賦金利を乗じた額の合計。割賦金利は、ロンドンにおける銀行間取引金利である6か月物円変動金利を、10年物円固定金利に交換する際の金利を基準金利とし、2.00%を上乗せするものとします。なお、基準金利は10年ごとに改定を行います。 - 体験学習施設の維持管理及び運営に関する費用
次の維持管理費及び運営費に大規模修繕費及び工事を伴う展示更新費を加えた額。
平成16年度 4,987万8,150円
平成17年度以降 前年度の維持管理費及び運営費に改定率を乗じた額 - 水族館の建設支援に関する費用
5億円
6:契約の特徴
(1)構成
- 第1章 用語の定義
- 第2章 総則
- 第3章 設計及び建設
- 第4章 維持管理及び運営
- 第5章 保証
- 第6章 法定変更
- 第7章 契約期間及び契約の終了
- 第8章 表明及び誓約
- 第9章 公租公課
- 第10章 不可抗力義
- 第11章 その他
(2)主な特徴
- ア:
- 体験学習施設は、事業者が、設計及び建設後に所有権を県に移転し、事業期間を通じて維持管理及び運営を行い、その事業に要する費用は県が事業期間にわたって支払う、いわゆるサービス購入型のBTO(ビルド・トランスファー・オペレート)方式を採用しています。
水族館は、事業者が自らの負担により、マリンランド、海の動物園及び動物・標本類を株式会社江ノ島水族館から取得し、水族館の設計、建設、所有、維持管理及び運営を行う、いわゆる独立採算型のBOO(ビルド・オペレート・オウン)方式を採用しています。 - イ:
- 本契約の内容は、次のような業務を含む、混合契約です。
- (ア)体験学習施設に関する業務
- 設計業務、建設業務、工事監理業務及び関連業務
- 建築確認等の手続業務及び関連業務
- 県への所有権移転業務
- 装置・展示品の制作・設置工事及び関連業務
- 備品調達業務
- 維持管理業務
- 運営業務
- (イ)水族館に関する業務
- 株式会社江ノ島水族館が所有するマリンランド、海の動物園及び動物・標本類の取得業務及び関連業務
- 設計業務、建設業務、工事監理業務及び関連業務
- 建築確認等の手続業務及び関連業務
- 都市公園法等の許認可に係る手続業務及び関連業務
- 水槽等の設置工事及び関連業務
- 維持管理業務
- 運営業務
- (ア)体験学習施設に関する業務
- ウ:
- 体験学習施設に係るサービスの対価の支払いは、平成16年10月を第1回とし、毎年4月及び10月の年2回による30年払いとしています。ただし、体験学習施設の施設整備費に対する国庫補助金の交付が決定された場合、当該金額については交付決定の内容に応じた時期に支払うものとします。
また、水族館の建設支援に関する費用は、平成15年5月及び平成16年5月の2回に分けて支払うこととしています。
7:運営開始予定日
平成16年4月21日
8:契約期間
契約締結日から平成46年3月31日まで