勲章と褒章の種類

  1. (1) 勲章の種類
    種別 等級 授与対象
    菊花章 大勲位菊花章頸飾
    大勲位菊花大綬章
    国家又は公共に対し功労のある者
    旭日章 勲一等  旭日桐花大綬章
    勲一等  旭日大綬章
    勲二等  旭日重光章
    勲三等  旭日中綬章
    勲四等  旭日小綬章
    勲五等  双光旭日章
    勲六等  単光旭日章
    勲七等  青色桐葉章
    勲八等  白色桐葉章
    国家又は公共に対し功労のある者
    宝冠章 勲一等  宝冠章
      ・ 
      ・ 
      ・ 
    勲八等  宝冠章
    国家又は公共に対し功労のある者
    瑞宝章 勲一等  瑞宝章
      ・ 
      ・ 
      ・ 
    勲八等  瑞宝章
    国家又は公共に対し功労のある者
    種別 等級 授与対象
    文化勲章 単一級(等級は設けられていない) 文化の発達に関し顕著な功績のある者
    (注)旭日章及び宝冠章(女性のみに授与)は、同一勲等の瑞宝章より上位の勲章として運用されている。
  2. (2) 褒章の種類
    種別 授与対象 備考
    紅綬褒章 自己の危難を顧みず人命を救助した者 事績の生じた都度
    緑綬褒章 孝子など徳行卓絶な者 事績の生じた都度
    黄綬褒章 業務に精励して衆民の模範である者 毎年春と秋の2回発令
    (黄綬褒章、紫綬褒章、藍綬褒章)
    春 おおむね 900件程度、秋 おおむね 800件程度
    紫綬褒章 学術芸術上の発明改良創作に関して事績の著しい者
    藍綬褒章 公衆の利益を興した者又は公同の事務に尽力した者
    紺綬褒章 公益のため私財(500万円以上)を寄附した者 毎月末の閣議 翌日発令
  3. (参考) 叙勲と褒章の比較
    区分 叙勲 褒章
    特徴 国家または公共に対する功労を総合評価 特定の分野についての善行を表彰
    対象者 国家または公共に対し功労のある者
    (民間人及び公務員が対象)
    褒章条例に掲げたる事績を挙げた者
    (主として民間人が対象。ただし、紫綬は公務員も対象。団体も対象。)
    対象年齢
    1. 70歳以上
    2. 人目につきにくい分野等については55歳以上
    1. 55歳以上
    2. 紫綬及び社会福祉分野等の黄綬は50歳以上上

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