栄典制度の改革
栄典制度の改革について
21世紀を迎え、栄典制度を社会経済情勢の変化に対応したものとするため、政府では、平成12年10月から「栄典制度の在り方に関する懇談会」を開催し、有識者の意見を聴取するとともに、各方面の意見を踏まえつつ、栄典制度の見直しを行いました。
この結果、政府は平成14年8月7日に「栄典制度の改革について」を閣議決定しました。
【主な内容】
- 旭日章及び瑞宝章を功労の質的な違いに応じた別種類の勲章として運用し、区分をそれぞれ6段階とすること。
- 一等、二等などの数字による表示を改め、固有の名称を付すること。
- 著しく危険性の高い業務に奨励した者を対象とする新たな叙勲の種類を設けること。
- 褒章について、年齢にとらわれることなく、若くても表彰できるようにすること。
- 緑綬褒章をボランティア活動などで顕著な実績のある個人等に授与すること。
- 紅綬褒章の授与の基準を緩和して、自己の危難を顧みず人命救助に取り組んだ者に幅広く授与すること。
- 一般からの推薦を可能とする仕組みを検討すること。
また、政府は「栄典制度の改革について」(閣議決定)を踏まえ、旭日章及び瑞宝章の授与基準などを定めた「勲章の授与基準」を平成15年5月20日に閣議決定しました。