-
障害者施策 サイトマップ
-

障害者施策トップ意識啓発20年度心の輪を広げる体験作文・障害者週間のポスター作品 > 平成20年度入賞作品 小学生部門 佳作

-

出会いふれあい心の輪「心の輪を広げる体験作文・障害者週間のポスター」作品集
〜平成20年度入賞作品〜

【小学生部門】  ◆佳作

二人の友達から学んだこと

倉本萌々花
(鳥取県・湯梨浜町立羽合小学校5年)

 私のクラスには、障害をもった友達が二人います。その友達はあじさい学級で勉強しています。音楽や家庭科や体育は、私たちと一緒に授業を受けています。この友達には、すばらしいところがたくさんあります。だれに対してもやさしく接しています。けっしていじわるをしたりすることはありません。そうじも、すみずみまできれいにします。特に家庭科の学習では、ていねいに根気強く取り組んでいて、私も見習いたいです。
 私は、心がけていることがあります。それは、この二人の友達に対して、人とちがうとか、できないなどと言ってばかにしたり、仲間はずしを絶対にしないことです。それからみんなと同じように接していくことです。クラスのみんなも、きっと同じだと思います。
 私は、夏休みに湯梨浜町の福祉体験に参加しました。田後保育所へ二日間だけ行きました。三才児のクラスで、一緒に遊んだり、先生の手伝いをしたりしました。私はたくさんの子どもの名前を覚えることと、私のことをたくさんの子どもたちに覚えてもらうことを目標に立てて通いました。
 保育所では、一緒にプールに入ったり、おにごっこをしたりしました。プールでは、水着に書いてある名前を呼んで手をさし出すと、うれしそうに返事を返して、私の手をにぎってくれました。一緒に泳ごうとしてくれる姿がとてもかわいかったです。二日間でしたが、たくさんかかわろうと心がけました。
 田後地区の七夕祭りでは、私たちに見せてくれたおどりをおどっていました。それを見た時、少しなつかしく、うれしくなりました。一緒に遊んだ友達も元気におどっていました。
 私は、この福祉体験から帰ってはじめて聞いたことがあります。それは、私が二日間通った保育所に、障害を持った子どもがいたということです。でも私は全く気づかず、他の子と同じように接していました。先生方もまわりの友達も特別にあつかうことなく、ふつうに接していました。
 私はそのことを知らなかったことで、本当はいやな思いをさせてしまったかもしれないと少し後悔しました。もし知っていたら、もっと考えて行動したり、言葉をかけたりできたと思います。
 私はこの福祉体験を通して、保育士という仕事の大変さもわかったけど、どの子に対しても同じように接して、どの子も大切にしていることのすばらしさもわかりました。しょうらい、保育士になるかは決めていませんが、いろんな子どもたちにかかわっていけるような仕事につきたいと思いました。来年は、ひかり園など障害者しせつでの福祉体験に参加したいです。もっと障害者とふれあい、いろんなことを学びたいです。

 

-

障害者施策トップ意識啓発20年度心の輪を広げる体験作文・障害者週間のポスター作品 > 平成20年度入賞作品 小学生部門 佳作