平成27年度「心の輪を広げる体験作文」作品集 小学生部門佳作

心の病気とは?~心の声に耳を傾けて~

四條畷市立くすのき小学校六年 酒井 翔馬(大阪府)

 ぼくの家族は、父と母と兄と弟と妹の六人家族です。その中で母とぼくだけが健常者です。でも最近元気すぎる母が、仕事と家事と育児と介助のつかれか、すいみん障害とメニエル病と診断されました。でもひかくてきに軽くて、一時的なものであると言われています。だから仕事場やいろいろなところに相談して、協力してもらいながら、ぼくもいつも以上にサポートして、かわらない生活を送れるようにがんばっています。しかし兄と弟は生まれつきの重度の知的障がいがあり、生活にも全てなんらかの介助も必要です。ことばもあまり訓練してもみんなのようには、話せませんし、文字も理解できても自分で書いたり、読んだりは困難です。妹もかるい知的障がいと、アスペルガーという精神的な病気をもっています。でも、三人とも毎日いろいろな勉強や、訓練をくり返して、人より理解が悪くて、おそくても、こつこつと毎日人の倍以上努力して、一つずつ出来ることをふやして、努力ならだれにも負けてないとぼくは兄弟、妹を尊敬しています。努力することの大切さ、また決してあきらめずがんばることに何一つむだはないことを身をもって教えてもらえたと思います。ぼくも兄弟妹に負けたくないと、前はすぐに少しでも苦手なことがあるとにげてばかりいましたが、今は苦手なことこそチャレンジと前向きにがんばっています。毎日がんばる兄弟妹の姿は、家族であるぼくらだけではなく、クラスの仲間にもえいきょうをあたえているみたいで、支えん学級とか障がいとかは関係なく、クラスの大切な仲間である。出来ることは、クラスでみんなで手伝うからがんばろうよ。と弟も妹もみんなに支えられ、認められみんなの中心的存在で楽しく、太陽のような明るいすてきな笑顔で毎日を過ごしています。このように知的障がいは、以前よりも認知されて受け入れられてきているように思いますが、ぼくの父は心に傷を大きく負い精神的な病気なのですが、発作が出るとパニックであばれたり、暴言など言ったり大きな声でさわぐので、中々社会的に受け入れてもらえず、本人に悪気はないため、くやしさやかなしみや社会からのそがい感を感じて毎日を過ごしています。父の場合は幼児期からのぎゃくたいからのストレスで愛情を知らないまま成長して、社会に出てからも、職場でいじめにあいそれが原因で発病しました。

 ぼく自身も少し前までは暴れるのがこわく、暴言に心が傷つき父が大きらいな時も長くありました。父が外に少しでるのも人の目線がこわいと中々出かける事も難しい中、一カ月に一回しっかりと社会復帰にむけて通院してるのはぼくらを愛情をもちしっかり育てていきたい。ぼくらのために社会復帰したいからとぼくたちを心から大切に思う気持ちに自然になみだが出ました。今もまだ完治はしていません。少しずつ発作もよくなってはいますがまだ発作も出て大変な日も多くあります。でも家族にも中々思うように心が届かず一番つらい思いをしていたのは父だと今は思えるから、発作が出てぼくをきらいだと暴れてもその分ぼくの方が父を信じて心から愛したいと思います。人に気持ちを伝えるのに会話する方法は口だけではないと思います。相手を理解しようと寄りそい、その人を思い心に耳を傾ければ、心と心で会話し、お互いを理解し合えると思っています。人は経験でしか本当には理解できないと思うので父はぼくに身をもって大切な事を教えてくれたと思います。そんな父が大好きで尊敬しています。みんながどんなときもほんの少しやさしい気持ちをもち続ければ、笑顔の花が町中にさきみだれる、障がいがあろうとなかろうとみんな同じ様に過ごせる明るくやさしい町になるのではないでしょうか?