平成30年度「障害者週間」連続セミナー
- 日時: 平成30年12月6日(木)~7日(金)9時30分 ~ 18時20分
- 会場: 有楽町朝日スクエア (〒100-0006 東京都千代田区有楽町2丁目5-1 有楽町マリオン11F)
時間 | プログラム |
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9:30 ~11:20 |
見逃されてきた色覚障害者への社会の対応 ~わかりやすいはずの色使いが混乱や危険を誘発する~ 「色覚障害」は軽度の障害とされ、生活上困難は少ないとして、理解も対応も十分になされてきませんでした。色があふれる社会で当事者たちにどのようなことが起きているか。困難な事例や対処がなされた事例を多く提示しつつ、あるべき社会について議論を行いました。
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11:50 ~13:40 |
障害のある子供の教育 ~特別支援教育に関するQ&A紹介~ 当研究所は、障害のある子供と障害のない子供が共に学ぶインクルーシブ教育システムの構築に貢献するために、特別支援教育の推進に取り組んでいます。本セミナーでは一般の方々に向け、障害のミニ体験、教材・支援機器の展示、特別支援教育に関するQ&Aを通じて障害のある子供の教育について紹介をしました。
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14:10 ~16:00 |
読み書き障害児の教育支援 ~デジタル教科書(デイジー教科書)の取組と今後の課題~ 当協会では、平成20年度から発達障害など読みの困難がある児童生徒にデイジー教科書を製作・提供しています。当初80名だった利用者は、昨年度8千名を超えましたが、未だ一部に限られていることから、更なる普及を目指し、学校現場での成果や課題等について、行政、特別支援教育の専門家、製作者等による意見交換を行いました。
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16:30 ~18:20 |
吃音とは ~「発達障害者支援施策」&「当事者研究」から~ 吃音は、障害者制度の谷間にある障害と言われて久しいですが、障害者制度改革が一段落した今も色々な捉え方が当事者にも支援者にもあります。吃音とも関連が深い「発達障害者支援施策について」の講演を行政側から行うとともに、当事者から体験発表や吃音への当事者研究の取組を紹介し、吃音の理解を深めました。
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時間 | プログラム |
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9:30 ~11:20 |
「命について」結婚、出産、医療を通して、障害者の人生を考える 科学・医療技術の進歩は、成熟した長寿国を生み出しました。一方で、出生前診断による命の選別も行われ優生思想の強制避妊の傷も十分に癒えていません。本セミナーでは、結婚、出産、医療を通して、障害者の人生を考えるとともに、命を大切にする支援の実際も紹介し、社会のあり方について議論しました。
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11:50 ~13:40 |
発達障害者の雇用を促進するために ~雇用事例から学ぶ職場定着に向けた支援のポイント~ 発達障害のある方の「職場定着」に焦点をあて、企業側から定着に向けた課題への対応等の具体的事例、及び障害当事者の視点から就労にあたっての準備や工夫等について紹介しました。また、地域の支援機関との連携状況や支援内容も紹介し、発達障害のある方の雇用促進の方策について考えました。
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14:10 ~16:00 |
ユニバーサルデザインの街づくりを考える ~好事例からみる街づくりの展望と期待~ 障害のある方や障害者団体が行政機関や民間事業者と連携した取組の好事例などを参考に、協働作業で得られた成果や波及効果について話し合い、地域でのコミュニケーションや期待するユニバーサルデザインの街づくりについて考えました。また、我が街のこととして、参加者の皆さんと一緒に考えながら情報共有を図りました。
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16:30 ~18:20 |
クワイエットアワープロジェクト中間とりまとめ報告 ~発達障害を手掛かりとして音環境について考える~ 感覚過敏の発達障害者の中には、買い物においても、困りごとや困難さを抱えている人がいます。本プロジェクトは、音や光を緩和し、感覚過敏の人でも安心して買い物に行ける環境を、色々な立場の人と地域が一体となって実現することを目指すものです。本セミナーでは、そのための手法の有効性についてのアンケート調査の報告の共有を始め、参加者の皆さんと発達障害を手掛かりとして音環境について考えました。
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