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平成18年度障害者の社会参加促進等に関する国際比較調査

2 障害についての認識

(1)障害に関する言葉の周知(Q1)

Q1.次にあげる、障害のある人々に関連する言葉のうち、内容についてご存知のものをすべて選び、番号に○をつけてください。(○はいくつでも)

(図表2-1-1)障害に関する言葉の周知<CSVデータ>
図表2-1-1 障害に関する言葉の周知

 障害に関する言葉を10項目あげて周知度(知っているかどうか)を聞いたところ、日本では、「手話」が97.7%と最も高く、以下「点字」(94.1%)、「パラリンピック」(94.0%)、「バリアフリー」(93.3%)の順である。ドイツは、「点字」(97.1%)、「手話」(94.6%)、「リハビリテーション」(94.5%)、「グループホーム」(89.2%)、「パラリンピック」(85.9%)の順となっている。一方、アメリカでは「スペシャルオリンピックス」が93.1%と他の国に比べて際立って高く、以下「手話」(86.6%)、「リハビリテーション」(81.0%)、「点字」(80.0%)の順となっている。

 男女別にみると、日本の上位5項目は男女差がないが、「グループホーム」(男50.4%、女65.5%)は、男性より女性の周知が高い。ドイツでは、「グループホーム」(男84.2%、女94.1%)と「ノーマライゼーション」(男49.5%、女55.7%)は女性に、「パラリンピック」(男89.3%、女82.6%)は男性に、それぞれ多くあげられている。一方、アメリカでは、全般的に女性の方が障害に関する言葉の周知度が高い傾向にあり、「ノーマライゼーション」(男40.4%、女53.9%)では14ポイントの差がある。

(図表2-1-2)障害に関する言葉の周知(図は日本のみ、男女別)<CSVデータ>
図表2-1-2 障害に関する言葉の周知(図は日本のみ、男女別

 日本について、性・年代別にみると、全体の上位5項目は、性・年代に関わらずいずれの層でも8割から9割台を占めている。また、女性の30代以上で「グループホーム」が、男性の40代で「ユニバーサルデザイン」が、女性の20代で「ノーマライゼーション」の周知度が、それぞれ高くなっている。

(図表2-1-3)障害に関する言葉の周知(日本、性・年代別) <CSVデータ>
図表2-1-3 障害に関する言葉の周知(日本、性・年代別)

(2)障害のある人のイメージ(Q2)

Q2. 障害のある人と言うと、どんな人を思い浮かべますか。次のうち、あてはまるものをすべて選び、番号に○をつけてください。(○はいくつでも)

(図表2-2-1)障害のある人のイメージ <CSVデータ>
図表2-2-1 障害のある人のイメージ

 障害のある人のイメージとして、日本では、「目や耳の不自由な人」が98.3%と最も高く、「車椅子の人」(89.3%)、「知的障害のある人」(89.2%)と続く。ドイツでも傾向が似ており、「車椅子の人」(97.0%)、「知的障害のある人」(95.4%)、「目や耳の不自由な人」(93.7%)の順である。一方、アメリカでは、「車椅子の人」(93.2%)と「目や耳の不自由な人」(92.0%)に次いで、「自閉症の人」(84.3%)、「高齢で認知症の人」(75.6%)が多く、「知的障害のある人」(67.8%)は7割弱である。
 日本では、「高齢で認知症の人」が37.2%、「統合失調症やうつ病など精神病の人」が33.7%、「慢性的な病気で長期療養している人」が18.5%と、他の国に比べて目立って低い。

 男女別にみると、日本では上位項目に男女差はみられないが、「自閉症の人」(男52.0%、女65.7%)と「学習障害のある人」(男44.2%、女53.2%)は、男性より女性に多くあげられている。ドイツでは、「学習障害のある人」(男60.4%、女53.6%)、「高齢で認知症の人」(男65.3%、女58.7%)、「統合失調症やうつ病など精神病の人」(男63.4%、女54.0%)は、男性の方がやや多くなっている。アメリカでは、「知的障害のある人」(男64.5%、女71.2%)と「慢性的な病気で長期療養している人」(男64.1%、女70.0%)、「失語症の人」(男67.9%、女72.6%)は、女性の方がやや多くあげられている。

(図表2-2-2)障害のある人のイメージ(図は日本のみ、男女別)<CSVデータ>
図表2-2-2 障害のある人のイメージ(図は日本のみ、男女別)

 日本について性・年代別にみると、「目や耳の不自由な人」「車椅子の人」「知的障害のある人」は、性・年代を問わず障害のある人というイメージが強い。「失語症の人」は、女性では年代が高くなるにつれて障害のある人というイメージが強くなる傾向にあり、女性の60代では7割を超える。「学習障害のある人」は、男女とも若年層で、イメージが強くなる傾向にある。

(図表2-2-3)障害のある人のイメージ(日本、性・年代別)<CSVデータ>
図表2-2-3 障害のある人のイメージ(日本、性・年代別)

(3)自国の人口に占める障害のある人の割合(Q3)

Q3. 何らかの障害のある人は、自国の人口の中で、どの位の割合を占めているとあなたは思いますか。 次のうち、あてはまるものを1つだけ選び、番号に○をつけてください。(○はひとつだけ)

(図表2-3-1)自国の人口に占める障害のある人の割合 <CSVデータ>
図表2-3-1 自国の人口に占める障害のある人の割合

 日本では、4割強が自国の人口に占める障害のある人の割合を10%未満(「1%未満」「1〜5%未満」「5〜10%未満」)であると回答しており、また、「わからない」という回答する者も15.6%と多い。一方、ドイツ、アメリカでは、「30%以上」と回答する者が2割強(独20.2%、米22.3%)で、日本と差がみられた。
 日本の障害者人口は、655万9,000人[1]と推計され、人口の約5%を占める。一方、ドイツの障害者人口は860万人(人口の約10%)[2]、アメリカでは5,120万人(人口の約18%)[3]とされており、各国の回答の違いは、こうした障害者人口のとらえ方の違いとも関連しているものと考えられる。

 男女別にみると、日本では、「1〜5%未満」(男25.8%、女15.2%)と回答した者は男性が女性を11ポイント上回っている。ドイツとアメリカでは、ともに「30%以上」(独:男14.7%、女25.5%、米:男15.9%、女28.6%)と「20〜30%未満」(独:男12.9%、女20.0%、米:男10.8%、女18.5%)という者が、男性より女性に多くなっている。

(図表2-3-2)自国の人口に占める障害のある人の割合(図は日本のみ、男女別)<CSVデータ>
図表2-3-2 自国の人口に占める障害のある人の割合(日本、男女別)
図表2-3-2 自国の人口に占める障害のある人の割合(ドイツ・アメリカ、男女別)

 また、日本について性・年代別にみると、男性で「1〜5%未満」という回答は40代以上で、ほぼ3割前後とやや多くなる。また、女性の60代で「わからない」(28.8%)と回答した者が3割弱である。

(図表2-3-3)自国の人口に占める障害のある人の割合(日本、性・年代別)<CSVデータ>
図表2-3-3 自国の人口に占める障害のある人の割合(日本、性・年代別)

(4)身近な障害のある人の有無(Q4)

Q4. これまであなたの身近に、何らかの障害のある人がいたことはありますか。次のうち、あてはまるものをすべて選び、番号に○をつけてください。(○はいくつでも)

(図表2-4-1)身近な障害のある人の有無 <CSVデータ>
図表2-4-1 身近な障害のある人の有無

 日本では、「学校」(37.8%)、「家族、親族」(35.6%)、「隣近所」(34.3%)、「自分の職場、仕事関係」(33.9%)という回答が、いずれも3割台でほぼ同率である。「身近にいたことはない」と回答した者は、14.5%であった。
 ドイツでは、「家族、親族」(41.3%)、「自分の職場、仕事関係」(41.0%)、「趣味仲間、友人」(39.7%)、「隣近所」(39.3%)が4割前後である。一方、アメリカでは、「家族、親族」が60.0%と際立って多く、次いで「趣味仲間、友人」が53.1%と、他の2か国より多くなっている。
 「自分自身」と言う回答は、日本で3.3%、ドイツで10.1%、アメリカで19.8%と、前述の各国の障害者人口割合(日:約5%、独:約10%、米:約18%)に近似している。

 男女別にみると、日本では、「家族、親族」(男32.9%、女38.4%)は女性の方が、「自分の職場、仕事関係」(男38.4%、女29.2%)は男性の方が、それぞれやや多い。ドイツでは、男女による大きな差はみられない。アメリカでは、日本と同様に「家族、親族」(男56.4%、女63.6%)は男性より女性に、「自分の職場、仕事関係」(男50.8%、女44.1%)は女性より男性に、それぞれ多くなっている。

(図表2-4-2)身近な障害のある人の有無(図は日本のみ、男女別) <CSVデータ>
図表2-4-2 身近な障害のある人の有無(図は日本のみ、男女別)

 日本について性・年代別にみると、男女とも「学校」は若年層に多くなっている。「家族・親族」は、男女とも30代以上になると多くあげられている。また、「隣近所」は、男性の50代以上、女性の40代以上で多くなっている。

(図表2-4-3)身近な障害のある人の有無(日本、性・年代別)<CSVデータ>
図表2-4-3 身近な障害のある人の有無(日本、性・年代別)

(5)自身や家族が障害を持つ可能性(Q5)

Q5. あなたご自身やご家族が、将来、障害のある状態になることがありうると思いますか。それともそうは思いませんか。次のうち、あてはまるものを1つだけ選び、番号に○をつけてください。(○はひとつだけ)

(図表2-5-1)自身や家族が障害を持つ可能性<CSVデータ>
図表2-5-1 自身や家族が障害を持つ可能性

 日本では、自分自身や家族が障害のある状態になることが「十分ありうると思う」(38.6%)、もしくは「ある程度はありうると思う」(29.1%)と答えた、ありうる可能性を感じている者が7割弱である。また、「現在自分や家族に障害がある」(12.9%)と回答した者は、1割強である。ドイツ、アメリカでも同様に、『ありうると思う』という者が6割台である。一方、「自分や家族に障害がある」者(独26.4%、米22.1%)は、ドイツ、アメリカでは2割強とやや多い。

 男女別にみると、『ありうると思う』と回答した者の割合に、3か国とも性別による大きな差はなかった。

(図表2-5-2)自身や家族が障害を持つ可能性(図は日本のみ、男女別)<CSVデータ>
図表2-5-2 自身や家族が障害を持つ可能性(日本、男女別)
図表2-5-2 自身や家族が障害を持つ可能性(ドイツ・アメリカ、、男女別)

 日本について性・年代別にみると、男性の20代で『ありうると思う』と答えている者は58.4%であるのに対して、女性では73.6%と、同年代での男女差が大きくなっている。

(図表2-5-3)自身や家族が障害を持つ可能性(日本、性・年代別)<CSVデータ>
図表2-5-3 自身や家族が障害を持つ可能性(日本、性・年代別)

参考文献
[1] 内閣府、2006年、『平成18年障害者白書』、社会福祉法人東京コロニー、p.168
[2]Federal Statistical Office Germany. 2007. Lebenslagen der behinderten Menschen Ergebnis des Mikrozensus 2005. p.1268
[3]Steinmetz, Erika. 2006. Americans with Disabilities: 2002. Washington, DC: U.S. Census Bureau.

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