第8回国際アビリンピック
平成23年9月25日(日)から30日(金)までの6日間、大韓民国ソウル市において、第8回国際アビリンピックが開催されました。
アビリンピックは、障害者が技能労働者として社会に参加する自信と誇りを持つことができるよう、その職業能力の向上を図るとともに、広く障害者に対する社会の理解と認識を深め、その雇用の促進と地位の向上を図ることを目的として開催されています。
アビリンピックには日本国内で開催される全国アビリンピック(全国障害者技能競技大会)のほか、国際アビリンピックがあり、第1回国際アビリンピックは、国連で定めた「国際障害者年」である昭和56年に、東京で開催されました。以降、概ね4年ごとに開催され、日本は第7回国際アビリンピックまでに375名の職業技能競技選手等を派遣しています。
第8回国際アビリンピックには、職業技能競技29種目、職業技能基礎競技4種目、生活余暇技能競技7種目の計40種目が行われたほか、展示・デモンストレーション、国際会議などが行われ、52カ国・地域から1,533名が参加しました。
日本からは、2011年度に神奈川県で開催した「第32回全国障害者技能競技大会」において優秀な成績を収めた31名が、16種目の職業技能競技及び職業技能基礎競技に参加し、金賞を2人、銀賞を4人、銅賞を7人及び特別賞を5人が受賞しました。
第8回国際アビリンピック 金賞受賞者の感想
馬場 末義〈義肢製作 金賞〉
「皆様のおかげで金賞を取ることができました。どうもありがとうございました。右手に軽度の麻痺がある中で受賞できたことがうれしいです。」
木戸 健裕〈データベース(基礎) 金賞〉
「ここまで来られたのは応援してくださった皆様のおかげです。金賞を取れたことを大変誇りに思います。」