第6回日EU宇宙政策対話の開催:結果概要(令和7年5月15日)

令和7年5月15日
内閣府宇宙開発戦略推進事務局

 5月15日、東京において、第6回日EU宇宙政策対話を開催し、双方の宇宙政策に関する情報交換のほか、安全保障、関係機関間協力、宇宙産業、測位衛星、宇宙状況把握及び宇宙空間に関する国際的なルールや規範等に関し、意見交換を行いました。
 
 風木内閣府宇宙開発戦略推進事務局長からは、日本とEUは宇宙分野において、安全保障・民生・商用の広い領域で多くの共通する課題と大きな可能性を有していること、日EUの宇宙協力は、双方が有する高度な技術力と共通する価値観に支えられていることが再確認されたと述べるとともに、今後もこの確かな基盤をもとに、両者の連携を一層力強く推進していくことの重要性などを発言しました。
 
 両者は、相手国の宇宙政策の最新状況について理解を深めるとともに、今後具体的な協力をさらに進展させていくことで一致しました。

【写真】(左から) ジャン=エリック・パケ駐日欧州連合(EU)大使、風木淳内閣府宇宙開発戦略推進事務局長、山本文土総合外交政策局参事官兼国際安全保障担当大使、フォン・ゼヘア=トース欧州対外活動庁平和・安全保障・防衛総局長、カヴァダ・キャサリン欧州委員会防衛産業・宇宙総局セキュア・コネクテッド宇宙担当局長

 本会議への主な出席者は、次のとおりです。

1.日本

風木淳内閣府宇宙開発戦略推進事務局長及び山本文土総合外交政策局参事官兼国際安全保障担当大使が共同議長として出席し、内閣府、外務省、内閣官房、文部科学省、経済産業省、防衛省、環境省、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)、独立行政法人国際協力機構(JICA)の関係者が出席しました。

2.EU

フォン・ゼヘア=トース欧州対外活動庁平和・安全保障・防衛総局長(Dr. Benedikta Von Seherr-Thoss, Managing Director for Directorate for Peace, Security and Defence, European External Action Service)及びカヴァダ・キャサリン欧州委員会防衛産業・宇宙総局セキュア・コネクテッド宇宙担当局長(Ms. Kavvada Catherine, Director of Secure and Connected Space, Directorate-General for Defence Industry and Space, European Commission)が共同議長として出席し、その他、欧州対外活動庁平和・安全保障・防衛総局、欧州委員会防衛産業・宇宙総局、欧州宇宙機関の関係者が出席しました。